- Amazon.co.jp ・本 (474ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167811013
感想・レビュー・書評
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脚本家クドカンの子育てエッセイ。常に引っ張りだこで多忙な日々を送る彼の赤ん坊との臨月1歳から3歳誕生日までが記されています。
子どもは特に好きではなく、自分の子供も特にほしいとは思わなかったという彼が、結婚10年目にして父親になることに。
タイトルにもある通り、彼自身が永遠の少年というイメージなので、さもありなんというところでしたが、実際に父親になると、忙しい合間を縫って出来る限り子育てに協力している様子が見て取れます。
赤ん坊の時の世話は、夫婦で協力し合っても本当に大変だったことが行間から感じられますが、リアルな大変さは省略して、楽しくさらっと読めるようにしており、いつものクドカン節は健在。
あえて言わなくてもいいようなマイナス面も、彼が書くとカラリとして嫌みがありません。
自分の娘を溺愛しているのに「エルトン・ジョンに似ている」なんて表現し、さらに「エルトン・ジョンがリア・ディゾンにみえる溺愛ぶり」などと書いています。
読んでいる方は、想像力を求められ、なかなかのカオスとなります。
ドラマで切羽詰まった時には、家事手伝いなど全くできず、奥さんにケータイの充電までやってもらっているという売れっ子。
さぞたくさんの本に親しんできたことだろうと思いきや、活字が苦手で、前年読んだ本は『蛇にピアス』と『大人計画社長日記』の2冊のみと知って驚きました。
青春爆発的な作品をたくさん生み出している彼ですが、そのうちに新米パパを主役にした作品も登場するかもしれません。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
笑った。クドカンびいきも少なからずあるだろうけど面白かった。私もこどもは得意ではないけど純粋にいいなと思う。文春でたまに読んでいたけど、訳の分からない生き物が人になっていく過程はやはり一気読みが良い。軽い文章だけどどんどん成長していく様は感慨深い。何もかも子供に合わせる必要もなかろう、というスタンスがなんだか良い。親の生活があるんだしこのくらい良い意味で無責任に育ててもいいのでは。ところでエッセイは読むのになぜか時間がかかる。
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こどもは苦手、こどもなんて絶対育てられない、と思っていました、私も。
でも、「うちの子」は特別なんですね、どうしようもなくかわいいんだもの。なんとかなっちゃうものでした…子育て。
なので、この本、にやにやしながら「甘すぎじゃない?」と突っ込みながら、読みました。
表紙絵のせなけいこさんの「ねないこだれだ」「いやだいやだ」を愛読していたうちの子も、もうはたち。
あっという間に大きくなっちゃって。
近い将来、オトナになったかんぱちゃんにこの本を読まれたら、大変なんじゃないの?クドウさん、と心配です。 -
かんぱ可愛い。の一言に尽きる
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「11人もいる!」観てたらクドカン読みたくなったので買った。
クドカンがちゃんと育児してるのがほほえましい。
初めてのことばかりで親はいろいろ大変だったり悩んだりするけど、しっかり子供は育っていくのだな。-
「育児してるのがほほえましい。」
「真夜中の弥次さん喜多さん」しか観たコトないのですが、それだけで頭はブっ飛んで洗脳された感じ。でも、この本...「育児してるのがほほえましい。」
「真夜中の弥次さん喜多さん」しか観たコトないのですが、それだけで頭はブっ飛んで洗脳された感じ。でも、この本は逆に素晴しい本ですね。子育てする機会が巡ってきたら読み返そうと思ってます!(全く予定ナシですが)2013/01/28
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タイトルを最初に見たときは何を考えているのかと叱りたくなったけど、中身はコメディックな子育てエッセイ。隣人の親バカぶりを笑って許せる人なら楽しく読めると思う。拙い言葉や動作を、どう解釈するかでなかなかに笑わせてくれます。
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子育て素晴らしい!みたいな話じゃなくて良かった。淡々と自分の子供のバカさ加減を書いたり、でも可愛いと思ったり。そういうもんなのね、子育て。
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せなけいこさんについては完全に同意。表紙もグッときた。おもしろいけど、タバコのポイ捨てはだめだよ、宮藤さん。