アンデルセン童話集 (上) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2012年7月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167812041

作品紹介・あらすじ

荒俣宏訳でおくる、世紀の名品!



「人魚姫」「みにくいあひるの子」……20世紀初頭に活躍したハリー・クラークの美しいイラストを数々添える、美と残酷の傑作童話集!

感想・レビュー・書評

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  • 先日、サリー・ガードナーの『火打箱』を読んで、元になったアンデルセンの童話を読みたいと思い手に取った。
    収録作品は14編。『火打箱』は『ほくち箱』として収録されている。

    読んで驚いたのが、兵隊、魔女、金貨・銀貨・銅貨を守る獣、幽閉されたお姫様、など、キーワードは同じながら、『火打箱』はダークファンタジーだったのに対し、元の話はハッピーエンドだったこと。作家のアレンジと空想力ってやっぱりすごい。

    収録作品の中ではちょっと残酷な話だったが、『大クラウスと小クラウス』が面白かった。お金持ちの大クラウスに虐げられていた小クラウスが運と機転でお金持ちになっていき、それをうらやんだ大クラウスがまねしようとして失敗する、という話。
    死んでしまう人が多く、そこまでしなくても、とも思うが、日本でも『かちかち山』や『さるかに合戦』などはよくよく読むとけっこう残酷なので、民話とはそういうものなのかもしれない。
    その点、『おやゆび姫』は昔に読んだ印象そのままでちょっとほっとしたが、子どもが欲しくて魔女に頼んでまでおやゆび姫を育てた女性は、おやゆび姫がさらわれた時どんな気持ちだっただろう、と母親目線で読んでしまった。

    挿絵はハリー・クラーク。登場人物の芝居がかった動作と身分を超越した服装が独特の絵だが、妙に物語とマッチしていて、やや淡泊な物語をドラマチックに演出してくれる。

  • 待ち遠しい~買ったら、新書館版を図書館から借りて、細部をチェック!←新書館版も買う破目にになったりして、、、

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    「荒俣宏訳でおくる、世紀の名品!
    「人魚姫」「みにくいあひるの子」……20世紀初頭に活躍したハリー・クラークの美しいイラストを数々添える、美と残酷の傑作童話集! 」

    • 佐藤史緒さん
      うわっ! 何コレ超美麗本! しかも荒俣宏訳って! これで文庫って絶対「買い」ですよ!!
      いつもながらnyancomaruさん情報早いですね...
      うわっ! 何コレ超美麗本! しかも荒俣宏訳って! これで文庫って絶対「買い」ですよ!!
      いつもながらnyancomaruさん情報早いですね~
      2012/06/28
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「何コレ超美麗本!」
      でしょ、まさか文庫になるとは思ってませんでした。挿絵黄金期のイラストレーターの力作が、手軽に見られるのは素晴しいコトで...
      「何コレ超美麗本!」
      でしょ、まさか文庫になるとは思ってませんでした。挿絵黄金期のイラストレーターの力作が、手軽に見られるのは素晴しいコトです。。。
      2012/06/29
  • この本の目玉はなんといってもハリー・クラークのイラスト。どちらかというと素朴なテイストの登場人物たちまで無駄にデカダンになっていて素敵です(笑)。文庫だと全部モノクロになっちゃうんだけど、カラーのものは色つきで見たかったなあ(贅沢)。

    上巻の収録作で有名どころは「おやゆび姫」「みにくいアヒルの子」「雪の女王」あたりかな。個人的に「雪の女王」にはとても思いいれがあって、岩波文庫のアンデルセン童話集もこれが収録されてる巻だけ持ってるし、ロシアの古いアニメも映画館で見たし、エロール・ル・カインの絵本版も持っていたりするので、少女「ゲルダ」の名前が「ガーダ」と訳されてたのにちょっと違和感。こっちの発音のほうが正しいのかもしれないけど(デンマーク語わかりません)、こういうのって昔から馴染んだ読み方にやっぱり親近感がありますよね。

    あまり知られていないお話の中では「旅の道連れ」が面白かったです。死体の恩返し(笑)。

  • 比較的読みやすかった
    メルヘンの世界って感じかな
    外国文学なんだけれど、情景描写が細やかで美しかった

  • 北欧デンマークに生まれたハンス・アンデルセン。その暗く神秘に満ちた世界を、荒俣宏が紹介する。アイルランドの若きステンドグラス職人だったハリー・クラークの、みずみずしく研ぎ澄まされた美しいイラストが彩る奇跡の童話集。上巻は「おやゆび姫」「皇帝の新しい服(はだかの王様)」「みにくいアヒルの子」など14篇を収録。

  • 素敵でした。まずはハリー・クラークの挿絵。文庫は表紙以外は上下巻全点モノクロですが、40点のうち単行本でも16点のカラーということで、色彩の魔術師ハリー・クラークのイラストは実はモノクロでも発揮されているのかも知れない。イラスト目当てであってもかなり楽しめます。童話として有名な「おやゆび姫」「皇帝の新しい服」なども新鮮に読めるが、シュールな幻想文学のような「幸福の長靴」や7編からなる「雪の女王」などが読み応えたっぷりでした。

  • [内容]
    ほくち箱/大クラウスと小クラウス/おやゆび姫/旅の道連れ/皇帝の新しい服/幸福の長靴/丈夫なすずの兵隊/父さんのすることに間違いなし/コウノトリ/みにくいアヒルの子/ひつじ飼いの娘と煙突そうじ人/モミの木/豚飼い王子/雪の女王 七つの話からできている物語

  • うわーまさか文庫で出るとは!

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著者プロフィール

デンマークのオーデンセに生まれる。父親の影響で本や芝居に関心を寄せるようになる。 14歳でコペンハーゲンに出る。30歳で出版した小説『即興詩人』が出世作となり、 各国に名声が広がる。32歳で「人魚姫」を含む第三童話集を刊行し、以降は近代童話の確立者として世界で認められた。

「2023年 『アンデルセンの童話1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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