クラッシャーズ 下 墜落事故調査班 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2013年7月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784167812201

みんなの感想まとめ

人為的なテロによる墜落の原因を突き止めたクラッシャーズが、迫る第二の墜落を阻止しようと奮闘する姿が描かれています。下巻では、ド派手なアクションシーンが連続し、特にラストシーンは予想通りながらも読者の期...

感想・レビュー・書評

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  • 墜落の原因が人為的なテロであったことを突きとめたクラッシャーズ。しかし第二の墜落が目前に迫る。果たして惨事を阻止できるのか?

    なぜあまり話題にならなかったのか、不思議。

  • ジェット旅客機墜落の真相を探るチームの活躍を、読み手の度肝を抜く壮大なスケールで描いた2010年発表作。謎解きと活劇の要素を巧みに織り交ぜ、劇的な場景を随所に盛り込み、全編ハイテンションで展開。筆致は極めて映像的で、ハリウッド映画張りの娯楽大作として楽しめる。ネルソン・デミル絶賛の栄誉は伊達ではない。

    ロサンゼルスに向かうカスケード航空818便が墜落した。乗員乗客は、ほぼ全滅。ポートランド国際空港から離陸直後に制御不能へと陥り、爆発炎上した。凄惨な現場にいち早く駆け付けたのは、米国運輸省/墜落事故調査班〝クラッシャーズ〟一員の病理医トムザック。僅かな生存者の状況から、爆発時の機体には妙な法則があったことが分かる。やがて、主席調査官タナカの采配で、続々とメンバーが集結した。元海軍潜水艦ソナー員で音声解析担当のデュヴァル、元刑事で爆発物専門家ロビー、元エンジニアの機体構造分析家マローニー、エンジン分析担当のキムなど。最先端技術に長け、経験と技倆は折り紙付きのプロフェッショナル集団だったが、調査開始早々、袋小路に入り込む。機体の異常か、操縦士の人為的ミスか、原因が特定できない。一方、〝リハーサル〟を計画通り成功させたアイルランド系テロリストの一派は、〝本番〟となる次の飛行機爆破に向けて準備段階に移る。その不穏な動きを察知した一人の女がいた。元イスラエル潜入捜査官ギブロンは、連邦捜査機関の協力者でもあったが、予測不能の行動をとり捜査関係者を撹乱した。
    物語は、墜落事故の謎を追う調査班と狡猾なテロリストの息詰まるような攻防を追い、加速度的に疾走する。

    数多い登場人物を適切に配置し、任務遂行に邁進するプロの仕事を余すことなく伝える。発端から結末までの流れは起伏に富み、徐々にボルテージを上げていく構成も練られている。同時進行で刻一刻と変わる情況を、調査班とテロリスト双方の側から的確に活写、直接対決も含めて山場の連続である。〝クラッシャーズ〟内部での軋轢、政府機関やメディアとの駆け引き、航空機業界の内幕など、様々なドラマを挟みつつ分厚い物語に仕上げた作者の腕は相当なものだ。
    ただ、冒頭の悲惨な墜落現場の描写は、読み手によって或る程度の忍耐を強いるだろう。さらに、現代テクノロジーの結晶である航空機が、もはや操縦士の技倆如何で制御できる代物ではなく、そのシステムが常に危険と隣り合わせだという〝脅し〟も怖い。

  • 最後はめためたで、
    なんかB級映画を昼間のテレ東で見たような
    読後感。

  • 下巻はド派手なアクション場面が連続。
    特にラストは予想通りではあるものの「そうこなくっちゃ」と膝を打つことに。

    登場人物の要所要所に女性キャラが割り振られているが、彼女たちの活躍は小気味いい。
    ゴスファッションの秀才少女はチョイ役ながらかなり印象的。

    グレン・フォード主演の「不時着」という古い映画を思い出した。

    個人的な嗜好を加味してだが、面白さでは今のところ今年1番。

  • エキスパートがチームで活躍するサスペンス。香山二三郎氏は解説で「クリミナル・マインドだ」と評していたが、個人的にはCSIの方が近いのかなと思う。要するに、映像向きのがっつりエンタメ作品なのである。

    初動捜査から話に引き込まれる。航空事故というと、ハイジャックだテロリストだと、動機や犯人探しに展開することが多いので、現場捜査をじっくり描いたストーリーは新鮮だった。各キャラの専門分野に絡むディテールも細かく、航空関係の小ネタものとしても読めそう。

    ストーリーは後半にかけてかなりの大風呂敷。無茶振り、ご都合主義が垣間見えるけど、USAドラマで慣れっこになったよくある展開なので、なあなあで受け入れてしまうのが我ながら情けない。キャラの顔ぶれも典型的。色んな人種、タイプを揃えてみましたという感じで、犯人も裏切り者も判りやすく、謎解き要素はかなり薄い。ある女性キャラがいい味を出している。本作品の続編よりも、彼女メインのスピンオフ作品の方が期待度は高いかも。

    しっかりしたアクション・エンタメだけど、航空機をテーマにしたスケール大のお話なので、映像で見た方が迫力も面白さも伝わるだろうな。文章を堪能するなら一気読みがお勧め。

  • 凄まじい破壊力をもった本や。

  • とても面白かった。スピーディーな展開で、読みやすくもあった。

  • 下巻では、事故機の真相にクラッシャーズの面々が鋭く迫り、テロである事を突き止める。その後の八面六臂の活躍は、やや大味な感もあるが、なかなかの作品でこの作家の次作が気になるところである。この作家は、人物描写というか人物配置が上手く、登場人物それぞれがどうなるのかを巧みなプロットでストーリーに埋め込み、読者を飽きさせない。

  • 早々に真犯人と手口が明らかになるが、手に汗握る展開が続く。悪役達の動機が曖昧で、キャラクター設定がぼんやりしているのは不足感あるが、その点を補う面白さ。

  • 【】上巻紹介文を参照

  • テロリスト達が事件を起こすにいたった背景等があっさりとしか描かれていないが、メインは墜落事故調査だし、話の展開のスピードを落とさないようにするためにはしょうがないのかな。久しぶりに、ぐいぐい一気に読んだ本でした。

  • エンターテイメント小説!映画の原作を読んでいるようなドラマチック感がすごい。
    墜落した飛行機の原因を解明していく話なのだが、人物一人一人が主人公になりうるくらい際立っているし、ストーリー展開も読む手をとめられなくなるくらいめまぐるしい。第二作三作が出てほしい。

  • 飛行機は1年で100回程度利用してるのですが、墜ちた後はこういう検証がなされるんですね。
    ラストの終わらせ方が少々強引なとこもあり、ざっと読破できる量です。

  • 題材はいいし、映像的にも迫力あるシーンが満載なのですが、この軽さは何!?こういう惜しい作品は映画化して面白くすべきだな。

  • 後半の解決編は、ちょっと奇想天外なアイディア(行動)も
    登場するんですが、それが意外に緊迫感をもたらしていると
    言ったら、言い過ぎでしょうか?

    NTSBとは、事故調査機関なので、
    アクションとは無縁のはずなんですけどねぇ(笑)。

    結構面白いです。

  • 良い意味で軽い展開になってくれて救われたかも。重厚に書き込もうとすればできたところをアクションと派手な見せ場、意外?な犯人像で楽しませてくれました。
    売れ筋の要素を取り得ず盛り込んだ感が有って何か既視感が漂い、評価は余り良くないかもしれないですね。でも、僕はシリーズを読み続けたいです。

  • 上巻の航空機墜落場面の迫力のある描写、墜落事故の真相を追うクラッシャーズが非常に面白かったのだが…

    上巻で既に結末が見えていた事もあり、下巻での平坦な冗長な展開に辟易。上巻の面白さが下巻では全て消え去った。

  • 2013/07/20読了

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