アンダー・ザ・ドーム 3 (文春文庫 キ 2-42)

  • 文藝春秋
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (553ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167812287

作品紹介・あらすじ

スピルバーグ×キングでTV化の話題作脱出不能の壁に閉じ込められ、独裁者の恐怖政治が敷かれた町。そこに迫る壮絶な破滅とは? 巨匠の超大作、圧倒的クライマックスへ。

感想・レビュー・書評

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  • ◯ビッグレニーの策略(とも言えないようなひどい暴虐で)バービーが投獄される(後にラスティも)(>_<)
    ◯(70〜80年代の児童映画から抜け出てきたような)勇気ある子どもたちとラスティらが、たまたま町にあったガイガーカウンターであっさり森の奥のドーム発生機を発見。設置したのはいたずらエイリアン(目的は人間観察)だったと幻の中で判明する——ここらへんの展開、ご都合主義がすげーな(゚д゚)! バカにされようが腐されようが全然ヘッチャラっていう大作家キングの開き直りに、ここまで来るとただもう感服する他ない(゚д゚)!
    ◯町の良識派連中がバービーとラスティの脱獄(&レニー父子の独裁政治転覆)計画を練る
     等々。

     文章はノーベルクラスなのにストーリーはZ級という超いびつ小説。
     話運びの上手さと人間描写の的確さでグイグイ読ませるけど、内容はホントめちゃくちゃ(゚д゚)!
     まあ、面白ければそれでいいか。
     ヤク、銃、レッドネック、ジャンクフード、ビール、キリスト教、沸騰するメディア、軍隊等々、これぞアメリカって事物てんこ盛りだけど、(ガソリン等でなく)「プロパンガス式の発電機」ってのがちょっと珍しく感じられた。アメリカ(のド田舎)ではこういうのが一般的なんだろうか?( ゚д゚)

     1巻レビューで書いた通り、いつまでも4巻だけ入手できず数年たっちゃったので(ブックオフ110円均一頼りゆえ)、途中まででもやむなしと割り切り今回読み始めたわけだけれど、結局第4巻もKindle版で買っちゃった(>_<)
     正価897円也......正直全4巻まとめ買いでもそれだけの金額に見合う内容か否か疑問だけど、ここまで読んじゃったからにはもう毒を食らわば何とやらだ(>_<)
     てわけで、第4巻のレビューは電子版にて(紙本と比べると電子版の方は登録者数もレビュー数も桁違いに激減するんだよなあ。ブクログユーザーはまだまだ圧倒的に紙派が大多数のよう——マイナーマンガ作品の電子版なんて、自分以外登録者ゼロってことがザラだもんな)。
    (以下続刊)
    2024/01/17
    #4835

  • キングにしては

  • レビューは最終巻にて

  • 感想は4巻目を読み終わった後にします。

  • 2017/9/26購入
    2018/8/23読了

  • 【スピルバーグ×キングでTV化の話題作】脱出不能の壁に閉じ込められ、独裁者の恐怖政治が敷かれた町。そこに迫る壮絶な破滅とは? 巨匠の超大作、圧倒的クライマックスへ。

  • のドームに閉じ込められた町の住人たちの恐怖と狂気を描くキングの長編。元軍人バービーをはじめ、恐怖政治に対抗しようとした者は次々と投獄・殺害。そんな中、天才少年ジョーと仲間たちは山中でドーム発生装置とおぼしき機械を発見し…。ノンストップの緊迫感いいすわ。

  •  アメリカの田舎町チェスターズミルは、ある日突然<ドーム>に覆われてしまう。

     <神>の存在について考えてしまった。
     イタリア歌曲によくあるフレーズ「Pieta Signore(神よ憐れみたまえ)」が頭の中をぐるぐるしていた。
     
     ドームに閉じ込められた状況であるのに、人は自分の保身や欲望をとめることができない。正しくあろうとする人もいるけれど、限られた空間の中ではあまりにも無力だった。
     絶対的な危機の前ですら変われない人間であるからこそ、憐れみが必要なのだ。

     そして<神>は芥川龍之介の「蜘蛛の糸」のお釈迦様が落ちていくガンダタを見るように、私たちを見ているのだろう。
     
     希望と絶望とが、共立している物語だった。

  • 『トミー・ノッカーズ』的な展開…。

    宇宙人か…。これだったら、太古からの何がしかとか、大いなる存在による事象だっていう展開の方が好き。

    自分で考える頭がないって悲しいことね。

    バービーだけでなく、ラスティも捕まってしまった。

    そして、ビッグ・ジムに対抗すべく、良き人々が団結し始めた。これからラストに向かって一気に読み進めたい。

  • 他から物理的干渉ができない閉鎖された空間にいると、人はこんなにもむちゃくちゃをしてしまうのでしょうか?

    町の支配者の狂気がエスカレートしてゆく
    少年・少女たちの探索は、町を救うことができるのか

    切迫感で押しつぶされそうな3巻目

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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