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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167813031
作品紹介・あらすじ
ヒット作『萩を揺らす雨』続編、待望の文庫化!
北関東の紅雲町でコーヒーと和食器の店を営むお草。詐欺まがいの不動産取引について調べ始めると、因縁の男の影が。シリーズ第2弾
感想・レビュー・書評
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シリーズ第2弾。
なんだろな、すっきりしない感じ。読み始めたら読み切るつもりだけど、これまで読んだ食堂系のお話とちょっと毛色が違うから?
今回は怪しい不動産詐欺的な話がうっすら漂っていた。決着するまでの約1年。草さんのお店のライバル店が出現、商売のやり方が微妙。障がいを持った子どもをもつお父さん。など詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
'23年5月27日、Amazon Audibleで、聴き終えました。シリーズ二作目。
僕には、前作よりも良かったです。一編一編は個別に結末があり、最後の章への繋がりにもなって…と、連作短編集によくある演出でしたが、一つ一つがとても優しさに溢れた、良いお話でした。
どれも良かったですが、中でも第三章の「水無月、揺れる緑の」が、印象に残りました。当時の女学生達の幸せをささやかに願う草おばあちゃんに、心が温まりました。素敵な短編だと、思いました。 -
紅雲町珈琲屋こよみシリーズ第二弾。
大分前に1冊目を読んで2冊目3冊目を買い放置してしまっていたもの。
1冊目よりも2冊目の方が主人公のお草さんの人柄がよくわかり面白かった。
成り行きで人の弱みにつけ込み商売する輩と対峙することになってしまったり過去の後悔を思い起こしてしまったり…それでも最善の終わり方をしてよかった…と、ほっとするのでした。 -
2011年5月文藝春秋刊。書下ろし。2012年11月文春文庫化。シリーズ2作目。事件を取り巻く状況が緻密で、はっとするような謎が、明かされる、ご近所もののコージミステリー。草さんがアクションシーンに巻き込まれるところがあったりする、一年間の出来事を綴ったこの話が、現8作中で、今のところ、いちばん好きです。
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お草さんのシリーズ2冊目。
連作短編で、次第に事件が絡み合っていきます。
北関東の紅雲町。
「小蔵屋」というコーヒーと和雑貨の店を出して10年になる杉浦草は、76歳で独身。若い頃に離婚し、地道に働き続けてきた。
若いが頼りになる店員の久実と一緒に、コーヒーの試飲もさせる店をやっている。
近くに安い雑貨店「つづら」が出来て、露骨な営業妨害をしてくるようになった。
アパートの前で捨てられた人形を見つけたお草さん。
その持ち主らしい子どもの荒れた様子に驚く。
かって幼い我が子を失っているお草さんは、困っている子どもを放ってはおけない。
けれど、これは虐待というのではなく…
叔父の田村は30歳ぐらいの誠実そうな男で、理由を説明するのだった。
久実は田村に好意を抱いたようで、店にもよく来るようになった子タケルを皆で可愛がるが‥?
福祉作業所のたんぽぽで作っているキャンドルを売ってくれないかと頼まれるが、特徴のない品なのに高すぎると筋を通す。
「つづら」では福祉に協力するために販売していると評判になり、しかも小蔵屋では断ったと広められる。
ところが「つづら」では、おまけとして配っていた。
別な販売方法を工夫する草。
展覧会に出かけたお草さんは、久しぶりの知人に出会う。
彫刻家の須之内ナオミは、まだ草が40歳の頃、呉服店の手伝いに通っていた頃の知り合いで、当時は高校生だった。
ナオミがアメリカに行く前にあった出来事について意見を聞かれ、当時の知り合いに電話してみた所…?
カレー屋を経営する香菜という女性と知り合い、不動産取り引きの問題を聞く。
呉服のマルフジが高利貸しにも手を広げ、不動産屋と組んであくどい手を使った疑いが。
マルフジの社長とは、かって縁談が起きた間柄だった。
この件には、田村にも意外な関わりが‥?!
表紙イラストのほのぼのしたイメージを期待しすぎると違うかも。
日常の謎系ではありますが。
和装で髪を髷にまとめているので、おばあさんという感じだけど、そうでなければまだ、おばさんでというか初老で通るかも?
現役の働く女性で、健康だと、いまどき。
とはいえ、長く生きているとこんな経験もする、という印象はありますね。
40年も前なのにと自分でも思いつつ、幼い息子を失ったことを悲しむ草。
普段は淡々と暮らしていても、時にはその思いがあふれ出すように。
40年前に終わったことではなく、40年も続いた悲しみなのでしょう。
力のこもった書きぶりです。 -
シリーズ2作目。
今回は展開が大きくて重たかった。
家族の関係って難しい。
そして誰かと誰かが繋がってる、田舎あるある。
少しごちゃごちゃ感があって読みづらかった印象。 -
「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズ第2弾。
杉浦草は紅雲町で和食器とコーヒー豆の店「小蔵屋」を営む。
70代の草は和服を粋に着こなし、髪をお団子にまとめ、蝙蝠傘は杖代わり。
これまでの人生、辛いこと、後悔することが多かった分、人として魅力的なのだろう。
だが、時として草の優しさは受取り手の思いとのズレを生じさせてしまう。
言い訳をせぬ姿勢は言葉足らずと感じられることもある。
見返りなど決して求めないのが本当の優しさだとは思うが、平穏でいられないのが人の心。
前半はひきつけられて読んだのですが、後半は…
ちょっとペースダウン。 -
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シリーズ2作目
後半スケールが大きくなっていたからどう納めるか、ハラハラした。
が、案外あっさり納まって
あら?な感じ。
今後のお草さんの活躍を期待します。 -
杉浦草の紅雲町珈琲屋こよみシリーズの第2作。
ライバル店つづらが登場。姑息な手段を使うつづらを横目に、内心は穏やかでない草さん。独自のやり方で丁寧かつ客に寄り添った行動をとり、さまざまな人の信頼を得て行く。
何と言っても70才を超えたヒロインの行動力と情の深さが、とても魅力的で、楽しい。そして時折見せる老いの寂しさに哀愁を感じる。 -
シリーズ2作目。
わたしは、1作目のほうが好きでした。
素人探偵のようなおばあちゃんが、おばあちゃんであることを活かして謎を解き、人助けをしていくというかんじで、とても読みやすく読後に清々しい気分になれました。
今作もお草さんキャラクターは好きだし、何より小蔵屋の雰囲気にはとても惹かれます。本当にあったら行ってみたい!
でも、途中から前作にあった謎解きものの読みやすさがなくなってしまったようにかんじました。他人の親子関係を自分の子供への思いに重ねていくみたいでしたが、その辺から急に重さがでてきてしまって。
最後があまりすっきり終わらなかったので、3作目にどうつながるのか、次回作も読んでみたいと思います。 -
今回も表紙につりあわないちょっとハードな内容。
でもお草さんのキャラゆえか、読後はいつも悪くない。 -
2話目が白眉。同情だけでは続かない、という現実。障害も災害もなんらかの事情も他人にはやはり他人ごとであるということを踏まえ、対等に居る。その「施し」ではない対等さは、きっと、どんな同情よりも貴重なものではないのか。
前作もそうでしたが、ひとがひとを先入観なくただその個人として捉え尊重することが出来るか否かを、容赦なく問われているように読み。そしてこの目線に至るにはまだまだ足りないなと思い知らされる。
苦いものも辛いものも味わうことで解るのだろうと。 -
一つ一つの話の終わりがすっきり感じないところもあるんだけれど、事件の終わり方というよりは出来事の納得の仕方と捉えると読み続けられる。
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シリーズ2作目。
人情物にしたほうがいいと思うんですけど、どうして事件を大きくしたがるのか。
やっぱりタイトルと表紙と設定が、書きたいテーマとプロットに合っていない気がする。
探偵役がおばあさんである、そのあえてがよりぼやけた感じになった。-
「人情物にしたほうがいいと」
二作目は未だ読んでませんが、人情物つもりで読んでます。。。
「タイトルと表紙と設定が」
表紙画を描いてる杉田比...「人情物にしたほうがいいと」
二作目は未だ読んでませんが、人情物つもりで読んでます。。。
「タイトルと表紙と設定が」
表紙画を描いてる杉田比呂美のイラストは好きなのですが、確かに全然合ってナイですね。。。2013/01/08
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和食器とコーヒー豆を扱うこじんまりとした小蔵屋を営む70代のお年寄りお草さんのシリーズ続編。ジャンルとしては日常ミステリに近いもののお草さん自身を始め登場人物たちが負っている人生の機微が細かく丁寧に描かれています。前回から店を手伝うようになった健康的でけなげな久美ちゃんの存在が、ややもすると暗くなってしまいそうな全体の雰囲気を救っています。短編連作だけれど全体を通した横軸のストーリーもしっかりあって、大変面白かったです。今後も楽しみなシリーズです。
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続編が出ていたとは知りませんでした。前作よりもお草さんが元気そうでなんか安心しました。事件はより深刻でしたが。
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「事件はより深刻でしたが。 」
そうなんだ、、、
文庫になったので読もうと思いつつ後回しに。草の心意気に惚れたファンなんです、なので、やっぱ...「事件はより深刻でしたが。 」
そうなんだ、、、
文庫になったので読もうと思いつつ後回しに。草の心意気に惚れたファンなんです、なので、やっぱり早く読もうっと。。。
それから、昨年12月に三作目が単行本になっています。2013/05/09
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著者プロフィール
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