- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167815011
感想・レビュー・書評
-
ダメダメ男と別れない女にイライラした。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
-
こんにちは。
西村賢太さん好きでいろいろ読んだのですが、声を出して笑ってしまったのは「二度はゆけぬ街の地図」です。「焼却炉行き赤ん坊」も女の...こんにちは。
西村賢太さん好きでいろいろ読んだのですが、声を出して笑ってしまったのは「二度はゆけぬ街の地図」です。「焼却炉行き赤ん坊」も女のままごとぶりと賢太のきれっぷりが面白くて好きです。2012/12/20 -
美希さん
コメントありがとうございます。「苦役列車」だけ読んどけばいいかなーと思っていたのですが、賢太ちょっと面白くなってきました。
次...美希さん
コメントありがとうございます。「苦役列車」だけ読んどけばいいかなーと思っていたのですが、賢太ちょっと面白くなってきました。
次は「二度はゆけぬ街の地図」にします! 笑えそうで楽しみです。2012/12/21
-
-
西村賢太の作品を初めて読んだ。典型的な私小説と言える。町田康が巻末の解説で書いているとおり、小説というものは作者がある程度格好をつけて、作品に意味をつけようとして作成する。しかし、彼の今回読んだ作品は己のいわゆる「ダメな部分」をあからさまに描いている。その筆者のとことんまでにダメなところになんだか嫌悪といった類の感情は芽生えず、むしろ爽快であるような気分になる。それはとりもなおさず、彼が彼自身が己の低俗な要素を隠すことなく余すことなく描いているからだろう。
-
これから恵比寿行き帰りで読了予定。小さいカバンなのでとっさにつかんできた、本。
-
今回も主人公の放埓ぶりというか傍若無人っぷりにイラっとした、と途中まで思っていたけど妙に自分の他責的な面に似ていて、女だから共感というのは難しいけど、どちらかといえばこの相手の女のドン臭さにイラっとする。
どうしようもない男と付き合っている女友達に「別れたほうがいいのかな~」とかっていう意味不明な相談を長々と飲み屋で持ちかけられたときのイライラ感。 -
読んでいて落語や小咄の影響があるんじゃないかと感じる。露悪的でどうしようもない性格の主人公でも変に愛嬌やユーモアを感じさせるのは強い武器だ。
表題作の他に収録されている、もう一つの短編「焼却炉行き赤ん坊」の題名に不穏な気配を感じたが予想外の方向に話がすすんだのは面白かった。
他の作品で出てきた人物がでてきてそっちのキャラを思い出しながら懐かしく思えた。 -
主人公の口調がとにかく古臭くて面白い。どうしようもないダメ男なのに、笑ってしまうのはこの口調だからかな。身近にいたら関わりたくないタイプなのに目の前にいたらいろいろ話しかけてしまいそう。
-
ダメ人間っぷりが面白くて、次々手に取って読んでます。性欲が強いだけの人は知ってますし、わがままなだけの人も知ってますが、性欲強くてわがままな人は知りません。現実では関わりたくないからでしょう。でも、こうして物語で読むと、オブザーバーとしてだからか、面白くて仕方ありません。
関わりあってる、登場人物はたまらないでしょうが。 -
うう〜ん、どうしようもない話なのに、どんどん読んでしまう。
やっぱり、おもしろいからなんだろーなー。