太陽の坐る場所 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 4217
レビュー : 471
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167817015

感想・レビュー・書評

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  • 前に一度読んだはずなのに、まったく覚えていなかった。
    読み直してみて、覚えていない理由がよく分かった。
    どの登場人物にも興味が持てず、さっと流し読みしたいのに、ミスリードを誘うためか分かりにくい文章が多い。
    合わない本だった。

  • 辻村深月好きなのに、全部が好きなわけじゃないと思う。たとえば学園もの的なものとかは避けている。この本も好きじゃなかった。『ツナグ』を読んでいたときと同じような、イライラ感みたいで不全感みたいで、焦燥感みたいな感情にとらわれた。
    この本のような表現法を叙述トリックというのだそうだが、そうと知らず読み始めた私でも「なんかあるよね」と思わせる。初期の作品だから?

  • 小学校、中学校、高校の甘酸っぱく思わず赤面するような記憶、ほろ苦くちょっと胸が痛むような記憶を思い出した。
    半田聡美には女優になってほしい。
    里見紗江子には素敵な愛をみつけてほしい。
    水上由希、成長しろよ。
    島津謙太、仕事がんばれよ。
    高間響子、呪縛から解放されてよかったね。

    さて登場人物たちは、小中高校時代の呪縛から逃れることができず、頻繁な同級会を開き、自らを偽りお互いを監視している。
    あまりに子供の頃に囚われ過ぎる登場人物たちに、大学時代、就職後の希薄すぎる人間関係とか、幼すぎる人格像が透けて見える。

    響子、キョウコ、今日子
    りんちゃん、鈴原、倫子
    里見、聡美
    同じ読みの名前を使った読者へのトリックだが、登場人物は全て同級生のため、物語の中のミステリー要素では全くなく、解き明かす必要もない。読者を混乱させ、ストーリーを分かりにくくしているだけだ。
    文章も現在と回想をコロコロ変わり、主体もコロコロ変わるため、誰がいつ何を言ったのかわからない。
    登場人物の立ち位置がわからずフワフワした感じで読み進め、2/3程読み進めたところで初めから読み返してようやく全体像が分かった。
    芸能界に夢見て揺れる心、頑なな心を溶かす許されざる恋愛、自らを誇示するためにつき続ける嘘…。それぞれの物語は光っているのに、読者向けのつまらないトリックと文体が台無しにしている。
    もう一度読もうとは思わない。

  • この作品も得意の名前をひっかけがメインの同級生ものである。
    さすがに飽きてきた。
    冷たい校舎~や子供たち~に比べて内容がつまらない。
    男の子の登場人物が少なくキャラがよくないのが残念。

  • もうさ、
    裏書の「キョウコ」って名前を見たときピンときたっていうか、止めてくれ!

    冷たい校舎の時は止まるとか、ロードムービーも「名前」を使ったネタやりすぎ!
    今回もだよ!

    もう1回読めばまたおもしろく感じるのでしょうが、ちょっと遠慮したい。。。
    「ふちなしのかがみ」も買ってあるんですが、どうしよう。。。
    とりま、
    専門書を読まなきゃいけないのと、「リトル・トリー」も読みたいので迷うし、宮部さんもまだ残ってるし。。。

    ちょっと今回はがっかりでした。。。

  • 2012.10.29読了。

    疲れるな〜って思いながら読み進めて後半まできちゃったから、サッパリわからなくなってしまった……いつか読み返してみるか?…読み返さないだろうな。

著者プロフィール

辻村深月(つじむら みづき)
1980年山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞などをそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第6回ブクログ大賞、第15回本屋大賞などを受賞し、2019年6月からコミック化される。他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。2020年、河瀬直美監督により『朝が来る』が映画化される。

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