- 文藝春秋 (2011年7月8日発売)
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感想 : 43件
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167819019
みんなの感想まとめ
人々の心に寄り添うエピソードが詰まった物語は、下町の風情が漂う深川を舞台に、日常の中に潜む「人情」を描いています。さまざまな登場人物の視点を通じて、感情移入しやすい家族や友人との関係性が描かれ、読者は...
感想・レビュー・書評
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読了からタイムラグがあり、内容を忘れてしまった。感覚としては、リアルな息苦しさ感がありながら最後ほっこり希望がみえるのがよかったです。
はじめのOLの話、OLの家族の問題はテーマ的に感情移入がしやすく、弟が絶妙なタイミングや言葉でとりなしてくれてとてもいいなと思いました。というか、こんなきょうだい、羨ましいと言うか(汗)
新婚の新居探しの話は、不動産の知識があり
まあまあ難しかったのですが、昔を思い出してみたりして、、、。
居酒屋のマスターの話は下町感が強くて他にもこんな話を読んだことあるような感覚。自分は縁の遠い世界だけど個人事業主の世界はみる分には面白いと思い結構好きです。
いつにもまして浅い感想、、、苦笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全話、誰にでもなんとなく心当たりのあるようなエピソードや風景が溢れており読み終わったあとにほこっとする。子供の時、友達と遊びたいのにおばあちゃんの家行くの嫌やったな、とかそういうなんでもない気持ちを思い出した。
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中学受験の入試問題で本書に収録されている「永代橋」という作品が良く使われた、という話を聞きましたが、小学生の(しかも中学受験をするかもしれない、という家庭の)心情描写が見事でした。
6つの作品が収録されていますが、どれも下町の風情が残る深川を舞台にした物語で、昭和の時代とは異なり、隣近所との付き合いが希薄になり「人情」を感じる機会が少なくなった今だからこそ、自分自身では経験していなくても一抹の懐かしさを感じるのかもしれません。
個人的には、かつて銀座でバーテンとして活躍していた初老の男性が主人公の「亥之堀橋」の世界が粋だなあ、と感じました。
親子三代東京育ちですが、残念ながら「西側」の人間なので、東京の東側・下町江戸っ子の気風の良さには憧れしかありません。
特に大きな事件が描かれるわけではありませんが、「今」をひたむきに生きることで、「明日」に向けた希望を感じさせる物語を読むと、日ごろの疲れやストレスがフッと軽くなったような気がします。 -
■書名
書名:いつかのきみへ
著者:橋本 紡
■概要
進学校に通う陸には本当の友がいない。校内模試の順位に一喜一憂
する日々のなか、幼なじみの嘉人を思い出す。中学の頃、乱暴な他
校生から守ってくれた奴。札つきのワルだった。潔癖で繊細な少年
たちの交流がひかる傑作「大富橋」ほか、水の都・深川で昨日と少
し違う今日を生きる彼と彼女を描く秀作六篇。
(From amazon)
■感想
橋本 紡さんの小説です。
東京の深川を舞台とした物語の短編集です。
一つ一つの物語に安心感があり楽しむ事が出来ました。
色々な年代の、様々な日常がゆったりとした文章でつづられていき
ます。
古き良き日本が大事にされている物語、日本人らしさが前面に出た
行間を読む優しい物語です。
この人の文章は、ガツンとする文章ではないですが、誰でも読める
優しい読みやすい文章だと思います。
普段、本を読まない人にオススメです。
■気になった点
・なるようになる。答えはそこらへんに落ちているものだ。
・なにしろ、二人いる。いざとなったらどちらかが稼げばいいだけ
だ。 -
橋を背景に見えてくる色んな人の変化する瞬間の話。
まつぼっくり橋と永代橋が好きだった。
誰かが誰かのことを考えたら繋がりができて、自分のことも理解できるかもしれない。 -
深川界隈に散策にいきました。個人的には「まつぼっくり橋」が好きです。
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下町の生活がそれぞれの視点で語られる穏やかな六編。哀愁というか、時を重ねることが何かを失うことに繋がってしまう寂しさがちょっと息苦しい。
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私の平凡な毎日と比べて、なんだか濃厚な生活を感じた。
隅田川にかかるたくさんの橋が、物語をとても魅力的にしていた。あまり行くことのない深川に行ってみたくなった。 -
東京にある橋を舞台に、人生の岐路に立たされた人達が紡ぐ物語。どれも歪んだ所の無い話で、それだけに感情移入はしやすいか。
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表紙の橋、清洲橋じゃないかな?と思って手に取った本。江東区にかかる橋と人との物語。わかるわかるわかる!って場所や通りや橋や。でも深川ってひとくくりにする言葉、あまり中の人は使わないかも。神輿ベースの白河とか三好とか町内で張り合う感じ。文中にそういった場面が出てきて、そう!となった。著者の橋本紡氏は2017年に作家を引退したとこと。残念だけど、未読の本はたくさんある。
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年齢性別も境遇も様々な人物たちが織りなす短編集。どの話も橋を一つの話のモチーフとして使っている。
全体的に平坦としていて読みやすいけどもあひきたりで薄い内容と感じてしまった。 -
橋は「こちら」と「あちら」をつなぐ橋。
子どもだったり、会社員だったり、婚約中だったり、壮年だったり、登場人物が色々の短編集。どれも読後感がほっこりする、橋本紡らしい小説。深川という場所は土地勘がないけれど、いくつかの小説でその下町の良さを感じる。
最初の「清洲橋」で友香がリベットの感触を思い出し楽しむところと、最後の「永代橋」で千恵がリベットの感触を記憶するところがつながって、友香にも千恵のような時代があって、千恵にも友香のような未来が来るのかなと、幸せな記憶を感じた。 -
橋本さんの他の作品が良かったので読んでみました。初め期待外れかな…と思ったけれど、期待通りでした。
東京下町の深川の橋にまつわる6編。どれもごく普通の人のありふれた話なのに、何故だかジーンとする。素敵なものに感じる。橋本さんのこーゆー雰囲気の話は好き。文が終わると泣きたいようで切ないようで、それでいて笑顔になれるような読了感。話の終わりが好き。たまに仕組まれたしくみに気付くのも楽しかった。
特に良かったのは、
清洲橋…実家に帰る姉とその弟
亥之堀橋…おじさんバーテンの話
大富橋…ガリ勉とヤンキーの友情 1番好き
まつぼっくり橋…新居を探すカップルの話 -
東京・深川に実在する橋にちなんだ6つの短編集。
この人の作品は3作しか読んだことないんだけど
どれも変わらず文章が優しくてさらりと入ってくる感じが好きです。
短編らしく主人公も老若男女様々で
視点やものの捉え方がそれぞれ生活観があってリアルだった。
『大富橋』と『永代橋』が好きだったな。読後感が爽やかで。
私がもっと細かく読み込むタイプの読者だったら
所々短編同士がリンクしている場所を見つけて楽しめるんだけど…
流して読んでるからぼんやりとしか分からなかった。残念。 -
まつぼっくり橋が素のカップルって感じでなんか羨ましかった。
彼を不満に思うことも有るはあるけど、それでも幸せなんだな~って感じがよかった。 -
いつもの安心感のある橋本紡さんの作品。
東京の下町、6つの橋を舞台にした短編小説です。
橋って不思議なもので、なぜか心ひかれる。向こう岸とこちら側をつなぐというイメージによるものなのだろうか。今の現実から脱却して、新しい環境へと生まれ変わるという想いが見え隠れする。
登場人物はそれぞれ問題を抱えて生きているが、終わりには必ずそれをしっかり受け止めて前へと進んでいっている。作者の優しさがうかがいしれるものです。
良い事ばかりではないけれど、それでも心温まるお話です。 -
東京下町の橋をテーマにした短篇集。
ちょっと切ない、ちょっといい話。
読後感良。 -
東京は深川を舞台にした、短編6篇。
すべてに橋の名が冠してある。
深川は水の街という印象を強くする。
東京に足を踏み入れたことがほとんどないけれど、東京の東側と西側は違うらしい。
そして東側にある深川も、今と昔は違うらしい。
その違いに戸惑いながらも、あるいは受け入れながらも、変わらないものに親しんだり、新しいものに期待したりする人たちを眺める物語。 -
深川の6つの橋と、人々の物語。短編集。
日常の物語です。
さらさらっと読んでいたけれど、「まつぼっくり橋」に意外にも響く文章があった。
あとは「永代橋」が好きかな。
せっかく良いタイトルなのだから、これがもっと響くと良かったな。
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