終点のあの子 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1934
レビュー : 239
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167832018

感想・レビュー・書評

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  • 女子校のドロドロ話は飽きたけど、これは面白い。群れない人に憧れるのも分かるし、実は口だけで中身が無いとか、急にムカついてくるとか、すごく分かる。

  • 女子高で閉鎖的、女の子たちも悩みながら生きているのよね。って思いました。

  • あの子は、自分の意志より人の目が大事で、生煮えの自由への憧れだけ。一生今の場所から飛び立てない。

  • 朱里の自分が他人を見下し傷つけることは平気な鈍感さ。そのくせ自分が他人から傷つけられることへの過敏さにいたたまれない。彼女は環境に恵まれているが結局一切自身が努力する描写がなかったのがかわいそうに感じた。
    保田さんと恭子さんの話が一番すき。途中までいい感じの友情が成立しそうだったけれどそうはならない結末が苦いですが。
    1話目の主人公希代子のその後が知りたいです。

  • 【554】

    女子のドロドロした人間関係が伝わってくる。
    面白かったけど、突き抜けるほどではなかったので売り。

  • 2015/11/04読了
    あらすじだけ追ったら、変わり映えしないけど、心理描写が丁寧でよかった。女の子の気持ちを言葉にするの上手いなぁ、あと、単語で連想できる学生生活もすてき。色々読んでみよう柚木麻子!

  • これがデビュー作品と知って驚いた。
    多分、女子であれば一度は通った自己顕示欲と自尊心、自分と他人の比較、現実と理想のギャップをまざまざと思い出させてくれて、いたたまれない気持ちになる。

  • 世田谷の小田急線沿線にある、プロテスタント系の女子高を舞台に、女子たちの優越感、劣等感、羨望、嫉妬といった様々な心の動きが濃密に描かれる4つの連作短編。
    いじめもある。どろどろした感情もある。でも、読み終わって嫌な気が全くしないのは、美人でも、お嬢様でも、頭がよくても、どの子も一様に心に痛みを抱えて生きているから。
    高校生の頃って、そうだったなぁ~と痛みと共に懐かしさを伴って思い出す。
    そして、それらを一つずつ乗り越えて、女子は成長していくのだ(男子のことはわからないので…)
    読後が爽やかな作品です(^^)

  • 何作か読んだ後にデビュー作と知って読みました。
    後の作品たちより後味が暗いのが読了後の第一印象。

    女子校に通ってそれぞれ容姿や家庭の事情はあるものの、成長したがる女の子たちに若さゆえのよくない行動のしっぺ返しがあるんですが報われないというか…過ちとして気付いて成長したということなのでしょうか。
    デビュー作でも、女の子ゆえのサガというか考え方が、分かりたくないけど分かる・痛い所をついてくる感じは柚木さんの本を読むのをやめられないところでした。

  • 著者の小説の中で、一番好きな作品。

    幼くも強がって見せる、どこか甘酸っぱいような女の子どうしのやり取り。
    その描写が本当に見事だ。
    それぞれの成長が少しずつ描かれていくが、どこかでその「女の子」たちは終わりを迎える。そこまでが、この表紙のような「青さ」の美しさなのだと思う。

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著者プロフィール

柚木麻子(ゆづき あさこ)
1981年、東京都生まれの小説家。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞し、2010念二同作を含む初の単行本『終点のあの子』を刊行。2014年に『本屋さんのダイアナ』で第3回静岡書店大賞小説部門受賞。2015年『ナイルパーチの女子会』で第28回山本周五郎賞受賞、直木賞候補に。2017年『BUTTER』で直木賞候補。2019年、『マジカルグランマ』が第161回直木賞候補となる。

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