終点のあの子 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 1934
レビュー : 239
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167832018

感想・レビュー・書評

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  • 女子校の感覚が懐かしい。

  • 柚木麻子さんの「終点のあの子」、2010.5刊行、2012.4文庫化です。連作みたいな4話。1話での主人公の話が、2話、3話では主人公以外の人物の視点で描かれるという手法、好きです。話に深さと広がりが出てきます。4話は7年後の世界。空気を読まない、他人を偉そうに批判する、人を見下す、人の気持ちを逆なでする、傲慢・・・、そんな主人公奥沢朱里(15歳、そして22歳)もやがて大人になっていくのでしょうか。私は、第3話の「ふたりでいるのに無言で読書」が良かったです。

  • 多感な時期の年頃の女の子精神描写が本当にうまくて脱帽。登場してくる女の子たちのコンプレックスって社会人になっても絶対ある。それをどう折り合いをつけていくか。難しい。

    こうやって、社会のしがらみなく自由に生きていけるのってなんだかんだ学生時代だけって大人になったら思うけど、学生のときは小さいながらひとつの組織に属してるから自由ってわけではなかった。

    結局は自分の考え次第だな!楽しく生きたい!

  • お嬢様女子高が舞台の話。
    それぞれの視点で描かれている物語。
    共感できる子がいなくてそこまで文章に入りこめなかった。

  • 初めて読む作家さんだったけれど
    とっても面白かった。
    高校生の様々な立場の女の子たち。
    そこには色々な思惑があって立場が違えばこうもとらえ方がかわってくるのだと
    ふぅーんと感心しながら読んでいた。

    読書好きの早智子が個人的には一番共感できたかな。彼女のその後が気になった。
    朱里は最後まで応援できなかったかも。

  • 読み始めはありがちな学生間の人間関係の葛藤について比較的柔らかい文章で書かれた小説かと思っていたが、後半からおもしろくなった。心理描写が細かい印象。学生が登場人物なので、砕けた会話がでてくるが、そこが引っかかる人には合わないのかもしれない。

  • 希代子と朱里。
    恭子と森さんと保田さんと杉ちゃん。

    女子の友情とかすれ違いとか妬み、プライド、人の目、みんなに羨ましがられたい気持ちや、人を知らずのうちに見下してる気持ちとか。

    いろんな感情がつまっていた。

  • 「本屋さんのダイアナ」から続き、2作目の柚木麻子。やっぱりこの人の描く女の子は凄く好きだ。

    でも全てで思ったのが、彼女の描く女の子は、みんな実年齢よりも若く感じるのは私だけだろうか?

    この年の女の子だからこその、心情の変化や不安定さが上手く表現されていて、その年の自分の記憶がひょっこりと顔を出してくるような感じ。柚木麻子の作品は全て読んでみたくなります。

    そして、流石立教の仏文!仏文生だからこそ共感できる、絶妙なまでにたまに出現するフランス文学は、彼女の良さの一つだと思う。


    ラストの「写ルンです。あったよ」がいい味だしてました!

  • これは凄くオススメです
    イジメにかんするはなしには変わりがないけど
    何故虐められたのかが最後にわかるので
    いい作品です

  • 女子高生の視点で描く、女のリアルな友情。
    連作短編。

    女子高生ともなると、もはや女の子ではなく女だ。
    仲良い子が明日には疎む相手になったり、
    かと思えば、見下げていた相手が友達になったり。
    この女のリアルな感情の変化は、
    客観的に見るとかなり怖い。

    学校の中のヒエラルキーと個性。
    私は私で良いじゃないかと一概に開き直れない思春期独特の空気を読む習性が、小説を通してダイレクトに伝わってくる。
    微笑ましくもあり、畏れ多くもあり。。

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著者プロフィール

柚木麻子(ゆづき あさこ)
1981年、東京都生まれの小説家。立教大学文学部フランス文学科卒業。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」で第88回オール讀物新人賞を受賞し、2010念二同作を含む初の単行本『終点のあの子』を刊行。2014年に『本屋さんのダイアナ』で第3回静岡書店大賞小説部門受賞。2015年『ナイルパーチの女子会』で第28回山本周五郎賞受賞、直木賞候補に。2017年『BUTTER』で直木賞候補。2019年、『マジカルグランマ』が第161回直木賞候補となる。

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