甘い罠―8つの短篇小説集 (文春文庫)

  • 文藝春秋
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本棚登録 : 375
レビュー : 39
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167838041

作品紹介・あらすじ

8人のミューズがささやく、甘美で怖い、8つの物語

江國香織、小川洋子、川上弘美、桐野夏生、小池真理子、樹のぶ子、村薫、林真理子――当代一の作家たちの逸品を収めたアンソロジー

感想・レビュー・書評

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  • *現代を代表する女性作家が短篇小説を競作。恋愛小説から時代小説まで、8人8様のアプローチで女性の業があぶり出される贅沢なアンソロジー*

    それぞれの女性作家さんの、独特の個性が詰まった短編集。心に響くかと言うと…ですが、様々な世界観を楽しめます。ただ、「甘い罠」と言うタイトルがどこから来たのか不思議。内容に見合っていないところが至極残念。

  • 「甘い罠」というほどには甘くない罠。そもそも罠なのか?という話もあったのでタイトルに期待して読むと外れるかもしれない。
    面白かったと感じたのは以下の二作。
    ・桐野夏生『告白』
    想像したものとは全く異なるラストに意表を突かれた。
    不思議な老人の告白が昔話を聞いているようで面白い。
    ・高村薫『カワイイ、アナタ』
    狂気を感じる。
    山田某の、否先輩の、否(小生)の独白での少女を語る語り口の熱の入りようにドン引きだけれど、ぐいぐい引き込まれる。

  • 甘く怖くと書いてあったが、甘さより怖さの強い話が多い

  • 現代を代表する女性作家が短篇小説を競作。
    恋愛小説から時代小説まで、8人8様のアプローチで女性の業があぶり出される贅沢なアンソロジー。

  • 高村薫さんの短編が『甘い罠』というタイトルの小説集に収録ということで手にしてみました。
    すべてさらっと読める中、江國香織さんの『蛾』がこわユーモラスで良かった。でも小池真理子さんの小説かと思って読んでました。江國さんの新たな面(自分だけの)を見つけた感じ。
    小川洋子『巨人の接待』も高村薫『カワイイアナタ』もそれぞれの作家さんの味を堪能。
    しかし林真理子さんの『リハーサル』は…これって昭和60年代に書かれたものかいなと。そう、バブル時代のね。2009年か…えええっ!
    桜庭一樹さんが直木賞獲った時の、林さんの選評がものすごくやな感じだったので、立派なレンアイもの書いてるのかなー、読みたくないけどと思っていたんですが、なんじゃこれ、小説にしなくてもよくないか?
    近親相姦はダメで不倫モノなら書いていいのんか?でもそれでこれデスカ?みたいな感じです。
    やれやれ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「小説にしなくてもよくないか?」
      でも売れてるんですよね、不思議ですよね。
      大昔に媚媚感たっぷりのエッセイ読んで気分悪くなって、それ以来パス...
      「小説にしなくてもよくないか?」
      でも売れてるんですよね、不思議ですよね。
      大昔に媚媚感たっぷりのエッセイ読んで気分悪くなって、それ以来パス。
      矢野顕子の悪口言ってのも気に入らない。。。
      2012/08/03
  • 高村女史の新作…か!? チェックせねば

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      高村薫は「カワイイ、アナタ」。。。新作だったら良いですね。
      高村薫は「カワイイ、アナタ」。。。新作だったら良いですね。
      2012/07/10
  • 夏に読むには熱い?それともゾワっとして涼しくなるかな。。。

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    「8人のミューズがささやく、甘美で怖い、8つの物語
    江國香織、小川洋子、川上弘美、桐野夏生、小池真理子、高樹のぶ子、高村薫――当代一の作家たちの逸品を収めたアンソロジー 」

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「暑い夏でも本は読みたい!」
      文庫オリジナルっぽいですが、既出作品かも知れません。。。
      暑い夏だからこそ、涼しいところで頭に清々しい刺激を与...
      「暑い夏でも本は読みたい!」
      文庫オリジナルっぽいですが、既出作品かも知れません。。。
      暑い夏だからこそ、涼しいところで頭に清々しい刺激を与えたいですネ。
      2012/06/28
    • miyacococoさん
      コメントありがとうございます!
      林真理子氏作品にはお手上げですー。
      未だ直木賞選考委員て!(笑)
      コメントありがとうございます!
      林真理子氏作品にはお手上げですー。
      未だ直木賞選考委員て!(笑)
      2012/08/03
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      > miyacocoaさん
      「未だ直木賞選考委員て!」
      そうなんですね、思わずタメ息が、、、
      > miyacocoaさん
      「未だ直木賞選考委員て!」
      そうなんですね、思わずタメ息が、、、
      2012/08/03
  • 好きな女流作家それぞれの物語が読めてお得感があった。
    桐野さんの作品は甘い罠なのかな~と思いつつ読みました。

  • 8人の女流作家による短編集。
    江國香織『蛾』:妄想系、意外に面白かった。
    小川洋子『巨人の接待』:どこか人を喰ったような作品。
    川上弘美『天にまします吾らが父ヨ、世界人類ガ、幸福デありますヨウニ』:初読みの作家、常体と敬体が混じった文体が馴染めない。
    桐野夏生『告白』:辛すぎる、読むに耐えない内容でラストも残酷。「甘い罠」という本書タイトルが一番わかりやすい話。
    小池真理子『捨てる』:オチはないが小気味好い。
    高樹のぶ子『夕陽と珊瑚』:普通のミステリーとして、読んでて安心、ほっとした。
    高村薫『カワイイ、アナタ』:想像するに一番怖い。
    林真理子『リハーサル』:女の欲の深さ、残酷さ。さすが、素晴らしい。

  • 錚々たる女流作家の羅列に期待が過ぎてしまったのか、がっかり~。

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著者プロフィール

江國 香織(えくに かおり)
1964年、東京生まれの小説家。
1986年、児童文学雑誌『飛ぶ教室』に投稿した「桃子」が入選。2004年、『号泣する準備はできていた』 で、第130回直木賞を受賞。他、山本周五郎賞、中央公論文芸賞、川端康成文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞歴多数。
代表作として、映画化もされた『きらきらひかる』や『冷静と情熱のあいだ』など。女性のみずみずしい感覚を描く作家として、多くの読者を魅了している。また、小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。翻訳も手がけている。

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