僕のエア (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.39
  • (7)
  • (14)
  • (24)
  • (4)
  • (2)
本棚登録 : 170
感想 : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167838102

作品紹介・あらすじ

定職も生き甲斐も友人も恋人もなく、当然のことながら貯金も少ない24歳男子の俺。憧れのスミレ姉ちゃんから結婚式の招待状が届き、傷心のまま高校の同窓会に出かけた結果、さらに最悪の事態に。そのときから、俺の目の前にエアとなのる幻覚少女が現れた。シニカルかつ自虐的な笑いで抱腹絶倒の青春小説。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • フリーターで夢も目標もない24歳の田中。

    少年時代に結婚してくれると言った近所の女の子スミレの言葉だけを信じて生きてきたが
    スミレがどこぞの馬の骨かもわからない奴との結婚をすることを知り
    高校の同窓会の帰りに、ついに暴走してしまった。

    チンピラに殴られて車に轢かれそうになってから
    田中のそばには「エア」という幻覚少女が見えるようになった。

    働くことへの苦痛、生きることの苦悩。
    欲望がないとなにする気力も起きないね確かに。

    出だしの疾走感がいいのだけど
    あとはぐだぐだしているような。。。
    会話文で、「そうゆうことが~」「どおしようも~」
    みたいな話し言葉が気になってしまった。

    エアが言葉遣いが不慣れだからまだわかるけど
    田中の発言に、他にも話し言葉だったから。。。
    意図的にわざとならいいんだけど
    何度かそういうのが出てくるからすごい気になった。

  • エアどこいったん?

  • ダメ人間の妄想日記
    同窓会に打ちひしがれてやけっぱちになっている所に交通事故にあい、その瞬間から「エア」というおせっかい少女が見えるようになった主人公のお話し

    ノリとしてはNHKにようこそと同じで、ダメ人間の妄想垂れ流しで、その発想が笑いを誘うという図式なんだけど
    ところどころに哲学的な部分もあって、何だか考えさせられる

    設定や表現方法はアレだけど、その辺を格調高い感じにしたら芥川賞狙えるんじゃね?と思える内容も書いてあるんだよなぁ

    途中に瞑想ネタが出てくるんだけど、巻末の解説を読んで納得
    実生活の影響を受けてのマジ物の話しなのか
    ますます芥川臭がしてくる

    というのは過大評価かな?

  • 抱腹絶倒の青春小説という謳い文句に惹かれて買ったのですが、滝本竜彦さんは初めて読む作家さんです。
    自称「ひきこもり世代のトップランナー」だそうで、代表作は『NHKにようこそ』で漫画化、アニメ化されているようです。
    自らの妄想が生み出した女性・エアに脳の回路を弄られ、次々性格が変わっていくところの造りなどはなかなか面白いのですが、なぜか突然に悟りに到達してしまう、その辺りの話の変化について行けませんでした。
    なかなか読者を選ぶ作品のようです。

  • 久々に滝本竜彦を読んだので前半ついてゆけなくてこんな感じだったか疑問だったが、
    中盤から後半にかけて、憤りと、やるせなさと、訳の分からさの合わさった何とも言いようのない滝本竜彦ワールドを思い出してきて、ああ、こういう作者だったよなあと懐かしみつつ、イライラしつつ。
    何と言うか、相変わらず気分がどんよりする感じだし、気持ちが落ち着いてなかったら精神的悪影響を受けかねない作品だと思いました。
    まあ、そこが魅力でもあるのですが。
    しかし、今回はラストまでアレな感じだったので、もう少しいい着地にしても良かったかなあとか。
    滝本竜彦の精神状態も心配になる作品でもありました。
    結婚したはずだよなあ……。離婚したんだっけ?

  • 滝本竜彦の小説はネガハピだけ読めば十分かもしれない。

  • 大好きな本。薄いからすぐに読める。落ち込んでいる人に読んで欲しい。あんまり評価は高くないし、たしかにあんまり高等な文章ではないと思う。貯金も学歴も無い。友達も少なく、当然のように彼女もいない。ついでに夢も希望も無い。でも、これだけダメな環境でクズな主人公でも明るく生きている姿を見ていると、素直に尊敬できる。知り合いにそういう人が居るから尚更共感できるんだと思う。
    個人的には本当に大好きな本だけど、正直人に勧められる本ではない。

  • 実は表紙の絵だけ見て買ったにゃん
    この内容でも本ににゃるんだってびっくりしたにゃん

  • いじられたい。とは思えない

  • 単行本でも読んでいたんですけれども、ブックオフの100円コーナーで見つけてつい…買ってしまいました。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    相変わらずダメ人間がなんやかんやするストーリーで、前作のNHK~! を彷彿とさせますけれども、ファンとしては作家として復帰してくれて何より! という感じで割りと楽しめましたかね…まあ、前作と内容被っているというか、二番煎じな感じがしてどうにも…飽きてしまう部分もありましたが。それでも! 楽しめました! と声を大にして言っておきましょう…僕は氏のファンなのだから…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    解説の海猫沢めろん氏が書いていた滝本氏の様子が面白いですね。本編よりも面白く読めた可能性大です。 ←え?? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    ん~…解説に書かれていた様子だと滝本氏は今後、作家として活動していく気があるのでしょうか…? 不安になりつつも氏のファンである自分は氏の新作が出るのを気長に待ちましょうか…さよなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

全22件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

2001年、第5回角川学園小説大賞特別賞を受賞した『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』でデビュー。その後『NHKにようこそ!』でブレイク。他著作に『超人計画』『ムーの少年』『ライト・ノベル』など。「後ろ向きに青春を駆け抜けろ」をキャッチフレーズに、「ひきこもり世代のトップランナー」として一世を風靡する。

「2021年 『異世界ナンパ 無職ひきこもりのオレがスキルを駆使して猫人間や深宇宙ドラゴンに声をかけてみました』 で使われていた紹介文から引用しています。」

滝本竜彦の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
米澤 穂信
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×