- 文藝春秋 (2012年9月4日発売)
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感想 : 7件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784167838171
作品紹介・あらすじ
北海道とナイチ、失踪中の父と停滞中の僕も物語
祖父の危篤の報せを受け、遠縁の恋人とともに故郷・紋別を訪れた洋は、失踪中の父親を捜し始める。現代における父系と地縁の物語。
感想・レビュー・書評
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洋は、おじいさんのお見舞いに紋別へ渡ります。
父親不在のまま、彼の生まれ故郷に辿りつきその影を追っていきます。
そんな洋に付き添ってきた、はとこの歩美。
恋人というわけではないのですが、洋にいい感じで寄り添っています。
父と息子の関係って面白いですね。
ちょっと回りくどさを感じますが、微妙な距離感が微笑ましくもあり、苛立たしくもあり…。 -
伊藤たかみさんのファンで11冊目の作品。
この作品はう~んという読後感。 -
伊藤たかみの文庫新刊。文庫が出ていると読む作家となったが、今回の作品はまだ消化できていない。後ほどレビューを書きます。
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全くもって初めて読む作家・伊藤たかみの作品。芥川賞作家らしいが。例によって今月の書く出版社の新刊案内を検索していたら、文春文庫のところで本作が目に入ったからで、その第一にして唯一の理由が「祖父の危篤の報せを受けて、(中略)、辿り着いたのは父が捨てた町・紋別」とあったからだ。
紋別って何、という人は日本には居ないと思うが敢て説明すれば偉大な私が生まれ育った北海道はオホーツク海に面した紋別市だ。なかなか我町がこうした文学作品に登場する機会は無いし、果たしてどのように紋別が描かれているのか興味津々で購入した次第。
祖父の牧場は紋別の郊外にある、紋別空港建設工事で地上げされそこなった一本松近辺、とあるので場所は元紋別地区から小向にかけてだと思われる。かつて名寄本線が走っていた時代な無人駅があった記憶がある。
そして危篤の報せを受けて神戸を後にした主人公は敢て祖父に実家には行かず、「入院している病院に近いから」という表向きの理由で何故か紋別から小一時間の距離にある遠軽町のホテルに滞在する。遠軽町は石北本線が旭川方面から来て北見・網走へと続く途上にあり、かつては紋別方面に向かう名寄本線と接続する場所だった。
しかし牧場が紋別の郊外とは言え、決してそこは市内から遠くはなく車で10分から20分程度なのだから、何も入院するのに遠軽あたりの病院を選ぶのはかなり現実的には難しい想定だ。食事場面も殆どが遠軽だしまったくもって紋別本というには物足りない。
結局私の生まれ育った紋別市内の描写は殆どなく、最後になってようやく市内のホテルで叔母に会う場面で僅かに出てきただけ。と、言うわけで今ひとつ地理感覚と物語の想定でかみ合わせが悪く落ち着きが悪く期待は裏切られた形。
確か桜庭一樹が紋別を舞台にした小説「私の男」を書いていたような記憶もあるので今度はそれを探してみよう。なお、彼女は紋別には何も縁は無いはずだが、確か文藝春秋の担当編集者が紋別出身ということで度々エッセイにも「紋別クン」として登場しているのでその絡みで書いたものだろうか?
著者プロフィール
伊藤たかみの作品
