そして生活はつづく (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.98
  • (416)
  • (503)
  • (305)
  • (51)
  • (13)
本棚登録 : 4447
レビュー : 535
  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167838386

作品紹介・あらすじ

携帯電話の料金を払い忘れても、部屋が荒れ放題でも、人付き合いが苦手でも、誰にでも朝日は昇り、何があっても生活はつづいていく。ならば、そんな素晴らしくない日常を、つまらない生活をおもしろがろう。音楽家で俳優の星野源、初めてのエッセイ集。巻末に俳優・きたろうとの文庫版特別対談「く…そして生活はつづく」も収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 前から星野源に興味があったが、ブクログのレビューを読んでいて唐突に読みたくなり購入。とりあえず初エッセイだからということもあるが、まだSAKEROCKも星野源も知らない頃、マガジンハウスのPR誌「ウフ.」で連載していたなーと思って。内容はあまり記憶にないのだが、連載開始するなり休刊が発表されて「そんなことある!?」と思ったことだけは覚えている。
    そのとき感じたトホホ感、行間から発せられまくり(笑)。くだらなく、しょうもないエピソードのオンパレードで腹抱えて笑ったが、時々深いんだよね。おじいちゃんとのエピソードはしんみりさせられた。星野源:原作の小田扉によるマンガ(これ…ほんとにあったことなの!?)、きたろうとの爆笑対談、と飽きさせない内容で、一気読みしちゃいました。下品でバカバカしいのに、何度でも読んでしまう。不思議と、クセになる。
    音楽、役者、文筆家と多方面で活躍する彼だが、一つに絞れと周囲に言われたこともあったようで。「でも、もちろん役者の才能も文章の才能も特にないのはわかっていたけど、わかっているからこそやれるようになりたいし、上手くできないからこそ憧れるわけで。最初から上手くできたらそれはそれでいいのかもしれないが、やれなかったことができるようになったらそれはすごいことだし、実はそっちの方がおもしろいんじゃないかと思う。」という彼の言葉が響いたな~。おかげで、すっかり彼の虜。彼の文章、音楽、お芝居、どれが一番好きかと聞かれても、やっぱり選べない。とりあえず今後、彼の活動は可能な限り要チェック。

  • すっごくおもしろかった!
    なんだこの人、めちゃめちゃおもしろいな…!
    そしてようこちゃんも最高。

    少し真面目なお話も最後にはおもしろおかしくまとめてしまう。軽いようで重みのあることを言っちゃったりする。
    タイトルのお話も秀逸だ(笑)

    何気ない日常におもしろさを見いだすには努力と根性がいる、自分の日常を見つめなおし、向き合う。毎日をおもしろくするのは自分自身。というようなことがあとがきに書いてあって、妙に納得して、これは自分ももうちょっと必死に一生懸命に生きてみようかなと、そしたらもう少しおもしろく生きられるかなと、考えさせられました。

    あーおもしろかった!
    星野源いいなぁ。
    他のエッセイも是非読んでみたいです!

  • テレビで観る星野源さんの印象は、【明るい好青年で誰とでもうまくやっていけそうなマルチな才能を持った人】だったので、この本を読んで、「え、そうなの!?」とちょっと驚いた。
    星野源さんの過去現在の、プライベートのダメダメ加減があけすけに語られている。引いてしまうようなところも正直あったけれど、素の源ちゃんを知ってむしろ親近感が強まった。

    「ひとりはつづく」の章の中の、「ひとり」の考え方に共感できるところがかなりあった。
    ぐだぐたでも、ダメダメでも、「そして生活はつづく」のだ。だったら、面白くする努力を自分でして、ひとりを恐れずに生活して、で、死ぬ時には「ひとりじゃなかった」という気持ちで穏やかに世を去りたいものだ、と思ったのだった。

  • NHKの「おげんさんといっしょ」を観てから星野源さんが気になって(そもそもどうしてその番組を見る気になったのかという…)、つい手に取ってしまいました。
    あれ?何冊目のエッセイだろう?順番に読んだ方がいいのかな?
    …と一瞬悩んだけれど、星野さんの1冊目の本でした。

    いつものように気になった言葉をメモしながら読んでみたら、なんだか哲学的な1ページになってしまったのですが、この本の感想に、型どおりの、いわゆる“良い事”を書いてしまったら負けのような気がします(笑)
    おもしろきことも無き世をおもしろく…そのあとは個人個人で続けるべき、そんな感じですね。
    とにかくおもしろかったです、脳みそが液状になるかと思いました。
    これから星野さんの顔を見るたびに、「今、何考えてるんだろうなあ…?」と思ってしまいそうです。

  • ブクオフで見つけて何となく買ってしまった。
    人を引き寄せるよいエッセイだと思う。“ばかはつづく”あたりから、面白くって一気読み。テレビで活躍している姿を見るかぎり、書いている内容は想像がつかなくって、またまた~!エッセイ用にキャラを作ってるんでしょう…と思ってしまう私。
    誰かに似ているんだよね、と考えたら、行き着いたのが穂村さん。穂村みを感じてしまった。

    そして問題の、き●●ま発言。……とても共感してしまいました(笑)みながスルースキルを駆使して見ない見えない、なかったことにしていることとか、空気を読んでも、あえてツッコみたい、口にしてしまいたくなることが多いので、つい笑ってしまった。

    “生きづらさを緩和するために表現をする”(150ページ)とか“自分を形成するすべての要素は、日々「自分対なにか」の計測を行っている”(151ページ)あたりは、ちょっとした名言なのでは?と思った。

    2018年積読消化9冊目。

  • つまらない毎日の生活をおもしろがることをテーマに書かれたこのエッセイ、面白すぎる。
    残念な人間の星野源。
    生活が嫌いな星野源。
    ブラジャーに絶叫する星野源。
    最高な母親(ようこちゃん)を持つ星野源。
    お腹が弱い星野源。
    お願い、眼鏡をかけて、星野源。
    「自分なくし」の話や、源さんの語る二代目桂枝雀さんのお言葉。「実は自分を思うことが自分を滅ぼすことなんですな。人を思うことが、本当は自分を思うことなんです。」とても響きました。
    落ち込んだとき、笑いたいとき、生活を忘れてしまったとき、きっと何度も読み返すであろう1冊です。

  • すてきなおかあさんだなー。この親にしてこの子あり、という感じだ。わたしは生活という悪魔をずっと憎んでいるが、どうにか愛そうとがんばっている最中なので、もっとがんばろ、と素直に思った。
    そしてわたしも岡村ちゃんとマイケル大好きだし、ひとりでいるときが一番テンション高いのでとても親近感。ひとりっこではないけど。あと「~っていうじゃん。」が可愛い。
    巻末の対談がすごかった。対談がすごかったというか、きたろうがすごかった。なんてかっこいい人なんだ。

  • 自分と通じるところがあり、うなずいたり笑ったりでした。多才で才能豊かな星野源さんと通じろところがあると言うのは失礼かもしれませんが。めんどくさそうなところに共通点があるような気がするんです。ファンの皆さん、ごめんなさい。

  • 星野源ってセルフプロデュースが上手いなぁ!って思った。曲が大好きだけど、この本読んだらさらに好きになった♡ダメな部分たくさんあるんだけど、面白くさらけ出せるってすごいなー。けど真面目な部分もあって。そこがいいね!面白いけど芯は真面目な人って好きだ♡

  • 「そして生活はつづく」読了。
    旅行に行った時空港で購入し揺れる中ケラケラ笑ってました。帰ってきてからも読んでたけどほんっとうにおもしろい。根暗な部分とか友達がいないとかを逆手にとっておもしろおかしく書いてる文章、天才的だと思う。

全535件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

星野源(ほしの げん)
1981年、埼玉県生まれ。音楽家・俳優・文筆家。アルバム『YELLOW DANCER』(2015年)、シングル「SUN」(2015年)、「恋」(2016年)が大ヒットを記録。第66回・67回『NHK紅白歌合戦』にも連続出場。俳優としても第37回日本アカデミー賞新人俳優賞などを多数受賞。2016年ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で大人気を決定付ける。著書に『蘇える変態』、『働く男』、『そして生活はつづく』、『星野源雑談集1』。『いのちの車窓から』 で第5回ブクログ大賞エッセイ・ノンフィクション部門大賞を受賞。2019年9月3日、『よみがえる変態』文庫を刊行。

そして生活はつづく (文春文庫)のその他の作品

星野源の作品

そして生活はつづく (文春文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする