ダチョウは軽車両に該当します (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 114
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167838614

作品紹介・あらすじ

動物園ミステリ・待望の第二弾!ダチョウと焼死体がつながる?――楓ヶ丘動物園の飼育員「桃くん」とツンデレ女王の「鴇先生」、怪しい仲間たちが解決に乗り出す。

感想・レビュー・書評

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  • 動物園シリーズ第二弾。
    マラソン大会でいきなりダチョウが走ってくる所から始まる。どんな展開だよ!と思いながら読み始めた本作だったが、意外にも結末は重かった。実際にこういう事はないと思いたいが、どんなシチュエーションにしろ動物を生き物と思っていない人はいるわけで。人間の利益の為に動物が犠牲になるのは耐えられないな…。
    主人公桃本くんはいまいち頼りなさげなキャラだが、今回最後の犯人に向けての行動は格好良かった。そして、変態服部くんのキャラが面白すぎ。今回はその服部くんの愛犬(勿論変態(笑))にも笑わされた。

  • 愉快?な動物園飼育員達の事件簿再び。鴇先生かっこよすぎ。相変わらず変態な服部君、飼い犬も変。ギリシャ語のコマンドってこだわりすぎでしょ。でも活躍したけど。※湿気の多い日に文庫本の表紙が反るのも神様のせいだったのか(←本編関係無)

  • 前作がとても面白かったので、迷わず選択(^ ^
    いや〜、間違いない面白さ(^o^

    前作で登場した動物園で働く面々が、
    マラソン大会に出場する同僚の応援に行く。
    と、マラソンコースを疾走する一羽のダチョウ(^ ^;

    導入部分から度肝を抜かれ、そのまま最後まで一気読み。
    今回も、愉快な仲間たちとわちゃわちゃしながらも、
    起きる事件や展開はシリアスそのもの(^ ^;
    主人公達は「命の危険」にさらされるし(^ ^;

    謎多き獣医の鴇先生の過去も垣間見える。
    いや、そんなもんじゃない、過去のしがらみが
    今回の事件の遠因としてつながっていると言える。

    前作に続き、主人公の「飄々さ」にごまかされがちだが、
    起きている事件はかなり「パニック小説級」(^ ^;
    そのためか、今作では動物園の外のシーンが多く、
    飼育員の日常成分が少なめなのが、やや残念(^ ^;

    でも、文句なく面白く読める一冊です(^o^

  • この作家さんの書く、脳内マシンガントーク風一人称の文章がたまらなく好き。良い感じにボケツッコミも入ってて、読んでてクスリと笑えるのが良い。
    そして、前作にもまして変態な服部君がいいキャラです・・・。
    犯人はそれほど難易度は高く無かったですが、事件のネタと、ああ、こう絡めてきたのか-、と物語として面白かった。
    次作も楽しみです。
    (あ、あと毎回この作家さんの後書きも楽しくて楽しくて。先に読んじゃいたいぐらい楽しみです)

  • 動物園シリーズの第2弾。一見、ほのぼのとした
    日常ミステリ風ですが、今作も巻き起こる事件は
    結構シリアスで大袈裟で、物騒です。
    なのに...主要登場人物の楓ヶ丘動物園の飼育員達の
    キャラによって相殺される、なんとも似鳥さん
    らしい作品。

    今作はダチョウが主役で、市民マラソンのコースに
    突如乱入してきたダチョウから物語が始まる。
    偶然(w)居合わせた、楓ヶ丘動物園の奇人職員達が
    無事に捕獲するも、彼等の周辺にきな臭い異変が
    起こる。主人公「桃」、そして獣医の「鴇」先生が
    何者かに拉致監禁され、その現場からは身元不明の
    焼死体が発見される...。

    とかなり物騒。さらにここから事件は大きく発展
    するのですが、今作の読みどころは事件やミステリ的な
    部分よりも、ちょいちょい挟まれる動物蘊蓄と、
    キャラを楽しむのが正解かと。さらにパワーアップした
    爬虫類担当職員の「服部」くん。彼の紹介が「とりあえず
    彼は変態である」というたった一文w。さらに彼の飼い犬の
    「ディオゲネス」も輪をかけて...アレですw。

    独特ののほほんとした雰囲気、楽しませてくれるキャラ、
    動物達、そして小ネタにミステリを少々トッピングした...
    そういうミステリです。

  • シリーズ2作目。メインの4人のキャラがますます立ってきた感じ。事件の背景は意外と重いんだけど、良い意味で軽さがあって読みやすい。特に「変態」と描写される服部くんがちょいちょい笑わせてくれる。動物の飼育についての描写もいい。動物園でダチョウやキリンを観察したくなる。

  • 「午後からはワニ日和」に続く動物園ミステリー第二弾。今回もただの動物園ミステリでは終わらなかった。このシリーズはまだ二作しか読めてないけれど動物園に対する認識が良い方に色々と変わるなぁ。今回は鴇先生の過去がわかる話。あと服部くんの変態さが前作よりも加速していて話のシリアスさをいい感じに中和していた。

  • 楓ケ丘動物園の飼育員さんたちが活躍するミステリー第二弾。
    県民マラソン大会の闖入者はダチョウ、ダチョウ?!
    主人公桃くんが案の定さらわれたり殴られたり、わりと今回も命の危機にさらされながら、事件に巻き込まれながらも物語は進んでいく。
    裏表紙のあらすじでは「愉快な」面々が活躍するほのぼのさとミスマッチさが全面的に表れているのに、製薬会社の文字みたときから嫌な予感はしていたけどこう繋げてくるか、と。鴇先生絡めてくるのうまいなあ。
    大捕物にはじまり大捕物におわる。最後の桃くんとてもかっこよかった。でもダチョウ担当であんなにも殺処分させまいと頑張っていたこの桃くんにそれ言わせるのか、と心情察したらあまりにも忍びない。

    服部君の教養の高さが「文系」だけでひとくくりにできない守備範囲の広さ。秘密兵器も大活躍でニッコリ。君は何者なんだ。
    今回のカバーイラスト、秀逸過ぎて帯外して笑ってしまった。

  • シリーズ第2弾。
    獣医の鴇先生が関係する事件がおきた。
    犯人は前の会社関係者か・・・ストーカーか・・・のお話。
    動物園と事件を絡めたシリーズものなので今回も悲しい展開に胸をいためる。
    人間ってイラネー。
    そんな声が聞こえてきます。
    それでも作者の文章がとても読みやすく時々でてくる解説にクスリと笑えたりしてまた次も読みたくなる。
    あとがきも楽しみにしている。

  • 前作に続き、楽しく読了☆大好きな作家さんになりました。今回は事件も拉致監禁殺人未遂事件とちょっとドキドキしますが、七森さんや変人服部くんのキャラに癒されます。さらに続編も読んでみたいですね〜☆そしてやっぱり動物の最期がかわいそうです…ドラマ化は難しいとは思いますが、わたしの中で桃さんは向井理さん、七森さんは戸田恵梨香さん、服部くんは栗原類さん、鴇先生は水野美紀さんでした☆

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著者プロフィール

似鳥 鶏(にたどり けい)
1981年生まれ、千葉県出身の小説家・推理作家。男性。千葉大学教育学部卒業。北海道大学法科大学院在学中の2006年、『理由(わけ)あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選し、2007年に同作品で小説家デビュー。
2012年の『戦力外捜査官』が代表作。本作はシリーズ化し、武井咲主演でドラマ化された。

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