ひとりの午後に (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2013年9月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167838775

作品紹介・あらすじ

「けんかの達人」とよばれるフェミニストの意外な一面

世間知らずだった子供時代、孤独を抱えて生きていた十代のころ……。著者の知られざる生い立ちや内面をy抑制された筆致で綴ったエッセイ集。

みんなの感想まとめ

孤独や自分自身と向き合うことの重要性をテーマにしたエッセイ集で、著者の内面や生い立ちが丁寧に描かれています。読者は、著者が「けんかの達人」として知られる一方で、意外な一面や思索を深める姿に共感を覚え、...

感想・レビュー・書評

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  • ★3.5
    上野千鶴子さんのエッセイ
    『ひとり』というワードが題名に入っていたので、手に取りました

    私も20代には戻りたくないな
    だんだん年齢を重ねてまともになってきているのは同感

    『ひとり』でも楽しんで生きていける感覚を大切に年齢を重ねていきたいと感じました

  • 上野さんのいろいろが詰まっていると感じました。
    一生懸命精一杯生きてきた人の言葉に
    同感したり,成る程と霧が晴れる思いをしたり,
    読み甲斐がありました。

  • 『W坂』『佇まい』『ひとり』がよかった。武装してない上野さんの本。

  • 上野千鶴子さんの書き下ろしエッセイ。研究書ではわからない上野先生の人間性や価値観が垣間見えた。

  • 上野さんに興味がない状態で読んでも、好きになりそうな内容でした。とても魅力あふれた内容でした。

  • やっぱりいいよね。自分がある人は。
    なにか出来事が起きると、またたくうちにアタマのなかでシミュレーションが起きて、最悪の事態を想定する。そうなるとよくしたもので、たいがいの事態は、自分が想定した最悪の状態よりはマシに思えるので、クリアするのが容易になる。
    アタマがプラクティカルにはたらくので、できることとできないことの腑分けを一瞬のうちにおこなう。そして願ってもでいないことについては、あきらめが早い。だからあんまり失望しないし、執着も強くない。
    危機に陥ったことは何度もあるが、つぎつぎと次善の策、三善の策が思い浮かぶ。どれをとっても最悪の事態よりはましどから、なんとか切り抜ける。百点満点を求めなければ、そこそこ満足できる。自分が完璧主義者でなくてほんとよかったと、胸をなでおろす。自分に対してもそうだが、他人に対しても比較的寛容だ。

  • 今のその人を見ることの大切さを言いながら、上野さんの子ども時代や学生の頃、両親を亡くした話が出てくる。過去の経験の積み重ねである「今」に注目すること。過去に思いを馳せながら今目の前にいる人に出会う。
    社会学者として見せる顔とは違う、時折悩んだりしながらも人生を味わって楽しむような姿がカッコいい。この先おひとりさまが続いても、別にそんなに苦じゃないかもな、と思った。風向きが変わらないことを祈る。

  • 素敵な文章を書く方なんだなぁ。豊かな感性と繊細な言葉遣いに惹き付けられたまま、読了。「佇まい」と「夢」がとても好き。

  • 世の中の多くの女性のために、その中には弱い人もズルい人も傲慢で怠惰な人もいたはずだけれどもとにかくたくさんの女性のために闘い、理解し、助けようとしてきてくれた社会学者、上野先生のエッセイ。
    彼女の書いたものからはいつも途方もない強さを感じてきたけれど、この本では珍しく、ひとりの女性の儚さを感じて少し戸惑ってしまった。
    長い歴史の中で大なり小なり差別をされてきた女性のために、世の中を責め続けてきてくれた上野さん。『女たちのサバイバル作戦』で、「あなたたちの生きづらい、こんな世の中にしてしまってごめんなさい」と言っているのを読んで衝撃を受けた。この本を読んで、闘うエネルギーはこの人の1面でしかないことを改めて知った。
    こういう人がいることを、心強く思う。強いだけの人もいないし、泣き寝入りするばかりでもいけない。どんな形でも、なんとか生き抜いていこうと思う。

  • 面白かったー。やっぱりジェンダーに関する本は読んでて面白いな。もっともっと借りて読みたい。

    25.4.2
    あれ?最後までちゃんと読んだのだったかな?途中から新しくて方法と読んでしまっていたけど。
    お一人様好きの私、上野さんのようにたくましくいきたいものだなぁ。

  • ほとんどの国家の繁栄とシュウラクは、人間がもたらしたものだ。言い換えれば、衰退を滅亡も、人災と言って良い
    ペットはコンパニオン・アニマルとも呼ばれる。暮らしのパートナー、人生の同業者。
    20歳なんてろくでもない年齢だ。未熟で無知で傲慢で、経験も自信もなく、自分が何者かも知らず、世間も他人をも知らない
    人間は変化する生き物だ。その折々に違う出会いがあり、異なるニーズがある。切磋琢磨しあえる刺激的な友人が良かった時期もあるし、まったりくつろげる友人が欲しいこともある

  • 上野千鶴子さんのジェンダーに関するもの以外の本は初めて読みました。小さい頃から大人になる過程が描かれたエッセイ集。共感できる部分も数多く、かつ言葉のチョイスが面白かったです。
    くすっと笑える部分もあり、短いエッセイを集めたものなので、毎日少しずつ読むのにピッタリでした。

  • こういうのももっと読みたい

  • エッセイをちびちび読んでいる間って、脳内に勝手に友達とか知り合いが増えた感じになってちょっと楽しい。生活している時に「あの人あんなこと言ってたな〜。」と思い出したり、好きな物とかをちょこっと真似したり。
    私も黒田杏子の「ひとはみなひとわすれゆくさくらかな」という俳句好きだな。

  • 両親との精神的な葛藤が、二人の死を経験して少しずつ葬られていく過程が興味深かった。1人であることは何も特別ではなく、人生後半は皆そうなっていくもの。「
    40にして惑わず」というがそうでない人もいるわけで、一般をどこかで目指し苦しさに拍車をかけていた自分に気づいた。年長者は過去の人ではない。加齢を経験している現在のその人について関心を寄せたいもの。「佇まい」「夢」が特に好き。

  • 上野先生のエッセイ集。思っていたより情緒豊かできめ細やかな感受性を持った女性なんだなあと意外だった。文章もきれいで読みやすく、お気に入りの一冊です。

  • 1948年、富山の開業医の家に生まれ、過保護に育てられた上野千鶴子さん、井上陽水が好き、持ち歌は「かもめ」、晩夏が好きとのこと。「ひとりの午後に」、2010.4刊行、2013.9文庫化、とても楽しく読了しました。思いだすこと、好きなもの、年齢を重ねて、ひとりのいま の4つの章立てです。ひとがつきあうのは、そのひとの過去とではなく現在と、そのひとの仕事とではなくそのひとの人柄とである。そのひとのありよう、ふるまい、口のきき方や身のこなし方・・・、つまるところ、そのひとの佇まいがすべてである。

  • 上野さんの本を久しぶりに読んだ。
    なんだか元気をもらった。

    「好奇心」での夏休みの課題、目の付け所が子供のころから違う。
    「髪」で、美容師のことをあれこれ心を砕き手を貸してくれる職業とあり、なるほどと思った。
    ほかにもそうそう、とかへえ~とか、一緒にお茶しながら近くでお話をきいているような気分。
    素敵なエッセイ集でした。

  • 914.6

  • 上野さんには珍しいやわらかな私生活を綴ったエッセイ。わりと最近ということもあり、自身の老い先を考えたような、言い方を換えればたそがれ時の豊かさをたたえたような話題が並ぶ。「ひとりが楽ちん」というようなことがたびたび書いてあって、そういうのを読むと何だか勇気が出てくる。伴侶をもたずに年をとるのもいいもんだ、ちゃんと考えて覚悟を決めていれば。

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著者プロフィール

社会学者。東京大学名誉教授。1948年、富山県生まれ。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。女性学、ジェンダー研究のパイオニア。現在は高齢者の介護とケアの問題についても研究している。京都大学大学院修了後、平安女学院短期大学助教授、京都精華大学助教授、メキシコ大学院大学客員教授、コロンビア大学客員教授などを歴任。1994年、『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)でサントリー学芸賞受賞。著書に、『家父長制と資本制』(岩波現代文庫)、『おひとりさまの老後』(文春文庫)、『女の子はどう生きるか』(岩波ジュニア新書)、『アンチ・アンチエイジングの思想』(みすず書房)など多数。

「2026年 『新版 女の本屋の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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