仏教シネマ (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2013年9月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167838799

作品紹介・あらすじ

お坊さんが語る映画の中の「生老病死」+葬



気鋭の宗教学者・釈徹宗と映画プロデューサーを経て“劇場型寺院”應典院の住職となった秋田光彦が映画の中の隠れた宗教性を語る。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

映画の中に潜む宗教的なテーマや死生観について深く掘り下げた作品で、映画好きにはたまらない内容が詰まっています。著者は、映画の隠れた宗教性を明らかにし、観る者に新たな視点を提供します。選ばれた映画は多岐...

感想・レビュー・書評

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  • TSUTAYAの宅配DVDの予約リストがすごく長くなった。
    全部見終えるのはいつになることか・・・

    ごく最初の方に、「映画は映画館で見るもの」と書かれているのに、すみません。旧作なので許してください。
    「映画館という『場』が大事、いったん始まったら、一時停止も巻き戻しもできない、その作品の中に引きずり込まれて身を任せるしかない、時間は映画によって奪われていき、観客は、映画という時間に自分の時間を預けていく、映画は集団で作り、集団で見る、集団で幻想を作り出し、集団で幻想を見る」ということらしい。
    映画館で見る理由をそこまで考えたことがなかったので、なるほどと思った。新作もDVDになるのを待ってから見るという傾向を改めたいと素直に思った。どこまで実行できるかわからないが・・・

    序章、「生きる」「老いる」「病む」「死ぬ」「葬る」各章でそれぞれ映画が挙げられ、お二人が対談なさっている。
    「死ぬ」の章までは、私の中では「映画ガイド」のような読み方になっていたが、「葬る」と終章にかけて、「仏教の本」になっていった。

    "秋田 (略)『おくりびと』では、遺族は喪の作業をサービスとして購入している。葬儀の場が、「サービスをする側と受ける側」として描かれているんです。
    釈 その指摘は重要ですね。葬儀に関する多くの問題の根っこにらこの「サービスをする側と受ける側」という図式があると思います。葬儀にビジネスモデルが入り込んだことで、家族がきちんと遺族にならず、消費者になってしまっている。"  177ページ

    ”秋田 (略)日本の仏事がカウンセリングになり得るかわかりませんが、確かに私たちは、無意識のうちに法事という長い持続性の中で、繰り返し死者と会い続けている。ふだん自分が遺族だとは認識してなくても、法事が来れば遺族であることを再確認しないわけにはいかない。「そろそろ法事やらなあかんな」「誰を呼ぶか」「衣装やお布施はどうしよう」「料理は精進でないとあかんな」とかいろいろ言いながら、三回忌、七回忌、十三回忌・・・五十回忌と、決まりきった習慣を粛々とこなしながら、遺族になっていく。私たちは法事を通じて、遺族であり続けているんだということを、もっと自覚していいのではないでしょうか。”  208ページ

    ”釈 (略)実は、年回法要といったものなどは、時間軸を長くする文化装置でもあったのではないかと思うのです。こう言ってはなんですが、ほうじはじゅんびもたいへんだし、費用もかかるし、法要中は正座しないといけないし・・・。そして、やらないでおこうと思えば、やらないでも済むわけです。そんなわずらわしいことを、あえて営む。でも、そこは生命の連続性が表現された場であり、理屈抜きでつながりを感じられる時間でもある。そんな場や時間が、我々の時間軸を少しずつ少しずつ長くする。現代社会においては、時間の感性を長くする場や装置がめったになくて、逆に時間の感性を短くする装置がたくさんある。”  212ページ

  • 映画好きのお坊さん(しかもお一方は石井總互監督作品等を手がけていた方)が、古今東西の映画に宗教的エッセンスを見出し、それをアテに宗教の意義や死生観等を語り合う本。選ばれている作品が実にバラエティ豊かで、宗教抜きの映画ガイドとしても優れているけど、普通の人々があまり考えたこともない面から映画を見ているので、考えへのヒントもたくさんある。

  • 【お坊さんが語る映画の中の「生老病死」+葬】気鋭の宗教学者・釈徹宗と映画プロデューサーを経て“劇場型寺院”應典院の住職となった秋田光彦が映画の中の隠れた宗教性を語る。

  • 暇つぶしに買ったけど面白い。出てくる映画が古い名作が多かったので、見てない映画を見るためにTSUTAYA通いとネット通販にハマってしまった。本文中に映画は映画館で観るもの〜とあったけど読んでるとどうしても映画が見たくなるから仕方ないです。

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著者プロフィール

1961年大阪生まれ。僧侶。専門は宗教学。相愛大学学長。論文「不干斎ハビアン論」で涙骨賞優秀賞(第5回)、『落語に花咲く仏教』で河合隼雄学芸賞(第5回)、また仏教伝道文化賞・沼田奨励賞(第51回)を受賞している。著書に『お世話され上手』(ミシマ社)、『不干斎ハビアン』『法然親鸞一遍』『歎異抄 救いのことば』など。

「2023年 『日本宗教のクセ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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