源平六花撰 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2013年11月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167838881

作品紹介・あらすじ

NHKラジオドラマ化決定!



屋島で那須与一に檜扇を射抜かれた平家の上臈が、妹ともども与一兄弟に伴われ、東に下ることに……。オール讀物新人賞受賞作収録。

みんなの感想まとめ

戦乱の時代に生きた女性たちの視点を通じて描かれる物語は、物悲しさと共に彼女たちの強さを浮き彫りにしています。短編集の中で、特に「常緑樹」では穏やかな夫婦愛が描かれ、心が温まる瞬間が訪れます。また、「啼...

感想・レビュー・書評

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  • 軽いものを好んで読んでいる私には、解釈が難しいものが多々あった。中々すんなり読み進められなかったのは、解説にもあった文体なのかも。物語としては古典的な言語で雰囲気があってよかったですが。源平のお話はどれも物悲しい。中でも建礼門院のお話になると、いつも引きつけられて引きずってしまう。今回も。平家物語に倣うとどうしても最後の場面になるけれど、この女院のお話を通しで読んでみたいものです。

  • 【NHKラジオドラマ化決定!】屋島で那須与一に檜扇を射抜かれた平家の上臈が、妹ともども与一兄弟に伴われ、東に下ることに……。オール讀物新人賞受賞作収録。

  • 古典にも歌舞伎にも明るくない自分にはハードルが高そうと思ったが、それなりに十分楽しめた。
    解説(ありがたい)にもある通り、著者の文章力の大きさを改めて実感する。わからないなりにも読み進めていれば、いつの間にか物語に引き込まれ、流れるような言葉のリズムに身を委ねる心地よさを味わえた。
    6編のうち、一番印象深く、また好みでもあったのは「啼く声に」。千鳥の心の清さ、強さが魅力的で、自ら信じる道へと踏み出す姿に胸打たれた。
    「二人静」では、その語りに引き込まれるとともに、北条政子の人物像にすっかり魅了された。
    最後の「後れ子」は、物語世界に一番入りづらかったものの、建礼門院が大地震をきっかけに変わっていくことで俄然輝きを見せ、発する言葉の一つ一つが心に響くようだった。
    いずれ、それぞれの歌舞伎を観、本作との違いも楽しめたらと思う。

  • 平家物語を題材にした「歌舞伎の演目を」題材にした六つの短編集。
    歌舞伎で得意とするところの「実ハ…」という展開を持たせた物語は、後日談であったり、背景の話であったり。
    特に「俊寛」などは男性目線で語られる物語が女性視点で見れば「なるほどそうだよな」というような話。
    カバーは断然文庫版の方が良い

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著者プロフィール

1966年愛知県生まれ。名古屋大学大学院国文学研究科博士課程修了。文学博士<br>2007年第87回オール讀物新人賞を受賞してデビュー<br>2018年『葵の残葉』(文藝春秋)が第37回新田次郎文学賞と第8回本屋が選ぶ時代小説大 賞を受賞

「2023年 『元の黙阿弥』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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