- Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167839017
感想・レビュー・書評
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感想は下巻に記載
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晨光学院町田高校・英語教師・蓮実聖司。
ルックスもよく、爽やかな振る舞いで、生徒だけでなく、同僚教師からも信頼を得ていた。
学校内で起こる様々な問題に頭を抱えているが、全て効率的に解決していく…
ほんとにいい先生じゃないって、思ってたら…
カンニング問題、教師と生徒間のセクハラ問題、いじめ、裏掲示板、モンスターペアレント…
自らの邪魔になるものは片っ端から排除していくサイコパス。
人を殺すことに何も感じない…
ここまであっさりと軽く殺人を犯せるなんて…
あっという間に…
小学2年生に始まり、両親も…
自分の自由が最優先。
この後、どうなっていくのか…
圭介、雄一郎、怜花には蓮見には深入りしないで欲しいな。あんまり深入りすると…と、思うと…
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感想は下巻にまとめて記載しております。
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主人公は、他人の気持ちや感情が全く理解できない超有能な教師。自分の「王国」を築くために障害となる者は全て排除していく、というストーリー。
自分は人を殺したいと思ったことはないが、それは単に幸せで満足しているからではなく、色々なことに妥協しているから。メリットとリスクを天秤にかけて法を犯さないという選択を(無意識に)している。
蓮実(主人公)はなにも妥協しない。だから自らの理想を達成するために全てを利用し、邪魔なものは全て排除する。自分の「共感性が著しく低い」という欠点すらも、心理学やコールドリーディングを勉強することで「擬態」して武器に変えてしまう。ある種、凄まじい努力である。
ストーリーとしては意外な展開もなく、好みではなかったが、人間の根底にある冷徹さ、残虐さについて考える上で示唆となる一冊。
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ルックスの良さと爽やかな弁舌で生徒や同僚を虜にしていた蓮実聖司。
しかし、邪魔者は躊躇なく殺していくサイコパス。
とんでもない物語なのだが、これがもの凄く心惹かれてしまう。
普通なら有り得ないし、肯定し難いこの主人公。
何故なのかこの主人公に感情移入してしまう。
上巻では彼の犯罪に首を傾げながらも、
気持ちは彼自身になっており、この物語を心底楽しんでいる。
狂気に満ちた犯罪で説明がつかないが、
犯罪に至る気持ちがわかる。←自分、大丈夫なのか?と時々疑ってしまう。
蓮実の狡猾さ、他人の気持ち、行動を読む能力、
明晰な頭脳、臨機応変に対応できる適応能力。
気が付けば、自分は彼の立場になって、彼を心底応援している・・・。
そんな気持ちのまま下巻へ続く。。。
ちょっと自分、大丈夫???
でも面白いよ、この本!! -
映画を見て面白かったので買って見た。最近では、珍しいことである。
蓮実先生、若い頃はいろいろ悪いことをしていたとは思っていたけど、まさか幼少にしてあそこまでとは思わなかった。もしかして、彼が唯一殺すことができなかった憂実との関係が終わらなければ、蓮実にも他の選択肢があったのだろうか。
映画は大筋では小説通りではあるが、巧妙に編集し直しており、「脚本化の教典」にしてもいいのではないか。
全体的な感想は下巻で。
2012年11月27日読了 -
映画は未鑑賞。
面白いですね。
サイコパスいいです。
蓮実だけじゃなく周りも相当やばいの集まりすぎだわ!
下巻も楽しみ。 -
貴志祐介さんの作品が読みたくて買った本
まだ上巻だけの感想だけど、読んでいくにつれて気分の悪くなる内容だった。
学校内でセクハラ、イジメ、脅迫、大麻、殺人、教師と生徒のあやしい関係など問題が沢山あり、人殺しも2人もいる。
上巻でこれだけ問題があり、まだ下巻があるとなると更に気分が悪くなりそうな気がする。
気分が悪くなる内容でもなぜかすらすら読んでしまう小説でした。
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面白かった。ハスミン、の顔が自動的に伊藤英明というイケメンになるもんで、ついついうっとりしてしまう。
これが狂気と犯罪の話だと、反社会性人格障害の人間がつくりたした恐怖と残虐の話だと、そういう作者のインタビューをよむんだけど、初めて読んだときは、高校を舞台に若々しい少年の空想とやらしい妄想を思いきり展開し楽しみながら好き勝手に書かれたピカレスクロマンなのだと思った。
あれ。大島優子ちゃんとくらべて私の倫理感はあまりに欠落しているぞ。さらりと書き上げてしまう作者の筆力がすごいのだ…!? ということにしてみたいです。それにしても、 伊藤英明に撃たれたい。-
またまた、こんにちは!
最後の一言に吹き出しそうになりました。
「伊藤英明に撃たれたい」って(笑)
そうなんですよね、原作読む...またまた、こんにちは!
最後の一言に吹き出しそうになりました。
「伊藤英明に撃たれたい」って(笑)
そうなんですよね、原作読む前にドラマ化や映画化されてしまうとその俳優さんたちの顔が浮かんでしまいますよね。
この本は私も気になっている本ですが、分厚いのとなかなかしんどそうな内容なので手に取れずにおりました。
伊藤英明だとも思えば楽しそうですね♪2013/05/22 -
こんにちは♪
コメント、いつもとっても嬉しいです!
本当にありがとうございます。
すみません、伊藤英明にきゅーんとくる気持ちを、つい垂れ...こんにちは♪
コメント、いつもとっても嬉しいです!
本当にありがとうございます。
すみません、伊藤英明にきゅーんとくる気持ちを、つい垂れ流してしまいました(笑)
そうですよね、想像力がとまっちゃうことありますよね。
ガリレオシリーズの映画なんかも個人的にはそれでした。
楽しいけど、勿体ないような…。
たしかに、
うっ…ってくるような出来事満載なんですが、伊藤英明化もあってか(笑)、長さを感じずさらっと読みおわれました。
個人的にはどちらかというと「新世界より」のほうが重いなあという印象です、いまのところ…2013/05/23
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高校の英語教師、ハスミンこと蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。しかし、彼は邪魔者はためらうことなく文字通り「排除」する共感性欠如の殺人鬼だった。生徒たちの運命は?
読み出したら止まりませんでした。
聖域であるべき学校で聖職者であるべき教師が生徒を次々と抹殺していくという超過激な作品です。
しかもその殺人者は生徒たちの理想の教師という、今までにないサイコホラーです。
ハスミンだけでなく、その他にも個性的な教師が登場し、物語はさらに過激さを増していき、どんな結末が待っているのか、ページをめくる手が止まりませんでした。
読み進めているうちに、ハスミンに感情移入していってしまう自分の怖さを自覚してしまいました。
下巻も一気に読み終わってしまいそうです。-
風太郎さん、はじめまして。
私のレビューに花丸をつけていただき、フォローもしていただいてありがとうございます(^^)
この「悪の教典」は私...風太郎さん、はじめまして。
私のレビューに花丸をつけていただき、フォローもしていただいてありがとうございます(^^)
この「悪の教典」は私も以前読んだことがあります。
結構分厚い本だけど、すごく面白いので一気読みしてしまいました。
貴志祐介さんの本は面白いですね!
こういう人、実は気づいてないだけで周りにもいるんじゃ・・・と思う所が恐いです。2013/07/22
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