悪の教典 上 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 10778
レビュー : 976
  • Amazon.co.jp ・本 (467ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167839017

作品紹介・あらすじ

とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー。2010年度「このミステリーがすごい!」第1位、「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第1回山田風太郎賞。

感想・レビュー・書評

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  • 一気に読みました。
    まさしく、息をつく間もないほどに。

    読み終わってアマゾンのレビューを見て、驚きました。
    低評価が意外と多い…。めちゃくちゃ面白かったけどなあ。

    いや、小説の感想は個人の自由だし勝手ですから、
    口出しするつもりはありません。文句が言いたいわけではなく。
    面白くなかったなら、それは仕方ないと思うんです。
    私も、そういうことありますし。

    でもこの作品を、つまらないという言葉などで一蹴して
    しまうのは、あまりにももったいないと思うんですが。

    私が初めて読んだ貴志祐介さんの本は『青の炎』
    で、その次がこの『悪の教典』。

    なので、貴志祐介さんの本はまだほどんど読んでいないので
    あまり偉そうなことをいえないのはわかっています。

    それでも言いたい。この作品は、最高のエンターテイメント作品であると!!

    上・下巻ともに読み終わりましたが、どうしても蓮実聖司を嫌いになれない自分がいるのです。心から魅了されました。ハスミンは私にとって唯一無二のダークヒーローです。

  • 貴志祐介さんの作品が読みたくて買った本

    まだ上巻だけの感想だけど、読んでいくにつれて気分の悪くなる内容だった。

    学校内でセクハラ、イジメ、脅迫、大麻、殺人、教師と生徒のあやしい関係など問題が沢山あり、人殺しも2人もいる。

    上巻でこれだけ問題があり、まだ下巻があるとなると更に気分が悪くなりそうな気がする。

    気分が悪くなる内容でもなぜかすらすら読んでしまう小説でした。

  • 面白かった。ハスミン、の顔が自動的に伊藤英明というイケメンになるもんで、ついついうっとりしてしまう。
    これが狂気と犯罪の話だと、反社会性人格障害の人間がつくりたした恐怖と残虐の話だと、そういう作者のインタビューをよむんだけど、初めて読んだときは、高校を舞台に若々しい少年の空想とやらしい妄想を思いきり展開し楽しみながら好き勝手に書かれたピカレスクロマンなのだと思った。
    あれ。大島優子ちゃんとくらべて私の倫理感はあまりに欠落しているぞ。さらりと書き上げてしまう作者の筆力がすごいのだ…!? ということにしてみたいです。それにしても、 伊藤英明に撃たれたい。

    • vilureefさん
      またまた、こんにちは!

      最後の一言に吹き出しそうになりました。
      「伊藤英明に撃たれたい」って(笑)

      そうなんですよね、原作読む...
      またまた、こんにちは!

      最後の一言に吹き出しそうになりました。
      「伊藤英明に撃たれたい」って(笑)

      そうなんですよね、原作読む前にドラマ化や映画化されてしまうとその俳優さんたちの顔が浮かんでしまいますよね。

      この本は私も気になっている本ですが、分厚いのとなかなかしんどそうな内容なので手に取れずにおりました。
      伊藤英明だとも思えば楽しそうですね♪
      2013/05/22
    • とうかさん
      こんにちは♪
      コメント、いつもとっても嬉しいです!
      本当にありがとうございます。

      すみません、伊藤英明にきゅーんとくる気持ちを、つい垂れ...
      こんにちは♪
      コメント、いつもとっても嬉しいです!
      本当にありがとうございます。

      すみません、伊藤英明にきゅーんとくる気持ちを、つい垂れ流してしまいました(笑)

      そうですよね、想像力がとまっちゃうことありますよね。
      ガリレオシリーズの映画なんかも個人的にはそれでした。
      楽しいけど、勿体ないような…。

      たしかに、
      うっ…ってくるような出来事満載なんですが、伊藤英明化もあってか(笑)、長さを感じずさらっと読みおわれました。
      個人的にはどちらかというと「新世界より」のほうが重いなあという印象です、いまのところ…
      2013/05/23
  • 映画が公開されてしまっていたので、すでにどういう内容なのか分かった状態で読み始めました。
    ただ、いざ殺人が始まってしまうと、そのあまりのあっけなさに少し戸惑いました。主人公(で良いのでしょうか?)の蓮見が快楽殺人者ではないので、殺人のシーンにカタルシスを感じるような描写がほとんどないことが原因かな、とは思います。
    上巻は、混沌としていて、読者だけに知らされる情報と、生徒たちが少しずつ気付いてく不安感がうまくミックスされていたように思います。
    「こいつを始末しなくては」から「始末する」がとても短く、読み手であるこちらがその意味や意図を理解する前にアクションが起こってしまうため、蓮見の行動をすべて知らされているにも関わらず、置いてけぼり感を味わうのは、言葉は悪いですが楽しかったです。
    内容というか、扱っているもの自体はもちろん気味は悪いのですが、読み手を飽きさせない、という点においてはエンターテイメント小説だなと感じました。

  • 共感性欠如者の凶行は上巻でその片鱗を見せ。下巻で唸る様に加速する。

  • 評価の高いミステリー小説との事で読んでみた。犯人視点からも書かれており、この犯罪者の考えがよくわかる。この犯罪者の視点を書いている時の作者の気持ちってどうなんだろうか?とにかく読みやすく、ハマってしまった。早く下巻を読みたい。

  • 始めに映画版を観ているせいか、読んでいると情景がすごく浮かんでくる。
    青の炎もよかったが、これはさらに読みやすい。
    蓮見先生の過去に触れながら、どんどん不吉な展開になっていくのでハラハラして、先へ先へとページをめくってしまう。

    仕事で疲れていても、読みすすめた本。

  • 上下巻通しての感想。
    圧倒的な悪意が蓮実の行動を通して迫ってくる。
    後半のほとんどを占める殺戮シーンは、息が詰まるほど気味が悪かった。
    極端に臆病で他への恐怖心が大きい者。
    悪に骨の髄まで染まり、悪を理解しているからこそ吸い寄せられる者。
    蓮実が他人のために犯したたったひとつの殺人。それは憂実のためだった。
    残りの殺人はもっと簡単な理由。
    うるさい烏を排除するように、邪魔な人間を排除していく。
    逮捕されることをあまり意識していない蓮見の行動が怖い。
    特別に偽装工作もしないし、一応の考えてはいるようだけれどその場しのぎのような。
    衝撃的な題材と展開。
    その強烈さが良作と勘違いされてる部分が無きにしも非ず・・・と感じた。
    貴志さんの作品だし、はずれのない作家さんだと思っているので満足はしている。
    もう一歩・・・期待度が高いだけにそう思ってしまうのかもしれないけれど。

  • 読みやすい文章とキャラクターの魅力が割合漫画のような印象を受けて、すいすいと読み進めてしまう。やってる事最悪なのにハスミンに肩入れしながら読んでしまう自分がちょっと嫌w主人公の過去に一度殺せなかった女の子。でもその子は結局自ら死を選んでしまう。これは彼の最初にして最後の恋だったのかな…いや、己が忘れてしまった欠けた片方の心へのただの執着なのか…。その子が死を自ら選んだ時彼の心は完成してしまったのか…いや、そんな問題じゃないな、彼は生まれながらのサイコパス。

  • 最近の著者の本は深みがなくなった

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。96年『十三番目の人格-ISORA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2017年 『ダークゾーン 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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