円卓 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 2404
レビュー : 302
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167861018

感想・レビュー・書評

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  •  小学3年生のこっこから見た世界観を面白おかしくお話しにするとこくなった。いつも家族の中心には居間にデンと置かれた真っ赤な円卓がある。その円卓を囲んで食事をする風景は日本の平和の象徴のようだ。

     何かの本(西加奈子だったかな)小学5年までの子供の行動というのは酔っ払いが酒によっている状態と同じであると書いてあった。こっこたち小3はそのど真ん中である。大人は子どもにかえりたいために酒を飲むのだ。楽しかった子供時代を思い出すために。

  • すごい。だいすき。
    みんな読んでくれ。

  • なんだろう、読んでよかった。

  • 西さん、この人は天才だと思う。
    小説家希望の人がこの人の作品読んだら打ちのめされて志望すらやめてしまいそう(笑)
    今回も私達が忘れてしまっている感覚を文章におこし、繊細なようでおおざっぱに描く。
    また数年後読み直したい。なんというか読後もジトーっと残るもんが毎回ある。
    他作家の書いたあとがきもとてもよかった。(名前失念)
    登場人物の個性がすごい。そして皆あったかい。
    大所帯の家庭っていいな。
    まだ終わらないで、終わらないで、と読んだ。こんなにも終わるのが惜しい作品に出会えて嬉しい。

  • 「賢い」でも、ましてや「小賢しい」でもなく、「聡い」お子の頭の中を覗けて、強く共感した、読んだ甲斐があった一冊。

  • 通天閣が苦手だったのでどうかな?と思いながら、でも映画になってるしなぁと手に取った本。(年が近くて大阪に縁のあるからか、この作者に大きな期待がある)

    期待通り(?)おもしろかった!生や死、命、国籍や体の変化に対する小学校五年生の心の機微を、大人になってこんなにうまく表現できるなんて!(いや、でも子どもがその時点で冷静にその機微を完全な言葉にしてしまうことなんてできないだろうし、そんな子どもがいたら恐い。)
     
    大人の事情なんて知る由もなく、頭に浮かんだ「?」や「!」を持ったまま前に進んでいた小学生のころのもやもやした感じをすかっと言葉にしてくれている。懐かしいけど新鮮な気持ちになった。

    あとは、大阪に生まれ育っても知らない大阪弁がでてきたので、言葉のおもしろさも楽しめた。

  • 子どものストレートな感情、言葉や行動が、成長することにより変化していく様がよくわかった。それは尊いことやと思いました。子ども感じかたは面白い。成長するにつれ、気持ちが変化していくことはどこか寂しさも含んであるなぁと感じました。

  • なんてかわいい本なんだろう!だいすき!

  • 体に入るのに時間がかかりそうな世界観
    出てくるキャラクターは全て愛すべき人柄だった

  • こどもの感覚がよみがえる。
    自分の特別さをみんなに知らしめて、ハッとさせたいこっこ。かわいらしくて、生意気で、「イマジン」がまだまだ足りない。
    個性むき出しの動物園みたいなクラスが、読んでいてつらい程懐かしい。阿呆でも変態でも難民でも、みんなそれぞれ、何でもありなこども達の関係。
    そして、かなり重要なのがぽっさん。ぽっさんの存在はこっこの財産だと思う。終盤、読んでいて本気で好きになってしまった。これからもふたりには一緒にいてほしい。
    「これが、(いち、に、さん)命なんです。」

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著者プロフィール

西加奈子(にし かなこ)
1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪府堺市で育つ。関西大学法学部卒業。雑誌「ぴあ」のライターを経て、2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞大賞、2011年咲くやこの花賞、2013年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞。
その他代表作として、宮崎あおい・向井理出演で映画化された絵本『きいろいゾウ』、同じく映画化された『円卓』、20万部を超えるベストセラー『さくら』、本屋大賞ノミネート作『i』など。2020年初夏、『さくら』が映画化決定。プロレス好きとして知られる。お気に入りの本は『アントニオ猪木詩集』。

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