円卓 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 2397
レビュー : 302
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167861018

感想・レビュー・書評

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  • キャラが皆立っている。優しい小説。

  • 西加奈子節炸裂です。彼女の性格さながらの強烈な性格の小学3年の少女が主人公で、何事も自分の感性信じて行動し、他社の意見に惑わされる事無く突き進んで行く様はある意味爽快。その代り世間一般で良しとされる感情の動きや常識に全く価値を認めない為、どこまで世の中と折り合う事が出来るのか心配になる少女でもあります。回りにいる家族友達も皆漫画のようにディフォルメされているにも関わらず妙に存在感が有って、そんなやつおるか!!と突っ込みを入れたくなる小学生ですが、寓話として面白いです。

  • 大人になるにつれ、鈍くなっていく感覚。退屈な日常にも捉えようによっては大事な何かが詰まってる。ワシも随分と感じることに疲れた大人になったものだと気付かされた。

  • 眼帯は確かに憧れた。

  • 渦原琴子こと「こっこ」は、人と違う体験に憧れる小学三年生。8人家族で円卓を囲んだ賑やかな毎日。個性的な仲間たちの描写が鮮明で、どキツイなぁという印象。毎日がやかましく賑やかであるから、逆に静かで孤独なことに憧れるのかな、と読みながら考えたり。でも、いざ自分が孤独を味わうとやっぱり寂しいし、怖い。隣の芝生は青い、今あるものをありがたく生きるのが一番。

  • 「こっこ」こと渦原琴子は小学三年生。公団住宅に住む大家族の皆に愛され、個性的な同級生たちと小波瀾万丈な毎日を送る。とにかく大阪的な小学生日記。
    誰もが経験して通り過ぎるやかましい日々。懐かしさよりも恥ずかしさが先立つが、それはそれでピュアでもある。あの頃のような温かく鋭い感性は、大人になると持つことはできない。僕のジャポニカ学習帳はどこにいったのでしょう。

  • 解説にも書いてある、忘れてしまった子供の感性、強烈な個性、どれも瑞々しく、読み終わった後には感慨深いものがある。
    うさぎを飼いたいプレゼンの件は、子供らしい掛け合いながら、笑ってしまった。
    基本は笑える内容であるが、ぽっさんと石太が聡い会話を出す為、途中最後と余韻が出る作品になっている。
    1人だけ、鼻糞鳥居と評されてる子供には笑ってしまうが、どことなくちびまる子ちゃんの山田を彷彿とする。

  • 読んだ直後は、作者は「子供時代の楽しい思い出」を書きたかったのかな~と思っていたのですが、日数が立つにつれ、こっこの同級生に妾の子とか難民の子とか大人的には訳ありなタイプが多い設定からいって、「世の中、あの子はかわいそうなど勝手に思うけど、実はかわいそうなんてことは大人が勝手に作った妄想だ、と言いたいのかな?」という気がしてきました。

  • ぼっさんの視点、考え方が特によかった。すてきな大人になってほしい

  • 映画を見てからよんだ。
    こっこかわいい。みんなかわいい。
    映画ももっかいみよう

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著者プロフィール

西加奈子(にし かなこ)
1977年、イランのテヘラン生まれ。エジプトのカイロ、大阪府堺市で育つ。関西大学法学部卒業。雑誌「ぴあ」のライターを経て、2004年『あおい』でデビュー。
2007年『通天閣』で織田作之助賞大賞、2011年咲くやこの花賞、2013年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞、2015年『サラバ!』で第152回直木三十五賞を受賞。
その他代表作として、宮崎あおい・向井理出演で映画化された絵本『きいろいゾウ』、同じく映画化された『円卓』、20万部を超えるベストセラー『さくら』、本屋大賞ノミネート作『i』など。2020年初夏、『さくら』が映画化決定。プロレス好きとして知られる。お気に入りの本は『アントニオ猪木詩集』。

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