- 文藝春秋 (2014年2月7日発売)
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感想 : 38件
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784167900250
みんなの感想まとめ
物語は、主人公トイチの複雑な人間関係や運命に翻弄される様子を描きます。読者はトイチに対して強い嫌悪感を抱き、彼がもっと制裁を受けることを望む声も多く、主人公に感情移入できないという意見が目立ちます。終...
感想・レビュー・書評
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主人公トイチが上下巻通して本当に嫌なやつだったので、もっと制裁されてほしかった。そして謎はすべて回収されずじまいだったので、不満は残る。とりあえず運命に翻弄され、幸せになれる方法がわからないマヤが不憫。
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桐野夏生っぽい。ただ、主要登場人物に感情移入できぬまま終了(「メタボラ」にはあった愛嬌が決定的に欠けてる)。特筆すべきは、終章の「礼儀正しいオヤジ」の登場だけで、一瞬にして物語のバックボーンを正体不明の不気味なものに変えた力量。この瞬間があっただけで、とりあえず読んだ努力は報われましたね、という作品。
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f.2022/9/22
p.2014/2/10 -
ラストが、希望の始まりなのか、絶望の始まりなのか.......読む人次第ってところだろうか。私には『歴史は繰り返す』絶望にしか思えん。主人公トイチが上下巻通して本当に嫌なやつだったので、もっと制裁されてほしかった。そして謎はすべて回収されずじまいだったので、不満は残る。とりあえず運命に翻弄され、幸せになれる方法がわからないマヤが不憫。ポリティコンってなんぞや?の疑問は下巻の解説で説明されていて、そこだけはスッキリした。
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再読。
前回も思ったはずだ。
「風と共に去りぬ」のスカーレットとレッドバトラーみたい、と。
それも、なんか暑苦しいってところだけなんだけど。
まったくの個人的な感想だから、もちろんホントは全然違うのだが。
いろんな、背景とかあるのだろうけれど、イヤ、私には暑苦しいキャラクターの方々であった。 -
東北に作られた理想郷「唯腕村」。創設者の直系の血を引く者である東一は父が亡くなったとき無理矢理、理事長を継承し村を我が物としていく。他の農村と同じく高齢化と過疎の問題を抱えた村は、女性を含む訳ありな若者を受け入れる。またまた人間の負の側面をこれでもかと突き付ける桐野夏生全開。
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もっと不幸になってほしかった
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唯腕村の新理事長に就いた東一の独裁政治に、村民の派閥闘争が起こる。村の再興は危険なビジネスを伴う虚業であり、底なし沼のような闇の中に希望の光は灯るのか。破滅か新天地か。衝撃の下巻。
主義を貫くには独裁しかないが、従う人々をまとめるには根回しが必要だ。東一に決定的に欠けているのはその部分。でも挫けない不屈の闘志はカリスマ的要素。こんな厄介な人間は側にいたら、面倒で仕方ない。強烈な印象を残す人物だった。 -
トイチは…無理だ………
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2015.6/26〜30。かつて理想郷としてつくられた「唯腕村」。若い世代では唯一この村に留まっている東一。彼の欲深さや、自分勝手に正当化しつつも葛藤していたり、感情が人間臭くて良かった。腹は立つが。
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閉鎖された場所にいると、こうなるのかなー・・・、わかるような、わからんような。
ただ、非常に興味深く、一気読みではありました。
おススメもしないし、再読もしないだろうけどw -
理想郷を目指す、田舎の寒村「唯腕村」が舞台。そのモットーから想像するイメージとは裏腹の、ドロドロとした狭い人間関係や欲望、さらに村の高齢化や厳しい財政など現実的な問題がてんこ盛り。面白かった!
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★2.5。
直近読んだこの作家の作品同様、設定に捉われ過ぎていて地に足が着いていない感じのストーリー。その結果、この作家の特徴でもある人間の業の描写も何となく入ってこない。
うーむ、残念。好きな作家だったのだが、こうも続くと見直さざるを得ないか。
著者プロフィール
桐野夏生の作品
