昭和天皇 第五部 日米交渉と開戦 (文春文庫 ふ 12-12)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167900441

作品紹介・あらすじ

息づまる筆致で描かれる天皇裕仁の深き憂い蘆溝橋事件、支那事変から運命の一九四一年十二月八日まで。勝算なき戦争に日本はいかにして突入したか。著者渾身の大河評伝第五部。

感想・レビュー・書評

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  • 皇室につぐ名門、近衛文麿は右翼から左翼、軍部から財界、政界まで広い人脈を持つ。飛び切りの聞き上手、その聞き方の真摯さに感激してしまう魔性があった。

  • 【息づまる筆致で描かれる天皇裕仁の深き憂い】蘆溝橋事件、支那事変から運命の一九四一年十二月八日まで。勝算なき戦争に日本はいかにして突入したか。著者渾身の大河評伝第五部。

  • いよいよ開戦に向かっていくのだが、昭和天皇の視点では書かれていない。とても中途半端な「5巻」となっている。

  • 読了。
    独断専行の深みに嵌る陸軍。
    空中分解する議会政治。
    力に任せた列強の外交戦略。
    当時の世界情勢を勘案せず、当時の判断を云々することは難しい。
    時代に翻弄される彼の人を、今の視点でどう捉えるか。
    容易な作業ではない。

  • 開戦、そこに至る日本国としての思考経緯

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著者プロフィール

1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学名誉教授。『日本の家郷』で三島賞、『甘美な人生』で平林たい子賞、『地ひらく――石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞、『悪女の美食術』で講談社エッセイ賞を受賞。

「2023年 『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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