泥ぞつもりて (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2014年4月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167900724

作品紹介・あらすじ

平安王朝で繰り広げられる狂おしい恋愛劇



いつの世も恋はせつなく、苦しいもの。清和、陽成、宇多、三代の御世を舞台に、気鋭の女性作家が描くさまざまな愛と官能のかたち。

みんなの感想まとめ

恋愛の切なさや苦しさを描いたこの作品は、平安時代の複雑な人間関係と感情を巧みに表現しています。著者は、歴史上の人物たちに血の通った人間性を与え、彼らの野心や葛藤を描写することで、時代を超えた共感を呼び...

感想・レビュー・書評

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  • 系図の中の「基経」「高子」「清和天皇」などの文字でしか認識していなかった人物が、血の通った人なんだなーと。
    血筋がよいからといって、必ずしも能力や野心があるわけでも、人間ができているわけでもないし、今で言うところのサイコパス気質の人もいるんだろう。
    いつの時代も人間は変わらないな。

    大部分がフィクションだろうと思うと、創造力に驚く。非常に読み応えがあった。

  • 女の目からみる平安。
    女はいつも待つ身。

    うわー!難しかった!
    でも、凍れる涙が特に良かった。
    面白かった。

    高子に好感を持ってなかった、
    泥ぞつもりてから、
    凍れる涙を読んだら一気に高子に好感をもった。

    最後は結構きついなと思う内容だったけど、
    それぞれの人々の想いが交錯し読んでいて
    夢中になってしまった。

    宮木さん、初読みだったと思うけど、
    こんな文章を書く人なんだなぁと。
    女心をさらっと書ける人なんだなぁ。
    他の作品も読んでみたい。

  • 平安の世の恋模様。
    自分の意思では儘ならぬ、運命。

  • 女としての高子が主軸ではあるのだけれど、喧子が一番好きです。

  • 陽成天皇の母として有名な藤原高子を中心に清和・陽成・宇多の3代の天皇の御代を書く連作。 高子といえば伊勢物語で知られるように在原業平と恋仲にあったと言われるが本書は驚く程に業平の影が薄い。(白玉かなにぞ~のシーンはかろうじて描かれているが。)著者が一番書きたかったのは彼女なのかな。 嶽本野ばら氏が『花宵道中』で作風が硬いと解説で述べていたが、本書は更に硬い読み心地。 舞台は平安、馴染みない役職名や儀式に関する単語が多いせいもあるかもしれない。 『校閲ガール』等著者のB面から入った人は少々読み辛い作品かも。

  • 表題作、貞明と益のギリギリAB止まりのBL展開めちゃめちゃに動揺してしまった……エッ……マ……エッ……みたいな…
    そうか、宮木先生BLも大丈夫だったんか…

  • まんま伊勢物語……。
    伊勢物語好きな人は必読!やな。

    けど、宮木あや子にしてはあんまサクサク読めず。
    私が平安時代とか、あまり興味ないからかも。

    そんな古典好きでもないけど、伊勢物語の第四段と第六段は高校の古典でやったので、覚えてる。
    六段なんて、ほんとそのままだわ。

    結局、主人公は藤原高子なのかな?
    後年、不義密通で皇太后の座を廃されてるとは知らなかった。

  • 高子さんが主役
    というか、時代を前後しながら物語を数人の女性たちが紡ぎだす
    歴史小説というよりも時代を平安に置いたロマンスです

  • 清和天皇をめぐる恋の話。史実が中々資料としてない中、想像でここまで書けるのは凄い。高子は在原業平と激しく恋愛しているし、清和天皇も可哀想になぁ。

  • 陽成、清和、宇多の後宮を舞台にした歴史小説。

    陽成帝の、乳兄弟源益への恋。
    その母、二条の后藤原高子の、多くの男たちとの恋と、その男たちに先立たれる境遇。
    宇多朝を描く「東風吹かば」は、宇多の若き日の、陽成や道真への憧れや心酔が、年を経て変質していく様を描く。

    宮木さんの作品を読むのは、これが初めて。
    ちょっと申し訳ないけど、読みづらかった。
    きっと、こちらがこの時代に、通り一遍の知識しかないからだと思うけど。

  • 概ね藤原高子の一生を描く、三編。
    「泥ぞつもりて」第五十七代陽成天皇
    「凍れる涙」第五十六代清和天皇
    「東風吹かば」第五十八代宇多天皇

    天皇も、そのまわりも、ままならぬ人の心というもの。
    貞明と益よりも高子と喧子のどろどろっとした熟女プラトニック百合がよかったです。喧子が高子の最期を看取るところで終わるの、とてもよかった。。
    p.235「いつからそんなに親しくなったのじゃ、高子はそなたを疎んじておるが」
    「男には判らぬであろうな」

  • 【平安王朝で繰り広げられる狂おしい恋愛劇】いつの世も恋はせつなく、苦しいもの。清和、陽成、宇多、三代の御世を舞台に、気鋭の女性作家が描くさまざまな愛と官能のかたち。

  • 藤原北家の台頭した清和、陽成、光孝、宇田の御代。帝と後宮の女たち、それに政治を動かす貴族たちは何を思って生きていたのか…。
    率直な感想を言えば、あり得ないでしょ!と言いたくなる細かいことがいっぱいあって、イマイチ夢中になれなかった。なまじ中古(平安)文学を学んでいたからか。作者なりの解釈のために必要なアレンジなのだとは思うが、もう少し守るべきところは守って描いて欲しかった。

  • 大概,不明白。我不好历史。不好意思不好意思(';')

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著者プロフィール

1976年神奈川県生まれ。2006年『花宵道中』で女による女のためのR-18文学賞の大賞と読者賞をW受賞しデビュー。『白蝶花』『雨の塔』『セレモニー黒真珠』『野良女』『校閲ガール』シリーズ等著書多数。

「2023年 『百合小説コレクション wiz』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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