どちらとも言えません (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2014年4月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167900762

作品紹介・あらすじ

スポーツに興味がなくても、必読。オクダ節エッセイ集



サッカー後進国の振る舞いを恥じ、プロ野球選手の名前をマジメに考え、大相撲の八百長にはやや寛容?スポーツで読み解くニッポン。

みんなの感想まとめ

スポーツを新たな視点から捉えるエッセイは、著者のユーモアあふれる語り口で楽しませてくれます。サッカーやプロ野球、大相撲などを題材に、過去の記録や国民性に基づいた独自の切り口で語られる内容は、思わずうな...

感想・レビュー・書評

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  • 奥田英朗の小説が気に入って、エッセイへ
    あまりのおもしろさに手当たり次第に奥田さんのエッセイを読み漁っている昨今

    そして、この本にたどり着いた
    まず装丁の写真がおもしろい。 法廷で裁判官が判定を下しているのだろうか?
    その判定が 
    「どちらとも言えません」
    なのだろうかなどと、いろんな想像を膨らませながら本を開いた

    奥田さん自身が語っておられるように、スポーツの楽しみは何と言っても自分でプレーすること、そして、観戦すること、さらには、語ること。井戸端で居酒屋で

    その通り、奥田さんこの本でも語る、語る・・・
    持ち前の毒舌で、人と一味違った切り口で
    でも、好き勝手言っているようで、過去の記録やその国の歴史や国民性に基づいていたりするので、なるほどと、うなづける部分も多かった

    プロ野球選手の名前の変遷や、ジャイアント馬場さんが読書家だった所以などおもしろかった
    さらには、ジャイアント馬場さんに、柴田錬三郎の眠狂四郎シリーズではなく、伊良部シリーズを読んで欲しかったと。
    これには吹き出してしまった

    奥田英朗氏、相当スポーツにも、特に野球には造詣が深いと見た!
    また、健康を考えて、神宮外苑をランニングしていらっしゃるとのこと。近隣の大学の運動部の若者たちに軽々と抜かされながらヒーフー走っている奥田さんを想像してしまった

  • 思わず声を出して笑ってしまった。

  • 2014年ワールドカップ。そんなにサッカーに興味がない私には、メディアのこれでもかっていうぐらいの過熱報道にもううんざりな毎日です。
    我が国日本は、予選リーグで惨敗。敗因は色々あるだろうが、答えは4年ほど前に奥田さんのエッセイに書かれていました。
    「日本人サッカー不向き」論や「オランダと日本のサッカーとベースボール」論など、見事な先見の明に驚きます。

  • 愉快痛快な語り口でとても楽しいお話しでした。スポーツを別の切り口で捉え新鮮!

  • 少し昔の話が多いけど、奥田サンの興味やスタンスは、好きです。こうしたコラムのテイストがそのまんま、あの伊良部シリーズになっているんですね。

  • 一般的にミステリー作家として認知されている(?)奥田英郎さんが2009年から2011年の期間で、サッカー、野球、プロレス、相撲について書かれたエッセイです。熱狂的なドラゴンズファンの奥田さんが思う江川事件だったり、WBCだったり、サッカーワールドカップだったり、八百長問題だったりと、好き勝手な事をテンポ良く書かれており、非常にエンタメ性が高い作品です。非常に辛辣な意見も見られますが、同意出来る部分も沢山ありました。奥田英郎さんのミステリー作品を読んだ事が無い方も是非、一読を!

  • 手術のため入院する父へ買って、先に読ませてもらいました。
    一編が短いエッセイで、笑える内容。
    新型コロナのせいで面会もなかなか出来ないなか、この本で時間を過ごしてもらえるかな。

  • 気楽に楽しく、スポーツの歴史を学べる。
    広く浅くいろんなスポーツに興味持っている人は楽しく読めるはず!

  • 雑誌「Number」に掲載されたスポーツエッセイ。
    サッカーと野球がメインでした。両方とも疎いので面白かったけれど登場人物が分からない残念な読み手です、すみません…。
    それでも日本人の性格的な問題とか名前の考察とか知らなくても頷けることも多々ありました。

  • スポーツ好きの歯に衣着せぬ発言。面白い。

  • 作家奥田英朗氏による、スポーツ評。
    雑誌「Number」に掲載されたものをまとめたもの。
    著者独特の視点で、面白可笑しく読んだ。
    非常に辛辣な部分もあるが、それがまた可笑しい。
    「スポーツの楽しみは、語る楽しみ」とあるが、本当にそのことを体現している内容である。
    娯楽としてお勧めの一冊。

  • 昔monoマガジンを愛読していた頃、著者のコラムが面白くて、それだけ切り抜いて保存していた(今はない)。だが、氏の著書はまったく買ったことがなく初読み。野球やサッカーを中心としたスポーツエッセイで、文体はあの頃と変わりなく面白い。「伝説は一夜にして生まれても、伝統というのは、一度や二度の快挙で形作られるものではない。」とは、日本がサッカーw杯初出場を果たした時の話題での文章だが、痛いところを突かれた感じ。

  • 【文章】
     読み易い
    【気付き】
     ★★★・・
    【ハマり】
     ★★★★・
    【共感度】
     ★★★★・

    ユーモアを交えた皮肉的な言い回しが、面白かったです。

    欧州では、サッカーは労働階級のスポーツとして位置づけられていて、扱いもそれなりというのは、初めて知った。

  • 雑誌「Number」、「サッカー」に掲載されたスポーツネタエッセー。著者の切れ味のよい文の数々は、読んでいて小気味よい。

  • 新大阪へと向かう新幹線の中であっという間に読んでしまいました。
    この人のスポーツを見る視点というか独特の見方が面白いです。
    私もちょっと共感できる部分が多かったりして。
    特に野球選手の名前の考察なんかは面白かったです。
    中田翔って確かにちょっと見た目とのギャップも凄いし
    勝男のほうが似合ってますね。

    単行本自体2011年頃に出たもので南アフリカのW杯の話なんかは
    懐かしく読めると思います。
    スポーツの話って昔の話でも古臭くなくっていいですね。
    最後にスポーツの楽しみは語る楽しみにあるっていうのも納得です。
    昔になればなるほど記憶も曖昧になって好き勝手語る事も出来るというもので
    そういうのも含めて楽しめるよなと思わせてくれる作品です。

  • 文庫版を再読。
    著者の視点、物事の捉え方の面白さを再確認した。

  • 小説のみならず(ナオミとカナコしか読んでないけど)
    エッセイも面白い。
    これだけスポーツ(特に野球)に造詣が深ければ、観戦していても面白いだろいうな。
    順番を守る国民性がサッカーに向かないという見解、なるほどと思った。

  • 人生観を持って生きるということは、楽しいということだ。

    (以下略抜粋)
    ●みんなが同じ新聞を読み、同じ酒場で酒を飲み、
     同じスポーツに熱狂する国なんて日本だけなのである。
     世界に影響力を持つフランスの新聞「ル・モンド」の発行部数は30万部。
     世界になんの影響力を持たない読売新聞は一千万部なのである。(P.64)

  • 奥田さんのエッセイは本当に面白い。今回もニヤニヤ、時にはププッと吹き出しながら読んだ。スポーツにはうとい私だけれど、知らなくても面白く読ませてくれる。 オリンピックごとにスポーツエッセイを出版すれば良いのに♡

  • エッセイの面白さは相変わらずなのですが、野球が主題なエッセイばかりなので、途中から飽きました。テーマに関わらず、エッセイは、時々思い出したように読むのが良いのかも、と思い始めている今日この頃。
    プロサッカーとプロ野球の違いの何たるかなど、辛辣な文章ながら、そうかそういうことなのか、と世の中の仕組みを教えてもらったように思えます。

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著者プロフィール

おくだ・ひでお
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て1997年『ウランバーナの森』でデビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞受賞。2004年『空中ブランコ』で直木賞、2007年『家日和』で柴田錬三郎賞、2009年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『最悪』、『イン・ザ・プール』、『マドンナ』、『ガール』、『サウスバウンド』、『無理』、『噂の女』、『我が家のヒミツ』、『ナオミとカナコ』、『向田理髪店』など。映像化作品も多数あり、コミカルな短篇から社会派長編までさまざまな作風で人気を博している。近著に『罪の轍』。

「2021年 『邪魔(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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