- 文藝春秋 (2014年5月9日発売)
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感想 : 28件
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167900953
作品紹介・あらすじ
山が好きな青年は、山に消えた――
山で滑落死を遂げた青年のために編まれた二冊の追悼文集にこめられたミステリー。鬼才の手腕が冴える傑作を、一巻本にて復刊する!
みんなの感想まとめ
山で滑落死した青年の追悼文集を基にしたこの作品は、ノンフィクションのようなリアリティと独特な構成が魅力です。追悼集や録音テープを駆使し、読者はまるで真実を追い求める旅に出ているかのような感覚を味わえま...
感想・レビュー・書評
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2冊の追悼集からなり、小説を読んでるというよりかはノンフィクションの記録を追っている感覚になる。2冊目は真相に向かっていくが、あっけなく辿り着いてしまう感覚で少し頼りない印象を受けた。1冊目の追悼集はとても凝っててスゴイ。
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追悼集や録音テープを使って面白い構成になっている。ただN子とSのくだりが曖昧で終わっているのでなんだかもやもや。
内容はそれほどだけど、発想が面白いので新鮮ではあったかな。 -
登山で亡くなった青年の追悼文集という形式での山岳ミステリ。山岳図、手記、インタビューなどから形成される独特なミステリ。実際の分量はかなり少ないが、楽しく読める。ただ、隠された真相は正直2時間ドラマみたいで拍子抜け。実録シリーズの中では、そんなに面白いほうではないのでは。
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日本ミステリ作家の中の職人の中の職人、彼の名こそ「折原一」
そんな職人作家の中篇、元々は山で非業の死を遂げたクライマーの追悼集からインスパイアされたとのこと。
文庫本を読んだが、初版は実際の追悼集を模した体裁をとっており、別冊を含めた2冊での出版だったとのこと。そのほうがまさに折原一っぽくて、文庫だと面白さ半減ってところだろうと思う。
個人的には安定の折原なので、伏線等の仕掛けも含めて、満足はした。ただ信者以外にはどうだろうか?誰もは楽しめる1冊とは言えるだろうか?まぁ自分は信者だからどうでもいいが…
いやそれなりに存在する信者のためにも、折原氏には作風をブレることなく邁進していただきたい!と思う。まだ~者シリーズは未読がけっこうあるので読んでいきます。 -
リアル
ノンフィクションかと思うような書き方で緊迫感と現実性が増して、ドキドキしながら読み進められました。 -
ストーリー 3.6
キャラクター 3.3
熱中度 3.9
衝撃度 3.5
読了感 3.5
追悼集がそのままミステリー本になるというアイデアがすごい。 -
追悼集の体裁そのままでミステリーに仕立てるなんて、すごい発想。叙述トリックの使い手だけあるわ。
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文庫化される前は、実際に箱入り分冊追悼集という形で発行され、この話は絶対にその形で読んだ方が良いと思う。文庫だとどうしても臨場感が薄くなり、小説を読んでるという意識が勝ってしまう。
ミステリとしては、筋書きが分かり易く物足りないが、アイデアは素晴らしいと思う。そして、最後のロマンスは絶対不必要w あれで一気に安っぽく感じてしまったのが残念… -
適当に読み進めてしまった
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安定感はあるよな
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追悼集という形式だからこその臨場感は楽しめたし、著者が登山について綿密に取材したのだろうということも分かる。
ただ、内容としては、著者の伝家の宝刀叙述トリックはもはや使われているのかどうかすら危ういレベルであり、特に騙されたというわけでもなく、特に驚いたというわけでもない。
装丁が凝っているらしい単行本で読めばもう少し楽しめたかもしれない。
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構成がちょっと変わっていて面白い。
北アルプスで滑落死した息子の慰霊登山に参加する母親。
死の原因は何だったのか?誰かが関わっているのか?
追悼集から謎を読み解いていく。 -
「遭難者」
単行本はまさかの。
私は文庫本を読みましたが、ハードは、追悼集(本編)と別冊の二冊構成だったようです。アマゾン紹介には奇書!てあるけど言い過ぎ。
本書は、北アルプスの白馬岳から唐松岳に縦走中、不帰ノ嶮という難所で滑落死した青年・笹村雪彦の死の真相を追求するミステリー。但し、折原一氏十八番の叙述トリックは使用されていません。そのため、誰が誰でいつすり替わったんだ??みたいなアレは味わえないので、ご留意を。これは純粋なミステリーです。
但し、構成が少し変わっていて、登山記録、山岳資料、死体検案書などが収められた追悼集で物語が進みます。そこに母や妹による関係者インタビューが差し込まれたりして、2人によるやりとり描写だけのシーンは少なめ。
ただ、山岳資料や死体検案書などが真犯人を決定づける証拠になっている訳ではないので、何のために盛り込まれたのか意図を図れませんでした。追悼集も、妹の探偵パートナーとなる雪彦の同級生を事件に参戦させるためだけのフックだった様な、、、。
これらよりも印象的なのは、雪彦のノートでした。そこには、N子からの手紙が差し込まれていたのですが、指輪もらった数日後に嫌いだったSに靡いて直接は言いづらいから手紙で言いますだなんて、どうかしてる発言連発のN子に引きました。結局、N子の深掘りも特にないのもイマイチ。
終盤畳み掛ける犯人当時のくだりは、いささか強引な展開に感じました。霧が濃い中突き飛ばしで終了、次はお前だ!と迫るのは二時間サスペンス風(こちらも最後は崖)。そして最後の謎の恋愛成就。いきなり結婚てちょっと意味わからない笑
叙述トリック作品を使わないとこんなテイストになるんでしょうか。折原作品は、まず叙述トリック系から読むのをお勧めします。 -
二冊の追悼集から成る小説。
単行本の発売時には、実際に箱入りの二分冊とした凝った作りの書籍にして発売されたらしいが、今回読んだのは文庫版(一冊にまとめられている)。
全編を占めるのは二冊の追悼集。
登山に興味もない、ましてや知識もない自分としては、最初、なかなか物語に入り込めなかった。北アルプスの細かい地名など聞かされてもイメージが湧かないし、登山用語などもチンプンカンプン・・・。
半分を過ぎたあたりから物語に入り込めるんだけど、これが、また、今まで読んできた折原一とはチョット異なる感じで・・・。
たしかに死人は居るんだが、そもそも自殺なのか他殺なのかも判然としないし、自殺にしても他殺にしても動悸が見えてこない。モヤモヤした感じを抱いたまま後半へ進むんだが・・・。
ラストは、ちょっと強引だよなぁ。
他の方も書かれているけど、この小説は単行本発売時みたいに、二分冊で読んだ方がリアルに感じる事が出来たかもしれない。野心的な試みだったと思うけど、文庫版でもその試みで出版して欲しかったなぁ。そうすれば、また違った読後感を味わえたんじゃないかと思う。
強烈な「折原マジック」を期待してただけに、やや肩透かしだった一冊。
☆3個
背表紙~
残雪の北アルプスで、若手会社員・笹村雪彦は所属する山岳サークルの登山行で足を踏み外し、滑落死を遂げた。だが山を愛した彼に捧げた追悼集は、死因に疑いをもった母親の行動によって、予想外な内容に・・。登山届、現地地図、死体検案書など詳細な記録を収録した2分冊の追悼集に込められた謎とは何か?
思うんだけど、文庫サイズで、登山届やら現地地図やらを見せられても、小さすぎて見えにくいんだよなぁ。
それに結局のところ、真相には登山届も死体検案書も関係なかったし・・・。
序盤、なかなか物語に入り込めず、中盤、かなり盛り上がったんだけど、ラストが強引なのがなぁ・・・。 -
小説の構成は面白かったです。
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かなり苦手な部類の作品。。。。
もう折原一作品ダメかも(¯―¯٥)
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