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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167901097
作品紹介・あらすじ
2014年6月に開催されるブラジルワールドカップ。1998年フランス大会以来、5大会連続出場となる日本代表は、本田圭祐、香川真司など本当の意味での海外トップクラブで活躍する選手を中心に「史上最強」のメンバーで挑むことになります。日本代表は過去の苦い経験を教訓として、今度こそ「すべての力を出し切る」ことができるのか――。
過去のW杯では、地元開催の利を活かしてグループリーグを突破した02年、決勝トーナメント1回戦でトルコに0-1で敗れ、2010年も苦労してグループリーグを突破しながら、パラグアイに0-0、延長・PK戦で敗れています。トルコも、パラグアイも強いチームには違いありませんが、問題は「負け方」。試合を観戦した多くの日本人は、とくにサッカーに詳しくない人ほど、「なんでシュート打たないの?」ともどかしい思いを感じたのではないでしょうか。
点をとらなければ勝てない状況でも、パスを回すばかりで、相手が迫ってくると、すぐにボールをさげてしまい、そのままタイムアップを迎える……どうしてこういうことが起こるのか。
本書は、かれこれ20年近く世界中をサッカー取材で飛び回り、スタジアムの内外で様々な経験を積み重ねてきたサッカーライターの熊崎敬さんが、その過程で出会った具体的な場面を材料に、日本サッカーの宿痾ともいえる「シュート撃たない病」の原因を探った一冊です(文庫書下ろし)。なぜ日本人はシュートを撃たないのか。そこには、社会性が高くマニュアル化に優れた日本人の民族性や社会性と深く関わっている可能性があります。
みんなの感想まとめ
サッカーにおける「シュートを撃たない病」の背後には、日本の文化や国民性が影響しているという視点が本書の魅力です。著者は、相手を意識したプレーが重要であることを指摘し、ボール支配率に囚われるあまり、得点...
感想・レビュー・書評
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本書に通底しているのは「サッカーとは相手のいるスポーツ」というコロンブスの卵的な論理だ。しかし、当たり前であろうこのことを理解できず、フォーメーションやボール支配率などを目的にしてしまう。そうなるとシュートを打たずにボール回しをしてもボール支配率は上がるが、勝つことはできなくなる。便利過ぎる日本社会は、相手のことを考えなくても、つまり相手と駆引きなどしなくても生活ができてしまう。それが「自分たちのサッカーをする」などと独り善がりなプレースタイルにつながるというのも納得だ。第4章は人物伝だが読み応えあり!
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2025.10.13
2014年の文庫
今はけっこうシュートがうてるようになった。と、古きを訪ねる一冊。 -
サッカーの取材を続けている著者が国民性や文化の観点も含めて印象に残った試合やチーム、世界で活躍するプレーヤーからとらえるサッカー観について書いた本。ブラジルW杯前の本でしたが、楽しめました。
贔屓にしているチームの負けが続いていたためタイトルにひかれて読んでみました。読んだから贔屓のチームがシュート打つようになるわけじゃないけど、面白いなぁと思った話もいくつか。
元レイソルのネルシーニョ監督の話。ポジションやチームはまず部分ごとの2人の関係性(=コンビ)から考える、部分的な関係性の最適から11人に拡げるという考え方がしっくり。
アヤックスの伝統が4-3-3であることに長年サポーターがプライドを持ってるという話。いつかJリーグのチームにもそういう伝統が生まれるのかなぁと思ったり。
反町監督時代の山雅の話や遠藤保仁の少年時代の話など多種多様で初めて知るエピソードが多くて、またサッカーへの興味が深まりました。 -
読み物としては、おもしろいです。海外でのサッカーへの意気込みの違いを知りました。
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【ブラジルW杯直前、必読の一冊】日本社会の特質が「シュート撃たない病」の原因か? 国内外の最前線で取材してきた著者が実体験をもとに日本サッカーの宿痾に迫る。
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サッカー好きはもちろん、サッカー知らない人でも分かりやすく、納得できる話が満載。豊富な取材経験に裏付けされた論理が明確、取材裏話を読むだけでも面白い。こんなにタフな人だったんだなあ、と改めて。できるなら、ブラジルW杯前に読みたかったなあ。
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W杯をテレビ観戦してて、日本代表戦に何故か「一瞬も目を離せない」ようなドキドキ感(点を取られそうという意味じゃなく)がないなぁ、と思いつつ読んでみました。著者曰く「システム論(布陣)への偏重」、「相手が存在するという極シンプルな事実の軽視」この2点に日本サッカーの問題の根源があると。確かに「自分達のサッカーができれば勝てる」との考えに固執する様子は、面接や恋愛の場で相手の考えや好みが多種多様であることを忘れて「自分らしさが出せればいい結果がでるはず」とマニュアルに頼るような融通の効かない人にイメージが重なるような気が。トップレベルの戦いである以上、戦術は確かに必要だと思う。ただ著者の言うように、布陣も含めて戦術は勝つための手段であって、戦術が目的化していないかという視点は大切だと思います。
サッカーの知識があまり無くても、組織論、文化論的な視点が多いのですんなり読めます。 -
第1章は面白かったんだけどね。第2章以降は単なる羅列というか・・・
せっかく第1章が面白かっただけに少し残念。 -
色々な話が入っていて読みやすい。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
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