- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167901134
感想・レビュー・書評
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歌野晶午さんは本格ミステリの印象があったのですが、本作は直木賞候補としてノミネートされただけあって、ミステリの枠をこえた作品に仕上がっていると感じた。
印象的なタイトル、ミステリとしての先の展開が気になり、また読みやすい文章ということもあってあっという間に読了。
欠落を抱えた主人公平田とますみ。本作に“救い”はあったのか?切なさが残った一作でした。 -
なんつー不条理で救いのない終わり方やあ
後半から解説までで二度三度どんでん返しあり
どんでん返しの度にこれまでの違和感を回収しつつもまだ微妙に違和感を残し、解説でやっと私は理解できた。
末永ますみは馬鹿で不幸。もっと幸せになってくれても良かった
病院の先生が最後に探偵役となるが、この人は静かで穏やかで明るいかんじでよかったなあ
主人公の平田誠は、最初から最後まで悲しみの代名詞みたいなひと。
この人の苦しみは大きすぎて想像できん
季節の表現が良かった。
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紫陽花が咲き、傘の花も満開になった。
梅雨が明け、兇悪な太陽が大地を焦がした。
土用が過ぎ、乾いた風が肌の熱を冷ました。
彼岸、衣替え、木枯らしと、季節は本のページをめくるようにゆき過ぎる。
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きれいな表現だなあ
全体的にこういう表現がある。たしか風が吹いて髪がふわっとなる様子とか、わかりやすいのにきれいな表現をしていた。 -
サクサク読めた作品。
解説も読んで納得、という感じ。 -
何か考えさせる内容でした。
どこに真実があったのだろうか。
「葉桜の・・・」とは、また違う衝撃的な
ラストでした。
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途中、これはちょっと無理のある話だなぁとおもっていたが、最後まで読めば納得の終わり方。
最初から最後までずーっと切ない気持ちで読むことになるけど、どうなる?どうなる?と先が気になり飽きることなく、あっという間に読み終わった。
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少し重たく切なくしんどかった。