夢の花、咲く (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2014年6月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167901219

作品紹介・あらすじ

清張賞受賞作の姉妹編、あさがお同心再び登場!



植木職人の殺害と大地震直後に続く付け火。朝顔栽培が生きがいの興三郎は、無関係に見えるふたつの事件の裏に潜む真実を暴けるのか?

感想・レビュー・書評

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  • しんぶん赤旗日曜版2010年7月4日号〜2011年6月26日号掲載の「蕣花咲く」を改題し、一部改稿して、2011年12月文藝春秋刊。朝顔同心シリーズ2作目。朝顔同心こと中根興三郎の捕物話。3作目が出たので、あわてて、読みました。少し冗長なところもありますが、大団円を迎えるラスト付近の展開は見事です。

  • 202112/朝顔同心・中根興三郎シリーズ、刊行は『一朝の夢』『夢の花、咲く』の順で、物語の時系列は『夢の花、咲く』が『一朝の夢』の前日譚にあたる5年前の物語。なのでこちらを先に読んでも違和感ないけど、自分は『一朝の夢』の結末知った上で読むほうがより心にくると思うので刊行順がおすすめ。謎解き的には前作よりこちらのほうがミステリ色強めな感じ。今作では安政の大地震が書かれているので、やはりあの震災時を、あの時の無力さや罪悪感を、思いながら読んでしまう。物語を通して改めて感じる、歴史に学ばず同じ過ちを繰り返す人間の愚かさと、それでも乗り越えて生きていく逞しさしたたかさ・忘れることができるからこその強さ。ページ数以上に濃度の高い物語だった。

    一朝の夢
    https://booklog.jp/item/1/4167824019

  • 著者の本を探してみました。
    主人公興三郎の夢の花は、朝顔の黄色花!
    題名からは咲きそうでしたが・・

  • 2015.9.11

    朝顔同心 の続巻

    だけど、前回の続き、ではなく、以前の話。

    朝顔を巡る巡る巡る話。

  • 【清張賞受賞作の姉妹編、あさがお同心再び登場!】植木職人の殺害と大地震直後に続く付け火。朝顔栽培が生きがいの興三郎は、無関係に見えるふたつの事件の裏に潜む真実を暴けるのか?

  • 朝顔が大好きな興三朗の、苦悩の後の成長が心地いい。
    事件も絡んで読み応えのある一冊になってます。
    一朝の夢の方読んでないので、読んでみたい。

  • 朝顔同心さんってば、朝顔の蔓の旦那と呼ばれたり、ヒョロリとしているからねぇ。
    それにしてもお見合いの席で朝顔について1時間も語ったら…
    朝顔オタクとしてお断りされても仕方ない。

    以前読んだ『一朝の夢』より少し前の話。
    読んでいて「こっちが先に出版されてたのかー」と思いながら読んでたけど、解説を読んだら出版順はこちらが後だけど物語の時系列は先で、どちらから読んでも問題ないらしい。

  • 朝顔に魅入られた人々が織りなす悲しいさ。主人公も現代ならさしずめ朝顔オタクと、皆に一線を引かれてしまうタイプに見えるし行動が伴わないイライラを感じる時もある。けれど、事件の真相に近付いて行くにつれ、周囲の暖かい見守りの中で変化して行く。それを成長と呼ぶのかはわからないが自分の能力の中で一生懸命できることを行う姿は、現代の殺伐とした自己責任ばかりを問う人に、できることをできる範囲で行っている人を批判する権利があるのかと突きつけているような気もする。

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著者プロフィール

東京生まれ。フリーランスライターの傍ら小説執筆を開始、2005年「い草の花」で九州さが大衆文学賞を受賞。08年には『一朝の夢』で松本清張賞を受賞し、単行本デビューする。以後、時代小説の旗手として多くの読者の支持を得る。15年刊行の『ヨイ豊』で直木賞候補となり注目を集める。近著に『葵の月』『五弁の秋花』『北斎まんだら』など。

「2023年 『三年長屋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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