- 文藝春秋 (2014年7月10日発売)
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感想 : 73件
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167901356
作品紹介・あらすじ
大好評「紅雲町のお草」シリーズ第三弾!
新聞記者、彼の師匠である民俗学者、そしてその娘。ある事件をきっかけに止まった彼らの時間を、お草さんは動かすことができるのか?
みんなの感想まとめ
人間関係や恋愛の複雑さを描いた物語が展開され、登場人物たちの心情が丁寧に描かれています。シリーズの第三弾では、主人公のお草さんが周囲の人々の時間を動かそうと奮闘する様子が描かれ、彼女の心配や思いやりが...
感想・レビュー・書評
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シリーズ第3弾。ちょっとお草さんの物語にして、物語化するのが難しくなった?なかなか読み進まなかった。
小蔵屋の珈琲豆の話。黒幕は誰?
マスターの心配する萩尾くん、勅使河原先生、ミナホちゃん。それぞれに思いはあるが、みんなが笑ってくれれば、きっとお草さんはそれでいいのだ。
ポンヌファンに行ってみたい。 -
'23年7月2日、Amazon audibleで、聴き終えました。シリーズ、三作目、だっけ?
うーん…前二作から、あまり変わらない、味わいだったケド…なんだろう?飽きた?正直、前二作ほどには、楽しめませんでした。
なんというか…違和感がಥ‿ಥ
偽善、というのでもなく…主人公そうさんの、お節介が過ぎるような…
作品は、自分を写す鏡、と考えれば…今の僕がやさぐれてるだけかも(ᗒᗩᗕ)それとも、飽きただけか?
本来はホノボノした作品のハズなのに…上記のような感想で、その意味で、考えさせられました。 -
今回は純粋な若い恋心が罠にはめられる。挙げ句の果てに言葉足らずの戒めがわかってもらえず、関係した者達を長年苦しませる大事になってしまっていた。
このシリーズは主人公が70歳超えの(敬意と愛をこめてあえて言わせて)おばあちゃんなので私にとっては学ぶべき考え方がたくさん散りばめられています。
シリーズはまだまだ続くのでこの先も学ばせていただきます。(^^) -
おばあさんが身近な出来事の謎を解く、紅雲町珈琲屋こよみ、シリーズ3作目。
連作短編が繋がって長編になっているような作品です。
珈琲豆と和雑貨の店、小蔵屋を営むお草さん。
白髪をお団子にまとめ、いつも着物姿です。
若くして離婚後実家に戻り、65歳のときに思い立って改装し、十年以上たつ大事な店。
季節を感じながら、馴染みのお客さんや近所の人にも目配りして、丁寧に暮らしています。
今は若くて元気な体育会系の久実が、店を手伝ってくれているのです。
珈琲豆を安くおろしてくれている会社の社長三友が会長に勇退、娘が跡を継いだ。
これまでと同じようには行かないだろうと不安を抱える草。
親友の由紀乃の親戚で美容師のミナホ。
弱ってきた由紀乃の髪の手入れに家に来てくれているのだが、たまには気晴らしに連れ出せないかと考え始める草。
一方、大学生の頃から知っている萩尾が、近くの八百屋に産地偽装の疑いがあると取材に来た。
この萩尾は新聞記者だが、地元での歴史研究も熱心に続けていて、ミナホの父である教授の弟子でもあった。
何年も前のことだが、円空仏が発見された後で行方不明になった事件があり、萩尾と教授とミナホは何かこだわりを抱えているらしい。
少しずつ関わって行く草は、淡々と見守るようで、ここぞというときには、きっぱりと物を言う。
秘めた悲しみや年月の重みを感じさせるような、ほろ苦い事件が多いのですが、意外にふっと軽くなる展開もあります。
きれいなリヤカーで野菜を売ろうとする若者に親切に場所を紹介してあげたり。若者のパワーも、時には光ります。
ほっこりというよりは、しみじみかな‥
読後感は悪くないです。
生活を楽しむには、センスって大事だな!と思います。
丁寧に年を重ねたから気づくことや言えること。
衰えにも目を逸らさず、重く考えすぎず、出来ることをしていきたい気分になりますね☆ -
オール讀物2012年5月号霜月の虹、に書き下ろし5編(長月,ひと雨ごとに、睦月に集う、弥生の燈、皐月の嵐に、文月,名もなき花の)を加えて2012年12月文藝春秋から刊行。2014年7月文春文庫化。ミトモ珈琲商会の父娘問題、田中青果店の産地偽装、雨が降ると軒下に動く美容院の看板の謎、等の小さな事件とゲンエイ円空仏に関わる複雑そうな15年越しの謎に草が関わります。おせっかいというか、踏込み過ぎとも見えますが、草さんの踏み切りと善意でやっちゃってます。ハラハラしながらも、悪くない方向へ進む展開が素敵です。
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コーヒーの試飲ができる気の効いた雑貨屋小蔵屋のお草さんのシリーズ。強盗や殺人は起こらないのですが、人の暮らしの中に普通にある行き違いやこじれた人間関係を、悪意や妬みや不安という動機とともに解き明かしてゆくので、日常ミステリといえどもかなりズッシリと読み応えがあります。そんなズッシリ感を、小蔵屋を手伝う若くて健康で健全な久美ちゃんの存在が振り払ってくれるのですが、今回は大根のところくらいであまり出番が無く、ちょっと残念でした。
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小蔵屋お営むお草さんシリーズ第三弾。
短編連作ではなく、今回は長編。
新聞記者の萩尾、彼の学生時代の恩師、その娘がある疑惑に関わっていて、そのせいで彼らの時間が止まったように進まなくなっている。
お草さんは特に若い二人の時間を動かすきっかけになろうと奮闘する。
若干お節介かと思われる彼女の行動は、昔の自分と重なり後悔して欲しくないという年配者の考えからだが、それによって悩みながら行動する彼女の様子が、過去に後悔を残している人から見るととても感情移入できると思う。
その様子をくどくなく、淡白すぎずに書かれていて読みやすく、共感しやすい。
萩尾の成長記とも読める。
ミステリというより、日常のヒューマンドラマのような話。 -
婆ちゃんが主役のお話なんだけど癒し系ではないですね
でもお草さんの生活好きです
お店の感じも好きだし、丁寧に生きてる生活感が読んでいてあぁこういう風に丁寧に生きたいなと思います
いつもちょっと暗い事件を解決していくんだけど
今回も切ない事件だった・・・・
読んでないと分からないと思うんだけど
途中出てくる、昔お草さんがバクサンに掛けた
「あの真っ暗な日の未来に、今、立ってるんでしょ。違う?」
っていう言葉が印象的だった・・・頑張らなきゃって思う-
2014/11/06
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シリーズ読み返そうとまとめ借りしたけれど
続けて読むと舌に残った苦味が徐々に濃さを増してしまうのかも。
次を読む前にいったん小休止しよう。
[図書館·再読·4月28日読了] -
図書館で。
シリーズ二巻からちょっと感じていた違和感なのですがいきなり話に出てきた登場人物が準主役という感じの展開になり戸惑う感じです。今回出てきた草さんのコーヒーの師匠もなんだかシリーズ通してずっと出張っているような存在感があるので一瞬、1、2巻で出てきたのを読み落としたか?とか思ってしまったですよ。そして萩尾君とミナホさん?だかミナコさんはこんな草さんの思考の真ん中にドンと居座るほどの親しい二人だったのか?とか首を傾げました。いきなり出てきた登場人物が亡き息子を彷彿させるほどの仲みたいに突然言われても読んでる方ははぁ…左様で、としか思えないし。それを言ったら師匠も萩尾君のこと心配しすぎ(笑)草さんに頼んで何を期待しているんだろうか。大体、二人とも良い年した大人なんだから周囲が恋愛問題なんて首突っ込まなくてもいいんじゃないの?なんて思いながら読みました。円空さんの仏像も体の良い小細工に使われただけって感じでナンダカナ。実物が無くなっても論文発表して評価されるものなんだろうか?その辺りも先生には他にも立派な業績があった、とか無いんだろうか。
二巻でもいきなり登場したカレー店の女性その常連の説明がなく話が進んで困惑したんですが… 二巻で随分引っ張ったあの設計家はどうなったんだ?久美ちゃんとその後どうなったんだろう?前回出てきたライバル店のその後は?とかそう言うシリーズ常連をちょっとでもいいから出してくれたらこの町のお店って感じで読んでる方も親しみを持てると思うんだけどな。
そしてもう一つ疑問に残るのは和雑貨、特に食器を扱うお店の常連ってどんな人なんだろう。毎回コーヒー飲みに来る常連ってのはタダコーヒー目当ての人だろうか。反対に無料が悪いなって思って足が遠のく人も居ると思う。私だったら毎回無料コーヒー目当てに通ってるように思われるのは心外なのでそう言うお店は敷居が高いなぁ。まあ試飲だから来客者全員に振る舞ってる訳では無いのかもしれないけど。その辺り草さんのこだわりもよくわからない。コーヒー豆を買いたいんで試飲させてくれって人に応じるならわからなくはないんだけれども。
草さんと幼馴染の仲もちょっと変な感じ。お蕎麦なんてユキノさんの台所を借りて茹でた方が美味しいし重くもないと思うんだけどそこまでするのは出しゃばりすぎ、とかあるのかしら。でも隣家の修繕で足しげく市役所や借主の所在を訪ねたりするのはやりすぎではないのか…
なんだか言いたいことを言えなかったり、聞きたいことを聞けなかったりが多くてお話的にモヤっとする事が多いかも。日常なんてそんなものなのかもしれないけどとりあえずスッキリ解決、というわけにはいかないこの町のお話はもう続きはいいかなぁ。 -
今回の方が結構好きかも
ポンヌファンっていうレストランや
ミナホの美容院
この街を彩っているお店の姿が見れるのは楽しい。
イベントとか事件を通じて、その街の日常の姿が伺えるっていうのが面白いっていうか嬉しいんだと思う。落ちつくし、懐かしい感じもするし。
どっしりした世界観があるから、事件があったとしても、きっと大丈夫、解決するよ、と思えるっていうか。その世界への信頼感が湧いてくるって物語、なかなかないかも。 -
お草さんの人間ドラマ、第3弾。
心にじわりと染みてくる読後感がいい。
七十代にして行動力のあるお草さんがいい。傷みをずっと抱えたまま、その傷みが人への優しさや思いやりにつながっているんだと思った。
次が楽しみだが、一方では高齢な主人公とその周辺に、健康と安泰を願わずにはいられない。 -
シリーズ3作目は、初の長編。う~ん、ちょっとたらたらして、短編の方が読みやすかったなあ・・・
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やっぱり、お草さんいいな。
ただ優しいだけの老人ではなく、嫌な事は嫌と言うし、気になる事は自分の目で確かめるフットワークの良さ。こんな風に歳を重ねたい。 -
珈琲雑貨屋を営むお草さんの一年。シリーズ3作目。
季節を感じながら暮らし、周囲の人たちの問題を彼女なりに解決していくお草さんが、大好き。
今回は時がテーマの一つのように感じます。
荒れ果てた寺を檀家や近所の人たちで再生しようとしている時の描写が心に響きました。
>大切な人がここにいると感じる。過ぎ去った時が、この場に降りつもっているのを体感する。それだけで、過ぎゆくのみだった時は瞬く間に豊かな景色に変わる。自分がその一部であり、また一部にしか過ぎないとも思う。
お盆のお墓参りをしたばかりだからかなあ・・・ -
日常生活の中で気にかかることがあると気にし続けるお草さん。周りの人達の気持ちを思いやりながらトコトコと歩いて行く。わかってしまうことが辛いこともあるけれど、鬱々と悩んでいるよりはいいかもしれない。
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著者プロフィール
吉永南央の作品
