無双の花 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 245
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167901363

作品紹介・あらすじ

その忠義、剛勇、鎮西一の武将なり!筑後柳川の立花宗茂は、秀吉の九州攻めで、勇名を馳せ、関が原で西軍に属して改易となり、のち旧領に戻れたただ一人の武将である。

感想・レビュー・書評

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  • 関ヶ原の戦いで改易されながら、のちに旧領に戻ることができた唯一の武将、立花宗茂をえがく。
    おもしろかった。

    決して裏切らない〈立花の義〉。
    その思いを胸に生きる、宗茂がさわやか。

    凛々しく、よきパートナーの正室・誾千代。
    宗茂を慕う家臣たちや、宗茂の良さを認める武将たち。

    苦しい時期も変わらない彼らが魅力的で、引きこまれる。

    真田信繁の〈真田の義〉。
    徳川家康の〈徳川の義〉。
    移り変わる時代と、それぞれの義の違いも、おもしろかった。

    後半は、ぐっとくる場面が多く、何度も泣けた。

  • 立花宗茂の人生を描く
    名前だけ知っている人物でどんなひとなのか全然知らない状態でこの葉室麟さんが優しい表現で書いているので好きな武将の1人となった。



    2016.10.02読了

  • あーーーー葉室さんの歴史小説本当にすてき。
    間違いない、というか絶対裏切らない。この主人公の立花宗茂のように。(笑)

    誾千代のかっこよさたるや言い尽くせない。そして宗茂の男気あふれる、でもスマートな生き方にどんどん引き込まれる。そして辛苦を共にしながら決して主君から離れようとしない、家来達の忠義っぷりに涙涙。

    九州の武将ということでなくても、そもそも日本史知識不足の私ですが毎回知らなくてもぐいぐい読まされてしまってます。文章の丁寧さ、一貫した何か太い観念で貫かれた日本人的スピリットが今回もひしひし感じられて、またまたほぼ一気読みしてしまいました。

  • 面白かった
    実在の人物、立花宗茂の半生を下敷きとした物語。

    ストーリとしては、
    秀吉によって筑後柳川十三万石の大名に取り立てられながらも、関ヶ原の戦いで西軍に加担したことにより、家臣とともに浪人の身に。
    そこから、さまざまな苦労・苦難を乗り越え、ついに十数年後、領地に返り咲くという展開です。

    Wikiによると関ヶ原の戦いで改易後、旧領を回復した武将は宗茂ただ一人とのこと。

    本作のテーマは、自らの「義」を貫き通す姿。
    立花の義は「決して裏切らない」ということ。
    戦国から江戸の初期で、逆境に耐えながらもその義を貫き通す姿に引き込まれます。
    また、それを支える家臣たち。

    そして、本作では様々な「義」が出てきます。
    真田の義は「生き抜くこと」
    徳川の義は「泰平の世を作るためには、手を汚すを恐れぬ」こと
    それぞれの武将の想いが伝わってきます。

    さらに、本作では、正室の誾千代との関係が睦ましい。

    こういった時代小説だと、そもそもの逸話を知らないので、どこまでが史実でどこからが創作なのかがわかりません(汗)
    とはいえ、とても楽しめました。

    お勧め

  • 人を裏切らない武将の物語。現代でも見習いたいものです。でも、御方様にも幸せになってもらいたいよね

  • 太閤のもとでは「西国無双」と呼ばれたバリバリの戦士。一方、徳川のもとでは泰平のための「画竜点睛」として平和に徹した一人の人間。義を守り、ひとに仕えるという武士の生き様とはこういうことなのか。尾崎行雄の言葉を借りるなら、まさしく「人生の本舞台は常に将来に在り」。

  • 関ヶ原以降どうやって復活したか詳しく描写されているのが良かった。ただ、真田幸村や伊達政宗の登場のさせ方がやや強引。

  • 立花宗茂という人物。
    名前を聞くけれど、どんなことをしたのかよく知らない。
    そんな人物に脚光をあてていた小説だったので読んでみようと思った。

    内容としては、立花宗茂を題材にしたNHKの大河ドラマみたいで、立花が行けば全て上手くいく。
    そんな雰囲気を漂わせる内容で個人的な感覚だった。

    評価を星2つにしたのは、立花宗茂の伝記を読みたかったのに立花宗茂がかっこよすぎて伝記じゃない程に現実離れしているような気がしたから。

    ただ立花宗茂の歴史が知れたという点でよんで良かったと思える本だった。

  • 立花宗茂のまっすぐな生き方を、葉室さんの丁寧な優しい視点で書いてます。

  • 図書館で借りた本だか、想像以上に面白かった。
    立花宗茂の浮き沈みの激しい人生は興味深い。

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著者プロフィール

葉室 麟(はむろ りん)
1951年1月25日 – 2017年12月23日
福岡県北九州市小倉生まれ。西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻卒業。地方紙記者、ラジオニュースデスク等を経て小説家に。2005年に短編「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞受賞(のち単行本化)、2007年『銀漢の賦』で第14回松本清張賞受賞、2012年『蜩ノ記』で第146回直木賞受賞、2016年『鬼神の如く 黒田叛臣伝』で第20回司馬遼太郎賞受賞。
上記以外の代表作に、2018年9月に岡田准一主演で映画化される『散り椿』、第22回山本周五郎賞候補及び第141回直木賞候補だった『秋月記』がある。

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