- Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167901363
感想・レビュー・書評
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あーーーー葉室さんの歴史小説本当にすてき。
間違いない、というか絶対裏切らない。この主人公の立花宗茂のように。(笑)
誾千代のかっこよさたるや言い尽くせない。そして宗茂の男気あふれる、でもスマートな生き方にどんどん引き込まれる。そして辛苦を共にしながら決して主君から離れようとしない、家来達の忠義っぷりに涙涙。
九州の武将ということでなくても、そもそも日本史知識不足の私ですが毎回知らなくてもぐいぐい読まされてしまってます。文章の丁寧さ、一貫した何か太い観念で貫かれた日本人的スピリットが今回もひしひし感じられて、またまたほぼ一気読みしてしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
立花宗茂の人生を描く
名前だけ知っている人物でどんなひとなのか全然知らない状態でこの葉室麟さんが優しい表現で書いているので好きな武将の1人となった。
2016.10.02読了 -
太閤のもとでは「西国無双」と呼ばれたバリバリの戦士。一方、徳川のもとでは泰平のための「画竜点睛」として平和に徹した一人の人間。義を守り、ひとに仕えるという武士の生き様とはこういうことなのか。尾崎行雄の言葉を借りるなら、まさしく「人生の本舞台は常に将来に在り」。
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図書館で借りた本だか、想像以上に面白かった。
立花宗茂の浮き沈みの激しい人生は興味深い。 -
立花宗茂が素晴らしい人物であることは疑いようもない。
が、あえて他のことについて書きたい。
周囲の人物の、あの魅力はいったい何なのだろう。
宗茂と接し、心を通わせた人物は、世間ずれし捩れる前の、素直な芯を見せるようになるのだろうか。
真田信繁といい、伊達政宗といい、徳川家康といい、宗茂に負の部分を洗われていくようだった。
小説ではあるが、実際も、こうであってくれたなら、救われるのに。 -
関ヶ原の合戦以後の立花宗成を描いた作品。
誾千代とのやりとりが、今まで読んだ作品と違っていて面白かった。
特に「立花の義」はよかった。
対する「真田の義」「徳川の義」もよかった。 -
立花家の義。真田家の義、徳川家の義……はて、私の義は何だろう……
何人かの作家が立花宗茂を描いてるけど、これは良い!