予言村の転校生 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.14
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  • (3)
本棚登録 : 182
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167901387

作品紹介・あらすじ

『幻想郵便局』の著者が贈る怖くて癒される青春ファンタジー村長になった父とともにこよみ村に移り住んだ中学二年生の奈央は様様な不思議な体験をする。村には「予言暦」という秘密があった。

感想・レビュー・書評

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  • 父が故郷の村長になり、主人公の奈央は閉鎖された陸の孤島のような村に移り住む。
    全ての出来事が「予言暦」に書かれていて、それによって成り立っているという村での、さまざまな出来事や事件を追うストーリー。
    田舎でののどかな生活が子供の頃の実家を思い出し、懐かしくてほっこりとする。
    中学生2年生の主人公の視点からストーリーが進むので、子供っぽいところや、妙に大人びた意見などが混ざった感じも懐かしく感じられて面白い。

  • この方の作品、あらすじには興味惹かれることが多くて、読んではみるんですけど、合わないなってことがたまにあるんですよね。これも残念ながら合わないほうだったかな。「予言暦」が、もっと不思議さに絡んでくるかと思ってたけど、それほどでもなかったし・・・。堀川さんらしいノリの話ですけど、今回はそのノリにもついていけなかった感じです。

  • 行間の空白が独りよがりなせいか、物語が全く頭に入ってこない。それどころか、理解不能であった。読み手の感覚で書いておらず、自分の世界観を自分の世界観のままに描写して自己満足しているような印象だった。自分の世界観を第三者の世界観の視点を通しても書けるのがプロなのではないのか。憤りを感じるレベル。かけた時間を返せ!と言いたくなるくらい読む価値のない一冊だった。

  • のんびりした村の時間の流れの中で、
    柳田国男の遠野物語まで引用した不可思議な話など、
    不可解なエピソードがそこかしこに散らばっている。
    ドキドキとワクワクとヒヤヒヤが適当な加減で
    混ざりあって、いい感じなのですよ。
    隠し味程度の恋のエピソードも効いており癒されます。

  • 2017.6.17読了 67冊目

  •  都市伝説の田舎版というか、学校の怪談というか、私があまり読まないホラーや伝奇小説風味の物語でした。
     柳田國男の遠野物語なども引用されていて本格的。
     しかしB級民俗学同好会とは面白そう。そんなサークルなら入ってみたい。
     本書は文春文庫のための書き下ろしだそうです。
     私は出版業界について詳しくないのですが、文庫書下ろしとはよくあるのでしょうか。普通は文芸誌に掲載したものを文庫化するのではないでしょうか。
     本書は主人公が中学2年生だから、その年齢の読者も期待できるのではないでしょうか。
     私の中学時代には、赤川次郎だとか新井素子だとかコバルト文庫などがありました。今なら、萌え系の表紙のライトノベルでしょうか。
     文庫書下ろしなら、文春文庫よりそういったライトノベル系のレーベルの方が合っているのではと思ったり。
     しかし、もし本書がライトノベルみたいな表紙だったら私が読むことはなかったことでしょう。
         
     こよみ村では自然保護・独立維持派と開発派が勢力争いを行っています。
     開発派がどんどん勢力を拡大し、物語の終わり頃にはほとんど開発派の勝利が決していました。 
     経済力・政治力に勝る現実主義が主導権を握るのは、日本のみならず世界中で行われている縮図ですね。
     ここまで決まってしまったのだから、続編はあり得るのか、と思ったら、1冊だけ出ているようです。
     本作品の世界観が気に入ったので、続編も読んでみたいと思います。
       http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20160613/p1

  • 父が故郷で祖父を引き継ぎ村長になるという。
    そしてそれは村に伝わる『予言歴』で決まっていることだという。
    ひょんなことから娘の奈央も村に転校することになり、村での奇怪な事件に遭遇する。
    村に隠された秘密とは?

    2016.3.19

  • 父・育雄が故郷の村長に当選し、中学二年生の奈央はこよみ村に移り住む。村には秘密の書「予言暦」があるという。元アイドルの溝江アンナとその息子・麒麟、“村八分”松浦、父の政敵・十文字など個性的な村民と共に奈央は様々な不思議な体験をする。村の四季を背景に、ほんのり怖いけれど癒される青春ファンタジー。

  • ややホラー寄り。軽快で面白かったが、少しもやもや(不快、ということではなく、不気味)な後味。

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著者プロフィール

堀川 アサコ(ほりかわ あさこ)
1964年生まれ、青森県出身の小説家。
2002年、『芳一――鎮西呪方絵巻』が第15回小説すばる新人賞の最終候補。2006年、『闇鏡』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、デビュー。
文庫化されている『幻想郵便局』が書店員たちの後押しもあって大ヒットし、「幻想」シリーズとして人気を誇る代表作となった。

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