時の罠 (文春文庫)

  • 文藝春秋
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レビュー : 217
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167901462

感想・レビュー・書評

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  • 4人の人気作家の短編集が収められた本。「時」がテーマ。辻村さんと湊さんの話は好みでした。2人の話は、タイムカプセルにまつわるもので、湊さんの話は自分も小学生の頃とリンクさせながら読みました。万城目さんと米澤さんの話は、現実にはあり得ないストーリーで、ついていけなかった。

  • 作者4人全員の物語を読んだことがあったので、見つけた瞬間にこれを読もう!と決めた本だった。短編のために、少々物足りないなと感じることがあったが、すらすらとあっという間に読み終えてしまった。飽きずに読むことができるので、おすすめの本として紹介しやすいのではないかと思う。最も展開が予想外だったのは最後のお話である。

  • 時をテーマにした4人の短編オムニバス。どれもなかなかのクオリティだったけど、初めての辻村深月のタイムカプセルものが一番かな。純粋ミステリではないが、伏線回収がうまい。いくつか通りすぎた暗い星が、後半に次々と光りだして、最後見上げたら星座になってたみたいな。。。いいこと言っちゃった?。この人知らなかったけど人気作家なんだね~。本屋大賞3位の「ハケンアニメ」とか過去作品は軒並み4点越え。千葉大ミス研出身の推理マニアで、ペンネームの辻は、あの「十角館」の綾辻行人から取ったんだって。直木賞作とか文学系はつまんなそうだから、初期の推理小説を今度よんでみよっと。

  • タイムカプセルかぶりの辻村深月と湊かなえがそれぞれよかった。でも辻村深月が一番グッときたかな。心の支えにしてきたものが崩れることは怖いこと。守ってくれてよかった。

  • 時間の経過にまつわる4篇のアンソロジー。米澤穂信のが未読だったから借りてみた。なんか山が知能を持つ生命体で、人間を操って隣の山を平地にした、というような話。過去から未来へ、歴史書?みたいな書き方で。この人、意外とこういうSFちっくなの書くんだよな。あんま好きじゃないけど。万城目学はいかにもな神様の話。この関西の語り口が苦手なんだよな。一番面白くなかった。辻村深月と湊かなえはタイムカプセルかぶり。ありがちな感じだけど面白かった。湊かなえのだけ再読。よくできた話。読後感も良い。

  • 2015.10.21読了

  • タイムカプセルで始まって、タイムカプセルで終わる感じ。笑

  • 図書館で借りました。

    湊かなえ先生と辻村深月先生目当てで。
    しかしたまたまだったのですが、まさに辻村深月先生の収録作品を、別の本で読んだ直後だったので(笑)微妙に萎えました…。

    湊かなえ先生はやっぱり安心して読めます。
    台詞と台詞の行間の間の殺意、感情、探り合い。
    学生当時の気持ちと、成長後の狭間で揺れる主人公。
    そして、ラストは爽やかに…。

    タイムカプセルは私もやりたかったイベントのひとつですが、小学校は人数不足により合併の話が出たので却下され、中学校では話にも出ませんでした(笑)

    だから、ちょっと夢を持って読んでしまう題材です(^^)

  • 時をテーマにした短編集でした。
    最初は辻村さん。これはすでに読んだ『家族シアター』に出てきたタイムカプセルの話です。
    万城目さんのは非常にコミカルで読みやすかったです。時を操る神様の話。
    米澤さんのは、最初は何だこれはと思いながらひたすら読んでいくと、何とも言えないオチ。なるほど!と思ったものの、きっとそこに行くまでに挫折する人もいるだろうなと思わせる話でした。読み終えたらオチを意識してもう一度読み直しました。
    最後は湊さん。これは他のレビューでも評価が高いように、非常に読ませる話でした。何よりも多分これが一番印象に残りました。
    いじめられていた少年がタイムカプセルに入れたものを取り戻したい、それだけのために嫌な思い出の残るかつて過ごした地に戻ってきます。同じタイムカプセルを使っても、こちらは少しサスペンス調なところが湊さんらしかったです。
    この四人が一冊にというところが何とも贅沢だなと思いました。

  • 辻村さんの本はいい。

    安心して騙される。

    そして、泣かされる。

    ショートでここまでグッと来る話はホントにすごい。

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著者プロフィール

辻村深月(つじむら みづき)
1980年山梨県生まれ。千葉大学教育学部卒業後、2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。2011年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、2012年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、2017年『かがみの孤城』で「ダ・ヴィンチ ブックオブザイヤー」1位、王様のブランチBOOK大賞、啓文堂書店文芸書大賞などをそれぞれ受賞。本屋大賞ノミネート作も数多く、2018年に『かがみの孤城』で第6回ブクログ大賞、第15回本屋大賞などを受賞し、2019年6月からコミック化される。他の代表作に『子どもたちは夜と遊ぶ』『凍りのくじら』『ぼくのメジャースプーン』『スロウハイツの神様』『名前探しの放課後』『ハケンアニメ!』『朝が来る』など。新作の度に期待を大きく上回る作品を刊行し続け、幅広い読者からの熱い支持を得ている。2020年、河瀬直美監督により『朝が来る』が映画化される。

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