神隠し 新・酔いどれ小籐次(一) (文春文庫 さ 63-1 新・酔いどれ小籐次 1)
- 文藝春秋 (2014年8月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167901561
作品紹介・あらすじ
書き下ろし時代小説の巨星、ついに文春文庫登場!背は低く額は禿げ上がった老侍で、なにより無類の大酒飲み。だが、ひとたび剣を抜けば来島水軍流の達人である赤目小籐次が、次々に難敵を打ち破る痛快シリーズ登場。
感想・レビュー・書評
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長編時代小説「神隠し」は、
「お麻、はらが減った」の1行で終わった。
そりゃあ無いぜ!佐伯泰英さん
そりゃあ無いぜ!新兵衛さんよっ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「佐伯泰英」の時代小説『神隠し 新・酔いどれ小籐次(一)』を読みました。
「浅田次郎」作品に続き、時代小説です。
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書き下ろし時代小説の巨星、ついに文春文庫登場!
背は低く額は禿げ上がった老侍で、なにより無類の大酒飲み。
だが、ひとたび剣を抜けば来島水軍流の達人である「赤目小籐次」が、次々に難敵を打ち破る痛快シリーズ登場。
わけあって豊後森藩を脱藩し、研ぎ仕事で稼ぎながら長屋に暮らす「赤目小籐次」。
ある夕、長屋の元差配「新兵衛」の姿が忽然と消えた。
さらに数日後、「小籐次」の養子「駿太郎」らが拐しにあった。
一連の事件は「小籐次」に恨みがある者の仕業なのか。
「小籐次」は拐しに係わった「阿波津家」の謎に迫る。
痛快シリーズ、文春文庫でついにスタート!
文春文庫40周年記念書き下ろし。
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進行を途絶して中断した「酔いどれ小籐次留書」シリーズを引き継いだ(書き継いだ)新シリーズ「新・酔いどれ小籐次」の第1作… 旧作とは、やや設定が異なっているらしいですが、旧作を読んでいないので、違和感なく入ることができましたね。
■第一章 三回忌
■第二章 読売売出し
■第三章 森藩の窮地
■第四章 拐し(かどわかし)
■第五章 研ぎと黒呪文
■あとがき
法要を終えた「小籐次」が新兵衛長屋に戻ると、長屋の差配で惚けの進んでいる「新兵衛」が突然姿を消すという事件が起きる… 長屋の住民らが手分けして必死に捜索するが、まるで“神隠し”にあったように手がかりが得られない、、、
さらに錺(かざり)職人の「桂三郎」が娘「お夕」と小籐次の養子「駿太郎」をとある屋敷に同行した際、今度は「お夕」と「駿太郎」の二人が行方不明になってしまう… 本当に神隠しなのか? それとも何者かによる拐かしなのか? 拐かしならば敵の狙いは「小籐次」なのか? 「小籐次」は少ない手がかりをもとに「お夕」と「駿太郎」を探そうとするが、そこに、森藩の借金問題に関する相談事が「小籐次」の旧主君である森藩八代目藩主「久留島通嘉(くるしまみちひろ)」から寄せられる。
「小籐次」は、「新兵衛」の行方不明事件、「お夕」と「駿太郎」の誘拐事件、そして森藩の借金問題の三つの事案を同時に解決することになる… 上様直々の影御用を賜る家系だったがお取り潰しになった「阿波津家」残党との対決、森藩を罠に陥れた小倉藩主「小笠原忠固」・商人「豊前屋儀佐兵衛」との手に汗握る対決は面白かったですが、「新兵衛」が戻ってきたことについては解説がなく、ちょっと消化不良でしたね、、、
痛快で気軽に読める時代モノですが… ちょっと「小籐次」の強さが際立ちすぎている感じはしましたね。
以下、主な登場人物です。
「赤目小籐次」
元豊後森藩江戸下屋敷の厩番。
主君・久留島通嘉が城中で大名四家に嘲笑されたことを知り、脱藩して四藩の大名行列を襲い、御鑓先を奪い取る(御鑓拝借事件)。
この事件を機に、"酔いどれ小籐次"として江戸中の人気者となる。
来島水軍流の達人にして、部類の酒好き。
「赤目駿太郎」
小藤次を襲った刺客・須藤平八郎の息子。
須藤を斃した小藤次が養父となる。
「北川りょう」
小藤次と相思相愛の仲。
旗本水野監物家の奥女中だったが、御歌学者の血筋で、芽柳(めやなぎ)派を主宰する。
「勝五郎」
新兵衛長屋に暮らす、小藤次の隣人。
読売屋の下請け版木職人。
「新兵衛」
久慈屋の家作である新兵衛長屋の差配だったが、惚けが進んでいる。
「お麻」
新兵衛の娘。父に代わって長屋の差配を勤める。夫の桂三郎は錺(かざり)職人。
「お夕」
お麻、桂三郎夫婦の一人娘。駿太郎とは姉弟のように育つ。
「久慈屋昌右衛門」
久慈屋の大番頭。
「おやえ」
久慈屋の一人娘。番頭だった浩介を婿にする。
「秀次」
南町奉行の岡っ引き。難波橋の親分。小藤次の協力を得て事件を解決する。
「空蔵(そらぞう)」
読売屋の番頭。通称「ほら蔵」。
「うづ」
弟の角吉とともに、深川蛤町河岸で野菜を舟で商う。
小藤次の得意先で曲物師の万作の倅・太郎吉と所帯を持った。
「美三(よしぞう)」
竹藪蕎麦の亭主。小藤次の得意先。
「久留島通嘉(くるしまみちひろ)」
豊後森藩八代目藩主。
「高堂伍平」
豊後森藩江戸下屋敷用人。小藤次の元上司。
「青山忠裕(ただやす)」
丹波篠山藩主、譜代大名で老中。
様々な事件を通じて、小藤次と協力関係にある。
「おしん」
青山忠裕配下の密偵。中山新八とともに小藤次と協力し合う。 -
読むなら正規の1巻から読むべき。小藤次さんがすごく神格化されてるんだけど、経緯を知らないのでその感覚についていけなかった。勿体無いことした。
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今のところ、残念ながらそれほど引き込まれない。
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新兵衛さん神隠し
駿太郎、お夕が誘拐される
小藤次の旧藩に危機 -
2017.6.1(木)¥100(-2割引き)+税。
2017.8.24(木)。 -
新シリーズが始まってたの知らなかった。久々の小藤次、懐かしい。竹中さんとしか思えないけど ^_^
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何となく読了。登場人物の個性がいまいち。磐音シリーズのほうがまだはっきりしていた。