親子の肖像 アナザーフェイス Ø (文春文庫 と 24-7)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 74
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167901974

作品紹介・あらすじ

最愛の妻を失った大友鉄をめぐるアナザーストーリー

初めて明かされる「アナザーフェイス」シリーズの原点。捜査一課の仕事と子育ての狭間で新たな人生のスタートを切った大友鉄--。人質立てこもり事件の表題作ほか、若き日の大友鉄の活躍を描く、珠玉の6篇!

感想・レビュー・書評

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  • アナザーフェイスの外伝。主人公大友の息子が産まれてから、奥さんが亡くなって総務課に異動するまでの話。作中でもともと分かってはいるが、大友と一緒に喪失感を感じる仕掛け。短編自体の出来は正直そこまでではない印象。薄い。

  • 堂場舜一さんの本との出会いは『アナザーフェイス』
    アナザーフェイスシリーズは第3弾まで既読。
    1、2はとても面白かったのですが、3はちょっと…
    ということで、第3弾を読んでから3年もたっていた。

    妻を亡くし、一人息子を育てることを優先し、捜査一課から刑事総務課に移動した大友鉄。
    俳優顔負けのマスク。
    大友にかかれば犯人は自ら犯行を自供する…
    周りからはそう評される。
    確かに刑事としてのセンス(?)は抜群なのだろうが、その風貌とは違う刑事魂と努力の人。

    この『0』は若き日の大友鉄、最愛の妻を亡くし、刑事としてリスタートをきった大友鉄が描かれる。

  • アナザーフェイスシリーズの原点と言えるシリーズ0という短編集で、大友鉄という人の深層心理を読み解く洞察力に秀でた主人公が捜査一課の有能な刑事から、妻の突然の死によって、育児に励むことを決意して刑事総務課に異動になったものの育児と捜査一課の刑事への未練という狭間に揺れる姿が良かったです!
    これからシリーズ1から読み進めていきたい!と思います。

  • 大友鉄が捜査一課で活躍していた頃から、愛妻の菜緒が亡くなり、総務課に異動するまでの連作短編集。
    アナザーフェイスと呼ばれるまでが明らかになり、これからのシリーズをさらに楽しめるようになったと思う。それにしても、鉄はどれだけイケメンなのだろうか・・・

  • 外伝。大友の今に至る?が短編でそれぞれ面白かった。シリーズコンプリート!と思ったら…まだ9があった。そのうち見つけて読もうっと。

  • この前に読んだアナザーフェイスシリーズの3が、イマイチ?
    特別外伝ともいうべき本作は、と読み始めたがが、期待通り、短編ながらもかなり読ませる優れものばかり。
    やはり、アナザーシリーズは捨てがたい。

    • azu-azumyさん
      こんにちは!
      私もシリーズ3はちょっと…と感じていたのですが、本作は面白そうですね。
      読んでみます!

      こちらにお邪魔して堂場舜一さ...
      こんにちは!
      私もシリーズ3はちょっと…と感じていたのですが、本作は面白そうですね。
      読んでみます!

      こちらにお邪魔して堂場舜一さんがスポーツ小説を書かれていることを知り、先日「チーム」を読みました。
      hongoh-遊民さんから頂いた助言の通り、時間に余裕のある時を見つけて~!!
      確かに、読み出したら止まりませんでした(笑)。
      素敵な本を教えていただきありがとうございました!
      2015/03/31
    • honno-遊民さん
      コメントありがとうございます。
      読書は、快楽?!
      お互い、面白い本を紹介しあいましょう。
      コメントありがとうございます。
      読書は、快楽?!
      お互い、面白い本を紹介しあいましょう。
      2015/03/31
  • 大友鉄が総務課に依願異動する前、まだ捜査一課に在籍していた頃メインのストーリー。"リスタート"では、菜緒の事故死の直後メイン。子育てのため、大友の決断はすごかった。

  • 大友さんのルーツを短編集で読みやすい

  • 刑事総務課大友鉄。
    奈緒が生きてる時から事故直後。

  • 正統派警察小説。
    重厚でどっしりとした話の運びで、読ませる。
    長編だと疲れちゃうかも知れないが、短編なので
    いい感じに終わって飽きさせない。

    軽めの小説後は、こういうちと重めなのがのおヌヌめ。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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