二十五の瞳 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2014年10月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167902056

作品紹介・あらすじ

『タモリ論』の著者が描く、稀代の悲恋物語

愛はなぜ終わるのか――。



震災後、妻と西へ逃げた作家は、立ち寄った小豆島の海で、ある着想を得る。それは、平成、昭和、大正、明治と四つの時代を遡る悲劇の物語。そこには謎の生物・ニジコを見た男女は別れるという小豆島別離伝説があった。やがて明らかになる島の因縁話。稀代のストーリーテラーが変幻自在な愛を克明に描いた傑作。

感想・レビュー・書評

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  • 序章
    樋口毅宏先生と白石一文先生が師弟関係だったなんて…驚いてしまいました。二人とも大好きな作家さんでいて、白石一文先生の作品は半数以上読み終えていて敬愛してやまない作家です(笑)
    第1話
    ブチ上げたお題目の大きさをどう回収して行くのか?作者の力量を知っているからこそ、俄然面白くなってきた!と思った瞬間に終わってしまった…短編なんだ(゚∀゚)この作品…
    第2話
    映画「二十四の瞳」の撮影現場を舞台に「七人の侍」を撮影中の若き黒澤明監督であろう人物と絡めて、幼き情愛が引き起こした事件を描いているんだけど…正直言って、面白くもなんともない。何じゃこれって感じの三文小説だよなぁ〜でもちょっとだけ「民宿雪国」を思い出す感じ(笑)
    第3話
    尾崎放哉の一生を描く伝記物ですよね。まぁ小豆島繋がりですか…これから新紙幣を飾ろうとする偉人 渋沢栄一だ登場して韓国併合前後の面白い話が出て来たところは興味津々でした。日本側の思惑はよく理解できる。あくまでも韓国側の希望でもあったのだが併合されてしまった側の国民感情ももちろん理解出来ます。反発や不満があって当然でしょう。併合されていた30有余年にインフラ/教育/産業/医療など沢山のモノを持ち込んだ日本が、エライとか正しいとか軽々に主張したいわけではありませんが、韓国側からの声が、現在の恨み節一辺倒なのは、些か食傷を通り過ぎて、いい加減にしてくれって思います。
    話が逸れましたが、韓国から帰国して以後の彼の駄目っぷりは救いどころもありませんが、それでも周りの厚意により人並みに劣るかも知れんが生きていけた…その時代のおおらかさを垣間見た気がします。酒に溺れ、悪態をつき、真っ当な生き方が出来なくても活かして貰えることの有り難みに救いがあって良かった。面白くはないけどね(笑)
    第4話
    小豆島を舞台に、東北での震災と原発事故が起こったみたいな物語で、最後の最後で「ニジコ」に物語が戻って来てオチがついた印象ですが、ここを読んでて益々「民宿雪国」の構成だなって感じた。
    誠に申し訳ないが、この物語全体よりも「序章/終章/あとがき」の方がリアルで面白かったですかねぇ〜それでもデビュー作「さらば雑司ヶ谷」から「日本のセックス」、「民宿雪国」へ、樋口作品を読んで来た身としては樋口先生は物凄く才能豊かな先生であるのは間違いないです。けど、本作は先生の良さを感じられなかったかなぁ〜次は「ドルフィンソング…」を読む予定なので楽しみにしてます(笑)

  • 小豆島を舞台に、様々な男女の別れを描いた短編連作。
    著者の作品にしてはバイオレンスは抑えめ。それでも他の作品へのオマージュは変わらないところが面白い。
    なかなか切ない話も書くんだなぁと思って読み終えたが、実際に起きた私小説の部分もあったことを知って驚いた。あとがきの最後の一文に涙してしまった。

  • 尾崎放哉の章が素晴らしかった。

  • 小豆島を舞台に愛と破局の運命を描いた、私小説プラス短篇連作集。
    小豆島の伝説の生物・ニジコを巡る平成、昭和、大正、明治の四つの時代に起こった悲劇を、現代の世界と日本の矛盾点とタブーをさりげなく織り込み、見たことのない変化球技で読む側を惑わせる。でも、作者の真意は渾身のストレートなんだよなあ。

  • 2015年11月9日読了。

  • うーん。個人的にはイマイチ好きじゃ無かった。樋口さんはもっとスリリングなものの方がいいよね。

  • 【『タモリ論』の著者が描く、稀代の悲恋物語】『二十四の瞳』の舞台で有名な小豆島。平成、昭和、大正、明治、それぞれの時代に島で起きた悲劇。その背後には因縁の物語が。

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著者プロフィール

1971年、東京都豊島区雑司ヶ谷生まれ。出版社に勤務したのち、2009年『さらば雑司ヶ谷』(新潮社)で小説家デビュー。2011年『民宿雪国』(祥伝社)が山本周五郎賞と山田風太郎賞の候補作となり話題に。著書に『日本のセックス』(双葉社)、『テロルのすべて』(徳間書店)、『二十五の瞳』(文藝春秋)、『タモリ論』(新潮新書)、『ドルフィン・ソングを救え!』(マガジンハウス)、『無法の世界』(KADOKAWA)、『凡夫 寺島知裕。 「BUBKA」を作った男』(清談社Publico)などがある。

「2025年 『中野正彦の昭和九十二年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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