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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784167902155
作品紹介・あらすじ
成毛眞氏、堀江貴文氏絶賛、感動の科学ノンフィクション
世界の理系少年少女が集まる科学のオリンピック、国際学生科学フェア。そこに参加するのはどんな子供たちなのか? 感動の一冊。
みんなの感想まとめ
科学オリンピックに挑む高校生たちの情熱と成長を描いたノンフィクションは、彼らの探求心と創造力が生み出す感動的な物語です。逆境を乗り越え、自らの研究に情熱を注ぐ少年少女たちの姿は、読者に強い印象を与えま...
感想・レビュー・書評
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邦題の違和感は無視して中身重視。必要は発明の母的なものから、知りたい、作りたい、世に知らしめたい、仮説を実証したい、などをエネルギーに変え、様々なテーマに取り組んだ彼ら彼女らがとにかく熱い! 1編が概ね30頁前後でまとまっているので飽きずに読める。真剣に打ち込む人には、必ずと言っていいほど協力者が現れるものだ。お気に入りは“核にとり憑かれた少年”“ロリーナの声に耳を傾けて”かな。自分が親なら核融合炉を作ろうとしている子を止めるだろう...。周囲の素敵な大人たちにも感動。
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高校生による科学オリンピック、インテル国際学生科学フェア。予選を勝ち抜いて世界から集った少年少女たちのここに辿り着くまでの軌跡を追ったノンフィクションです。
少年たちの生い立ち、境遇は恵まれている子ばかりではないし、実験研究を行う体制サポートなど決して満足いくものばかりではありません。けれど、器具機材がなければ作ればいいし、逆境を研究の対象にすればいいじゃないと考える、そんな彼らの理科に対する熱情や探求心は本物です。そして彼らの研究にかける想いはサポートする大人たちを引き寄せます。
逆にいえば、彼らの研究やこれからの科学の未来を担う子どもたちを育て伸ばしていくには、科学に対する理解のある大人たちの支えや研究環境が必ず必要になるということですよね。
そして、どの子どもたちの親も、彼らの実験や研究に対する一抹の不安を抱えながら、そこはぐっと堪え彼らが思う存分研究に没頭できる状況を作り出しています。危ない実験でも、頭ごなしにやめさせる親は出てきません。同じ親としてついつい口うるさくしてしまう私には、最大級の見習わなければいけない態度です。
そしてそれは大学という学びの場でも言えることで、例えば大学の食堂の電子レンジを実験に使った際、爆発させてしまった少年に対し、一方的に処分するわけでもなく、彼に24時間いつでも使用出来る実験室の鍵を渡すことにした大学側の対応はさすがだなぁと感心しました。
さらに言えばこれらは全て外国での出来事なのです。日本にも理科好きの少年少女はいるわけで、とても優秀な研究結果を残している子もいるのだから、ひとりひとりの個性や探求心を伸ばす教育が日本でも、もっともっと広がり増えてくれればいいですよね。 -
書くべきよき素材が見つかれば、その本が面白くないわけがない。
日本でも、数学オリンピックの話はよく耳にするが、科学オリンピックはそれほどでもない、毎年、日本からも出場者&受賞者がいるにもかかわらず。
そして、我々の生活を変えるような大発見の芽がこの大会にはある。
この本は若き科学オタクたちがなぜその課題に興味を持ち、そして成果をだせたのかを追跡したドキュメンタリーです。
そのエピソードの数々は、ふとした偶然のきっかけでつかみ取ったセレンディピティものものもあれば、必要に駆られて発明しなければならなかったものもあり、登場人物(家庭環境)それぞれに独自の物語があることがわかります。
家族が信仰している宗教で不浄なものとして忌み嫌われていた病気、ハンセン病にり患した少女のとった行動力(知識は力だと考え、事実を武器に恐怖と闘う)にはやはり頭が下がりましたし、第2のビル・ゲイツと呼ばれた天才少年は牧場で暮らす自宅学習組だったこと、しかもリンカーンやアインシュタイン、フランクリン・ルーズベルトやプリンストン大学長もみなそうだったことなど意外な事実のオンパレードです。
一読して思ったことは、子供の好奇心の芽をできるだけ潰さず育てる環境さえあれば、子供は勝手に学んでいくということです。そこにはもちろん、タイムリーな協力者や指導者、理解者という存在が必要不可欠な要素ではありますが、自分の研究が何らかの形で社会の役に立つという研究対象さえみつかれば、子供は自分で道を切り開くことができるということです。
また、少子高齢化を迎える日本であるがゆえに、より高度な技術(科学)立国を目指すべきで、若いうちからこうしたイベントで研究の楽しさや目標を与えてあげるのも大人の役目だと感じました。内部留保ばかりを積み立てる日本企業のやるべきことがこの本には書かれています。 -
アメリカの高校生オリンピックに出場する子たちの話。
裕福な子や、本当に賢い子だけが出場しているのかと思ったが、そうではなかった。
いろいろな境遇の子たちが出場している。自分の家を温めるために研究をしたギャレット。少年院から出場したロイド。
もちろん周囲の大人の手助けや協力もあるだろうが、子供たち自身がしっかりと考えてじっくりと研究に取り組んでいる。
アメリカでは高校生のころからこのようにしっかり科学に取り組む土台があるんだなと感じた。
巻末にサイエンスフェアに出場した日本人高校生の寄稿もあり、田中さんの研究も時間がかかる内容を根気強く取り組んでいて素晴らしいと思った。 -
東京オリンピック2020が終わりました。オリンピック期間中、泣くのが日課になってしまったので、涙なく1日が終わるのは寂しいです。本を読んで泣きたいと思い、このノンフィクションの傑作を再読しました。
この本を最初に読んだのは7年前のジャカルタのスタバ。日曜日の午後2時から読み始めました。
「ゴキブリは携帯電話ほどの大きさだった。最優先扱い郵便で生きたまま、送られてきたものだ」という書き出しからはまってしまい、蚊の羽音も忘れて読み耽り、気が付いたら5時過ぎだったと記憶しています。
原題は「サイエンス・フェア・シーズン」。アメリカでは盛んなイベントで、簡単に言えば、中高生が科学の自由研究を出品し、その成果を競うコンテスト。本書で取り上げているのは、「インテルISEF」と呼ばれているもので、賞金額は総額で400万ドルを上回るという大規模なものです。
中高生の自由研究といっても「核融合炉の製作」、「ハンセン病の真実に関する研究」、「馬を通じて、心を癒すホースセラピーの研究」、「蜂群(ほうぐん)崩壊症候群の研究」など、想像を絶する内容が並びます。
本書は研究テーマの解説ではなく、サイエンスフェアに挑んだ少年少女たちの生い立ちから、研究テーマを選んだ背景、研究に一心不乱に挑む姿を描くノンフィクション。そこには、家族や友情の物語、あるいは企業や偏見に挑戦する彼らの果敢な物語があります。
スポーツでも芸術でも、一生懸命に挑む姿は良いものです。本の帯に「感動と感涙の実話」とあるのは、決して大げさな宣伝文句ではありません。
例えば、ハンセン病に自らが罹病してしまった少女が、根拠のない恐怖や誤解を根絶やしにするため、友人の協力を得て懸命にハンセン病の真実を求めようとする勇気、喘息の妹のために太陽光を利用した巨大な熱水器をゴミ捨て場から生み出すネイティブ・アメリカンの少年の優しさ。本書に登場するのは単なる裕福な科学オタクのガキだけではなく、困難はあるけれど、科学が好きで好きで仕方がない純粋な少年少女たちです。
書評サイトHONZが選ぶベスト1。一食抜いても、絶対おすすめの★5つです。 -
過酷な環境とか辛い環境を知性で乗り越えていく。清々しい。そして羨ましい笑
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まずインテルISEFという学生科学オリンピックや数々のサイエンスフェアの存在を知らなかった。こんな世界があるのかと。
探究心や好奇心のみならず、知性や忍耐力を持った若い才能のある子供達は、世界に感動や期待をもたらしてくれる貴重な存在だと改めて感じる。感受性もエネルギーもみなぎっている若い世代の力たるや。人に与えられる教育の矮小さを痛感させられる。どんな分野でも、学びは能動的であるべきだ。誰から強制されることもなく、世界のすべてが不思議で疑問が次から次へと湧いて、純粋に何もかもを知りたかった幼い日々を思い出した。学びが生活の一部で、知りたい衝動が尽きなかったあの感覚を。
子供達の学びの欲求を挫いたり狭めたりするのは、学び方をマニュアル化して強制する大人のせいだ。本来子供達は限りない好奇心や探究心を持っているはずなのに、箱に閉じ込めて一様なカリキュラムを押し付け、学ぶ気を失せさせる。学び方は千差万別あっていいはずなのに。一方的に与える教育は子供たちの可能性を摘んでいる。
この本に出てくる子供達は、もちろん能力が秀でているとはいえ、自分の力で考え、行動し壁に当たりながらも、忍耐強く問題に取り組み克服し、周囲の人達の助けを得、助言を聞き、時には反省し人に感謝して問題を乗り越えていくことで、人間的に成長していく。それも中学生、高校生の年齢で。環境が十分に整っていなかったり、様々なバックグラウンドを持ちそれぞれに困難を抱えた子供たちにとって、並大抵のことではないが、達成感という報酬は何にも変え難い。それは報奨金や名誉ではないように思う。昨日の自分に打ち勝つ強さ、未来に向けて変化していく自分に気付き、今後の失敗や困難に屈せず前進を続ける自信を手に入れたことだ。
科学やスポーツだけでなく、このような華々しい舞台がなくとも、何かに興味を持ち、打ち込み、挫折しながらも前進する経験が人を成熟させ、人との貴重な出会いをもたらすのだろう。
それもこれもベースにあるのは、純粋な興味や好奇心、現状を打破したいという願望が彼らのエネルギーになっている。
成功するために子供たちに必要なのは、やりたいことをやる、それだけなのだ。
本当に!この言葉が刺さった。
成功とは、地位でも名誉でも評価でもお金でもなく、自分の人生を豊かにするための好奇心と探究心だ。
努力する者は楽しむ者に勝てない」とは、**孔子の『論語』に由来する言葉で、「何事も嫌々やるより、夢中になって楽しんでいる人の方が、結果的に大きな成果を出す」**という意味であり、楽しむことの重要性を示している。これは、才能や努力よりも「好きで熱中する気持ち」が最強の武器になるという、逆転の発想であり、このことの重要性をこの本が教えてくれた。
十代の子供たちの可能性は眩しい限りだが、既に大人の自分でも、探究心を持ってやりたいことをやる人生はどれだけ価値があり楽しいことか。他人にとってはどんなにくだらないことでも、自分にとっての鉱脈が掘り当てられればそれで豊かなのだ。人生はすぐ終わる。楽しまなくては。 -
すごく楽しく読めました。
翻訳もいいんだろうな〜、違和感なく。
超おすすめです。
専門的なところはわからなくても、楽しめます。 -
面白かった!
タイトルをみただけでは自分は絶対読まない本(自分は文系なもので…)だったけど、読んだ方のレビューで興味を持ち、手に取りました。
幼いころから核融合炉を作ることに向かって進んでいた子、ハンセン病を患ったことがきっかけで、研究に進んだ子、モデルで女優の道を進んでいたのに、ひょんなことから研究に進めるきっかけを作った子、自閉症のいとことコミュニケーションをとりたくて、それが研究テーマになった子、子どものころから馬が好きで、ウマによるセラピーの研究をする子…。
まだまだ沢山の子どもが紹介されていますが、物心つくまでにもうすでに天才的な子もいれば、身の回りのちょっとした問題に疑問を持って、それを調べているうちに研究へと進むことになった子まで、様々な子どものサイエンスフェアに出場するまでの経緯、受賞後進んだ道が書かれています。
10代の子どもにこんなことができるんだ!と実に興味深かったです。
人って元々持っている才能でこういった道に進む人が多いと思っていた中で、出会った人、境遇がきっかけで大きな成功を成し遂げる人もいるのだな、と改めて感じました。 -
アメリカのサイエンスフェアに参加する子供たちのそれぞれのバックグラウンドやその研究に没頭する姿、そこから様々な気づきがあったり、子供がどんどん開花していく様子が純粋に面白い
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若くて才能を開花できたということなのだが、それを助ける周りの環境が整えられているということがうらやましい。
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邦題、なんとかならないですかね。中身はなかなかおもしろくて、刺激を受けました。自分もがんばろうという気持ちに、少しだけ、なれました。アメリカのサイエンスフェアに日本人も参加しているんですねえ。(2020年1月8日読了)
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とても面白かった。
親の視点で言うと、個性を認め、個性を伸ばすスタイルの重要性に思い至る。
何かを不思議がる気持ちを大事にし、根気よく追いかけることのなんとカッコ良いことか。 -
小説以外でのおすすめ聞かれたら間違いなくこれ勧める。科学本ではなく子どもたちが夢を実現していく話としても秀逸だと思う。
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カツクラより読んでみたいと手に取る。
科学を勉強するこの全てが学校でと言うわけではないことを知った。
キャンピングカー暮らしをする子の話。
刑務所に収容されている子、両親のせいで酷い家庭環境の子。
普通に学校に行っていることが珍しい位に思える。
それでも研究の原動力は「誰かのために」「知りたい」というものなのは同じことを知る。 -
さすがHONZオススメっていう、リーダビリティも高く、読後満足感も問題なしの一冊。科学に興味がなくても楽しめる:それぞれの研究内容に関して、深く掘り下げている訳じゃない。育児書としての一面もある:殆どの生い立ちまで紹介されていて、特に親が教師を兼ねるパターンとか、参考になるエピソードも多い。産学連携のひとつのあり方が提示されている:やっぱりアメリカというか、特許の取り方が授業で教えられたりとか、科学を盛り上げるための方法論としても読める。そんな諸々を考えながら読んだけど、ノンフにありがちな”くどさ”も特に感じられず(章ごとに主人公が変わるからか)、前のめり気味に読み終えました。巻末の対談も含め、とても楽しめました。
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ルイジアナの州都バトンルージュに住むいまどきの少女BBが、ハンセン病にかかってしまった。悲しみにくれながらも、次第に自分の体に起こった異変に好奇心を持ちはじめ、ハンセン病を研究。高校生による科学のオリンピック「インテル国際学生科学フェア」に出場し、この病は恥ずべきことではないと訴えた。本書は理系少年少女たちの挑戦と、その背後にあるドラマを描いたユニークなノンフィクション。
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151103読了
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インテル国際学生科学フェアに出場するアメリカの高校生の話。
高校生の実験コンテストだけれども、大人顔負けの高度な内容にびっくりする。また、成果物に対して、企業や国(軍!)が出資したり、コンテスト出場者のために大学進学の奨学金を出したりしているところにアメリカの良さがある。「高校生」というくくりではなく、優秀な人間に出資する、という日本ではあまりない発想を感じる。
それぞれの出場者の出場経緯も皆違って面白い。
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