- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167902360
作品紹介・あらすじ
エリーはじめての詩と短編集「思いは伝えないと なかったことになっちゃう」「誰かに伝えるために思いはある」エリーが今、みんなに届けたいメッセージ。
感想・レビュー・書評
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思いを伝えるって大変なこと。つらさ、切なさ、何かを乗り越えようとする強い気持ちが詩と短編小説で綴られている。でも、この切なさは老人にとっては、ちょっと重荷。溌剌と前向きに進める言葉と勇気が欲しいですね。
本との出会いって、その時々で受取が違うんですね。
ということで、さびしく本棚に入れました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
収録されている詩だけ読んだ。
想いを伝えるということ。大人になるほど、臆病で面倒くさくなる。でも、伝いたいと思ったことを、誰かに伝えるというのは、その先に爽快感がある。
この作品は、誰かに想いを伝えたいと思っても、なかなか勇気が出ない人へのエールになると思う。
また、「周りを傷つけているあなたへ」という作品は、自分自身を責めてしまい、自暴自棄になっている時に慰めてくれる詩だと思う。 -
言葉に力があると信じよう
その一言に尽きる -
誰かにふと、ありがとうと思う。
いてくれてよかったと思う。
あのときの言葉に救われた。
本当に愛おしく思っている。
あなたが大切。
そう思ったときに、伝えられる自分でありたいと思った。
たき火の行く末と、周りを傷つけているあなたへが今の私には苦しく沁みた。 -
カバーデザインが素敵。
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本の内容:
ことばに宿るパワー。
それは時に、一人の人生を360度変えてしまう、"ロマンチックな瞬間を与えてくれるもの"
伝える怖さ、伝わる喜び、感じるときめき、放たれた満足。
ことばを誰かに伝えることの本質について、柔らかく、繊細な表現でさらっと読める短編詩集となっています。
どんなひとにも、どこかであらゆる記憶が蘇り、そっとメモしたくなる美しいことばとメッセージが詰まっています!
個人的なイチオシポイントは、装丁のデザインに一目惚れしたことです。とにかくカバーするのがもったいないくらい美しい。
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この本を手に取ったきっかけ:
わたしとこの詩集の出逢いは、とある小さな古書店で、桜並木が見える窓辺で目が合い、吸い込まれるように出逢えた春の日の午後でした。
これが、恋愛だったとしたら、恋に落ちる瞬間だったと例えるのが正しいでしょうか。
そんな一冊との出逢い方は、電子書籍やネット通販の代頭で、めっきり少なくなってきてしまいましたが、この本棚を見つけてくれたブグログフレンズの皆さんが、目が合い読みたくなる衝動に駆られる素敵なきっかけになれたら、このレビューも意味を持てたと喜べることでしょう。
ことばで思いを伝えること。
ただ、伝えることは容易いけれど、相手の気持ちを想像して心に届ける=伝わることは歳を重ねてもずっと難しい…
でも難しい、からこそ、不器用だからこそ一生懸命心を相手に傾けるなかで、ふとその表情や仕草、行動から言葉にできない気持ちがキューっと感じられる瞬間があるから不思議だ。
きっとそれが自分の期待に反する反応だったとしても、伝わった!伝えて良かった!
届けたい想いを放った事実が、のちの困難で確かな支えになったことがたくさんあったことを思い出させてもらいました。その逆で淡い後悔も数多にありましたが、、、
感想:
測らずとも、本屋でふと出逢い涙が溢れてしまった。
とても繊細で、心の奥の感受性をキューッと刺激されるような、記憶の断片が要所に掘り起こされる身近な短編集と優しい言葉がとにかく温かい。
想いをちゃんと伝えよう。
後悔しないように。
そして自分を抱きしめて愛してみよう。
そんな静かな意欲を貰えました。
体験に基づいてるからこそ!
スッと心に響く言葉の底力を改めて。
こんな詩が描けるようになれたらなぁ。
個人的に
アテンションプリーズ
の詩と
最後の焚き火の詩が大好きです。
出逢いに感謝。
恋愛や愛に苦しむすべての人へ届いて欲しいコトダマの一冊だと思いました。
人知れず、満たされない”愛”に悲しみを抱えているひと
失った最愛のひとを忘れられないひと
大好きなひとに想いを告げる勇気が欲しいひと
にそっと寄り添い、静かに背中を押してくれる一冊になるでしょう。
なんとなく読んでいたら、ドラマ「ガリレオ」の主題歌だった曲『最愛』が頭に流れました。
皆さんのBGMはどんな曲でしょうか♪
こころときめくラブソングと共に詩に浸る休日も、寒い冬の贅沢ですね♬
(文庫本情報:https://www.amazon.co.jp/dp/4167902362?th=1&psc=1&linkCode=ll1&tag=honnoakari-22&linkId=e978c784e37c5e6871c54ec0c632f572&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl) -
シャッターとたき火
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「思い」を、心の中から引きずり出し、余計なものをひっぺがし、書き綴るとは、何と難しいことでしょう。それを読者に見せてくれたエリーさんの偉大さに打たれつつ、心のひりひりを共有できたのかな、と思っています。