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- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167902384
感想・レビュー・書評
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好きな作家の一人による007モノとなれば読む前から期待が膨らみます。
本作のボンド役はショーン・コネリーが適役かななどと最初は映画のキャスティングを考えながら感情移入していましたが、内容は期待外れでした。
以下、若干のネタバレあり。
今回はディーヴァーお得意のドンデン返しに無理がありすぎ、最初から犯人二人がつるんでいたのなら早い段階でボンドに対する情報共有をしていればこんなラストにはならなかったはず・・などと読者(俺)に心配されるようでは困ります。
タイトルの白紙委任状にもそれほど深い意味はないようだし・・逆に、もっとスパイ活劇っぽく、ガジェット(最新電子機器)を駆使したはじける展開にした方が今風でよかったのかも。
とはいえ感心した着想点も1つ、書類裁断機内に複写メモリーを忍ばせて、機密情報を抜き取るという発想は素晴らしい。まあ、現実的にそんな大事な書類を裁断するのかはよくわかりませんが・・詳細をみるコメント0件をすべて表示