内閣官房長官・小山内和博 電光石火 (文春文庫 は 41-30 内閣官房長官・小山内和博)

著者 :
  • 文藝春秋
2.99
  • (4)
  • (21)
  • (32)
  • (20)
  • (5)
本棚登録 : 322
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167902711

作品紹介・あらすじ

待望の新シリーズ、堂々登場!これは本当にフィクションなのか――元警視庁公安部出身の著者が、内閣官房長官を主人公に徹底的なリアリティーで官邸を描く!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 内閣官房長官と、警察庁からの長官秘書官を軸に、政治と情報の関わりを描く。

  • モデルは、菅義偉官房長官でしょうね。
    人事的な掌握力が、すごい。
    官僚の人事権さえも握ってしまった。
    女性の地位向上ということで、官僚の人事に
    割り込ませるために、身元調査をする。
    その中には、政治的な思想も含めてチェック。
    この無理やりさが、安藤内閣の女性大臣の不作をもたらすのだろう。

    沖縄問題に関する見解が、なるほどそうやって、物語を組み立てているのか?
    と意外と納得。国益の考え方が、根本的に間違っているね。

    内閣官房機密費が、女性問題を起こした議員の隠蔽に使われるとは、
    まさに、握りつぶすためのお金。困ったもんだ。

    安藤総理一強になったのは、官房長官の徹底した
    対立候補に対する対策をきちんと立てていることにある。
    そして、野党の分裂もうまく作り上げている、
    なるほど。なるほど。
    自分のポジションをよく理解して、適確な判断力が、
    現在を支えている。

  • 情報を制するものが権力を制す。それが官房長官・小山内和博の哲学だ。総理のイスをめぐる権力闘争、水面下で蠢くスキャンダル、国際テロ組織による宣戦布告…相次ぐ政権の危機をどう乗り切るのか。

  •  こんなに与党は、あれこれ考えているんですよと言われても、品性や人間性のなさは如何ともし難くないか。安藤さんも、小山内さんも。失敗の無い政治話は、魅力も薄れる。

  • いまひとつ

  • 2016/3/12 14読了

  • かこやあかまたなくぬ

  • オチが無い

  • 菅官房長官をモデルにした小説で、最初は面白く読んだけど、結果的に何か尻切れとんぼというか、物足りない終わり方だったかな。

  • つまらない〜!菅とか自民党をよいしょするだけで中身ゼロ。新聞報道の後追いが全て。なのに、いかにも警察官僚らしい自信満々の自画自賛。途中から1ページ2行の飛ばし読み。アホ臭さが我慢できない本でした。

全21件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1957年、福岡県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業後、警視庁入庁。警備部警備第一課、公安部公安総務課、警察庁警備局警備企画課、内閣官房内閣情報調査室、再び公安部公安総務課を経て、生活安全部少年事件課に勤務。警視総監賞、警察庁警備局長賞など受賞多数。2004年、警視庁警視で辞職。衆議院議員政策担当秘書を経て、2007年『警視庁情報官』で作家デビュー。主な著書に「警視庁情報官」「ヒトイチ 警視庁人事一課監察係」「院内刑事」シリーズ(以上、講談社文庫)、「警視庁公安部・青山望」「警視庁公安部・片野坂彰」シリーズ(文春文庫)など。現在は危機管理コンサルティングに従事するかたわら、TVや紙誌などでコメンテーターとしても活躍中。

「2022年 『プライド 警官の宿命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

濱嘉之の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×