64(ロクヨン) 下 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 436
  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167902933

感想・レビュー・書評

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  • R1.5.2 読了。

     ロクヨンと誘拐事件の裏にあった秘密、幸田メモ、無言電話などなど。後半に謎が説かれた時にそれまでひとつひとつが点でしかなかった事柄が、線になり思わず鳥肌ものだった。面白かった。
     また、警察組織の警務部広報課という部署についても、勉強できて良かった。

  • 有名で名前をよく目にするので読んだけど、
    執念みたいなものは感じた、どこまで自分のものにしたか疑問?
    よくこんな状態でレビューをかけるわ!と厚顔無知に我ながら感心する。
    何よりすぐ書かなければ、よほどの作品でない限り
    書く内容を忘れる。

  • 記者クラブとの軋轢、ロクヨンをめぐる刑事部と警務部の全面戦争。その狭間でD県警が抱える爆弾を突き止めた三上は、長官視察の本当の目的を知り、己の真を問われる。そして視察前日、最大の危機に瀕したD県警をさらに揺るがす事件が…。驚愕、怒濤の展開、感涙の結末。ミステリベスト二冠、一気読み必至の究極の警察小説。

  • 広報室長として地元メディアと刑事部の間に板挟みになり、自身の職務に疑問や葛藤を感じながら、生きている男の物語だ。

    多分に加飾されている、と信じたくなるくらい、警察内部の派閥争いの醜さや報道陣のあさましさがこと細かく描かれていて、これが現実だったら市民としてはうんざりするな、としみじみ思う。

    現代では誰もがネットを通じて偶然目にしたスクープや、個人情報の暴露を発信できるけれども、携帯電話自体がまだインフラとしてしっかり整っていないようなネット未開の時代は、こんな世情だったのかもしれない。
    情報についての意識や扱いは、きっとこの四半世紀くらいで大きく変わったのだろう。

    後半、話が急展開する。
    その展開の大本となったある人物の執念の行為については、現実的とはとても思えない部分があるのだけれど、フィクションとしては面白かった。

  • 映像映えするだろうな、というのが読んでいての印象。
    記者会見の場面、目崎さんが車を走らせる場面。
    きっと迫力ある映画だったんだろうな。
    すべての内容にはっきり答えが出きった
    わけではなかったので、これはどうなるんだろう
    (どうだったんだろう)と思える部分は残ったが
    どう決着がつくのか、気になって一気に読めた。
    64の犯人とこんな風につながってたのか、と最後は
    驚きもある展開でした。

  • 記者クラブとの軋轢、
    ロクヨンをめぐる刑事部と警務部の全面戦争。

    その狭間でD県警が抱える爆弾を突き止めた三上は、
    長官視察の本当の目的を知り、己の真を問われる。

    そして視察前日、最大の危機に瀕したD県警を
    さらに揺るがす事件が。

    驚愕、怒濤の展開、感涙の結末。

    **************************************

    こんな展開、想像もできひん。
    最終的に全てが繋がる納得の内容。

    <上>では、何を読まされてるんやろ、って思うところもあったけど、最後まで読んでみて、こんな濃い小説はないなと思った。

    話の流れも素晴らしいねんけど、登場人物もよかった。

    初めて部下ができたと思えた瞬間。
    この人の下でもう一度働きたいと思わせる上司。

    小説だけじゃなくそれを演じてる人を観たいと思った。
    ピエール瀧、観れるやんな。

  • 広報官三上は過去、刑事課に所属していた。
    昭和天皇が崩御した、あの昭和64年に起きた幼女誘拐殺人事件、通称 " 64 ( ロクヨン ) を担当した捜査官であった。
    事件は犯人逮捕に至らず、警察組織の大失態で未だ解決されていない。
    記者クラブ、警察上層部、被害者家族との間で苦悩するが、迷いながらも懸命に立ち向かう。
    横山秀夫ならではの上質なミステリーである。

  • まさか、まさかの展開。
    雨宮さんは何かあるとは思ったけど、そう来たか!
    ぐいぐい引き込まれてしまいました。
    三上さんって男気のある人だなと思いました。そこに美那子さんが惚れたんでしょうね。

  • "警察という組織には、私は決してなじまないだろう。この小説のような世界なら。
    この小説は、常に過去に起きた未解決事件を思い続ける刑事の物語だ。
    そして、事件の被害者家族の思いにも寄り添っている。加害者より、被害者となる人たちは永遠に地獄を生き続けることになる。そんな理不尽さも描いている。
    警察組織の論理、民間企業でいえば社風とでも言えばよいのか、警察組織についての物語でもある。
    異業種の世界を観ることのできる小説はおもしろい。ミステリーとしても素晴らしい。文句なく★5."

  • これって刑事ものでも誘拐ものでもないよなぁ。じゃぁ なに?って聞かれるとすぐ思いつかないけど。尾崎さんが 本返してくれるときに 思ってた内容と全然違ったって言ってたけど これ読んでそう思う人多い気がする。わたしもそうだったし。
    そもそも横山秀夫の本って 面白いのか面白くないのか ビミョーな話が多い。この人の本で すごく面白かったーっていうのは読んだことないかも。でもなぜか買っちゃうんだよねぇ 笑。
    そろそろわたしの好きなジャンルじゃないって 心の整理をした方がいいのかも。

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著者プロフィール

横山 秀夫(よこやま ひでお)
1957年東京都生まれ。国際商科大学(現・東京国際大学)卒業。1979年に上毛新聞に記者として勤務。『ルパンの消息』でサントリーミステリー大賞佳作を受賞したのをきっかけに退社。以後フリーランスライターとして活動。1998年「陰の季節」で第5回松本清張賞を受賞し小説家デビュー。2000年『動機』で第53回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞。2002年『半落ち』が「このミステリーがすごい!」1位となり、第128回直木賞候補作となるが、そこで起きた様々な論議から、直木賞決別宣言を出すに至る。『半落ち』は2004年に映画化されて高い評価を得ている。その後、2004年『クライマーズ・ハイ』で第1回本屋大賞第2位、映画化されヒット。2013年刊行の『64(ロクヨン)』で第10回本屋大賞第2位、「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」各1位を勝ち取り、大ヒットとなった。

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