コンカツ? (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.47
  • (39)
  • (103)
  • (106)
  • (35)
  • (5)
本棚登録 : 1088
レビュー : 97
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167902964

作品紹介・あらすじ

笑いと涙の婚活エンターテインメント!顔もスタイルも悪くないのになぜかいい男との出会いがない! 合コンに打ち込む仲良しアラサー4人組は晴れて幸せをつかめるのか?

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『華を匂わせながら獲物を待つ?』

    相変わらず石田衣良さんの作品は街が似合う。そして、お洒落なファッションと美味しい料理、お酒、そしてピリリと効かせた風刺のバランスが読者を物語の舞台へと引きずり込む。

    なぜ人は異性を求めるのか、恋はどうやって始まるのか、失敗を恐れない。たくさんの男女。まるで僕には想像もつかない夢物語。こんなにおしゃれな恋を魅せられたら、もうサンダルを突っ掛けて街は歩けない。いつもよりちょっとだけ長く鏡と睨みあって、笑顔を確認してみたり。次へ生活へ繋ぎたくなる。

    今を生きているのに乾いた振りをしてる僕にはぴったりの1冊。恋せよ中年男女たち。

    女子の頭の中は僕はこの程度だと思う。失礼か失礼じゃないかは、自分の胸に手を当てれば明確。

  • コンカツだけでなく、
    親のこと(このシーンで不覚にも泣いてしまった)、
    友人のことを考えるきっかけになった

  • 題名と裏のあらすじを読んで即買い。

    しかしちょっと期待はずれだったかなぁ〜。

    途中まではわかるわかると思いつつなかなかエグってくる内容に我が身を振り返りつつ考えながら読んでいたのですが後半の展開があまりにもありがち過ぎて最終的にコンカツ関係無いというかありきたりなラブストーリーにただコンカツイベントつけただけのような印象になってしまったのが残念…。


    ただ唯一涙ぐんだのが主人公の父親の不倫に走った流れの話。
    あれ1番エグいし何だか泣けてしまった。

  • 1人海外旅行に出発前の空港で買った1冊。
    内容的にも重量的にも軽くてすぐ読めるようなものを探した。
    始めの方は読み進めるのが億劫になるほどどうでもいい4人の女性の恋愛の話。
    男性を顔や装いで判断する、女性は蹴落とす、というような女性の怖さが全面に出たような内容で、みんながみんなそうなので少し気持ちが悪い。
    後半はやっと、先が気になるような展開になってくるが、物分かりが良すぎて、そんなに簡単に心変わり?と思ってしまった。
    終わり方も物足りなくて、ここで終わり!?と目を疑った。

  • 二九歳独身の健康な女性=智香(ともか)が主人公の恋愛小説です。
    劣等感が無い、さりとて、優越感を持つのでもない、自分のことを控えめに「恵まれている」「ラッキーだった。」と思える健康な女性です。
    恵まれていて、ラッキーならば、素敵な恋愛&結婚をして、幸せになりたい。(と僕は思う。)
    と言うわけで、僕はハッピーエンドを期待して読みました。

    でも、盛り込まれているエピソードは気を揉むモノばかり。
    待ちきれずに、中程まで読んだところで、結末を少し読み、また戻って続きを読みました。
    でも、
    「どうして、そう言う結末になるの?」
    「え?不幸になるの?」
    「そういう、展開?」
    と結末を知っているのに、プロセスが読めません。
    特に、修羅場の入れ方が面白かったです。
    奇抜。なおかつ、説得力があり、
    物語を動かす効果的なシチュエーションと役回り。
    素晴らしいです。

    また、今まで僕が恋愛で感じたことが、ほぼそのまま智香も感じており、リアリティーが強烈です。
    「つきあい始めたときに気が付いていた、気になる点。好ましく思えない癖、趣味、センスがあった場合、どんなに努力しても、相手を変身させることはできない。自分が好ましいと思える恋人に改造することは出来ない。」
    「条件だけで選んだ相手に後悔するときは、自分の好みを考えていなかったことに気が付く。」
    「指を褒めたら、OKだ。」
    全部盛り込まれていました。

    僕の知り合いに、恋愛がうまく行かなかったときに、
    自分の不利な点を数えて恋愛の失敗の理由として言い聞かせながら生きているような人がいます。
    (自分に言い訳をする)
    また、全て他人(当の恋人、または友人、知り合い、近所、親など)の責任にカウントして「だから、うまく行かなかった。」と納得するのが上手い人もいます。
    (人を言い訳に使う)

    そう言う人は、おそらく
    「今日は、これで満足だ。」
    と言う機会がないと思います。
    いつも不満です。そして、自分の不幸を嘆いています。

    言い訳を始めたら、その場で納得出来るかも知れないけれど、将来に向かって進展することも無いと思います。

    ならば、いろいろ(自分についても、他人についても)言い訳ができそうな気がしても、言い訳はしない。
    「自分はツイている。」
    「案外恵まれている方だ。」
    と自分に呪文を掛けて、前向きな方策を考えてみるのが良いと思う。
    それが、自分の将来に待っているハッピーと出逢う扉を開けることになるのではないか、と思いました。

    僕は、智香のように、
    失敗は明日の糧、
    トラブルは対処するモノ。
    ポジティブな生き方で未来を切り開く彼女に乾杯する者です。

    僕も、今の自分の状態を呪うよりも、この状態を
    「神が与えた試練です。」
    とうそぶいて
    「制約がある方が、やる気がわくってもんだぜ。」
    と元気にやっていこうと思いました。
    「情けは人のためならず。(自分のためになるものだ。)」と言うことわざがありますが、
    小説の主人公=智香の場合は、
    さしずめ「正直さは、人のためならず。」
    と言うところだろうと思います。

    智香の言い訳をしない正直な生き方が、
    正直な友人を呼び、
    正直な恋人を惹きつけるのだと思います。
    心に灯火が灯り、勇気が沸きました。

  • シューカツに引き続きちょうど主人公と同じ年頃なので共感できた。

  • 年齢とか自分と重ねて共感できるところがすっごく多かった。
    運命の人と理想の人は違うんだよね。

  • 同じ年のアラサー女子に借りて、
    あれ?うちらのこと書いてない?
    てなった。

    男性並みに働いて、稼いで、プライドも無駄に高くなり、男性への求めるものが増えていく。
    でも、ちょっとした出会いもいちいちときめいたり、もしかしたらこの人かな?て毎回思ったり。

    女子同士の関係も、いろんな男性が通り過ぎていく感じも、なんだかまんまわたしのまわりの生活ドンピシャだった。

    いや。ここまで華ある感じではないけど。。

    石田衣良の取材力と想像力すごい。

  • やっぱり小説はいいな〜!
    もうずっと小説だけ読んでたい。笑

    ルックスも性格も良くて、ばりばり働いてるのに何故か結婚してない30くらいの女性っているよねー!本当に不思議。私だったらこんな人と結婚したい!って思える女性がフリーだったりする。

    そんな人のお話。

    小説でもすごく共感できたのは、この人素敵!いいな!って思っても上手くいかなかったり、最初はイマイチ!って思ってた人と上手く行ったりする。そしてその出会いは突然だったりする。

    あるある、って思える話がたくさんあって、石田衣良さん男性なのに、よく書けるなーって感心しちゃった。

    なんか、怒涛の忙しさから人間らしさを取り戻す良いきっかけになった本でした。満足◎

  • 自分も周りも大半が結婚して、恋バナとかする機会も減りました。合コンしたり紹介してもらったり出会いを求め恋の駆け引き?したり、それを友達と報告し合ってた数年前が懐かしくて読み始めました笑

    上記の欲求も満たしてくれた作品。
    4人の恋愛も様々だけど、他にも色々な恋愛があった。

    婚活中?の友人にもお勧めしてみたいかも。

全97件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2017年 『スイングアウト・ブラザース』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石田衣良の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
朝井 リョウ
伊坂幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印

コンカツ? (文春文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×