- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167902971
作品紹介・あらすじ
期待の作家が描く、江戸の商店街の人間模様芝神明宮門前町の商店街、風待ち小路。途絶えがちな客足を呼び戻そうと、素人芝居を企画するが……。市井の人々を鮮やかに描く逸品。
感想・レビュー・書評
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江戸の商店街の人々の人間模様を描いた連作短編かと思いきや、途中から話し運びが変わって来て、「こういう構成もアリか~」と驚いた。これだと下手すると、とっ散らかって収拾が覚束なくなりそうなものだが、まさにタイトル通り気持ちの良い大団円を迎えて天晴れです。
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志川節子さん、初読みです。「春はそこまで 風待ち小路の人々」、2015.2発行です。読み応えがあります。じっくり味わいました。武家であれ、商家であれ、いい人はいいですね(^-^) 絵草紙屋の瞬次郎と半襟屋のおちせ、鈴之進の幸多き人生に拍手です!
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出張中に読みました。
こういう江戸時代の街の人の話が好き。 -
人間らしい良い所もあればダメなところもある、風待ち小路の個性的な人々の物語。読み始めたときは癖のある人たちだなぁと思いましたが、読み終わるときには人の気持ちが繋がっていくのが素敵だなと思うようになりました。
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201502/面白かった。現代の商売アイディアを作中で違和感なくいかしたり(でも実際当時もそれに近いことをやってたってのもすごい)登場人物達も正しいだけじゃないのが人間味あっていい。でも、大人の都合で必要以上に早く大人にさせられてしまう子供の話は切なかった。
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【期待の作家が描く、江戸の商店街の人間模様】芝神明宮門前町の商店街、風待ち小路。途絶えがちな客足を呼び戻そうと、素人芝居を企画するが……。市井の人々を鮮やかに描く逸品。