ガス燈酒場によろしく (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2015年2月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167903039

作品紹介・あらすじ

風に吹かれて1000回。「週刊文春」連載エッセイ



連載千回を超え今日も好調。モデルデビューしたかと思えば沖縄でマグロ釣り……と東奔西走の日々、大震災でシーナも激しく揺れた。計画停電の街で思う。ガス燈くらいで満足なのだ。

みんなの感想まとめ

多彩な体験とユーモアが詰まったエッセイは、著者の人生の節目をリアルに描写しています。週刊文春での連載を経て、著者の独特な視点や軽快な語り口は、読者に新鮮な感覚を提供します。特に、震災前後の時代背景を通...

感想・レビュー・書評

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  • 著者のエッセイとしては割と新しい本のひとつ。
    10年ちょい前に週刊文春で「連載1,000回」を突破した連載エッセイ「赤マント」を収載したシリーズの最終版・最新版のようだ。掲載紙のエッセイをリアルタイムで読む機会は殆ど無かったので、新鮮な気持ちで初読出来たのは良かった。
    時期的には、2011年3月の東日本大震災前後の2-3年。著者が今の自分より3-4歳上だった頃のもの。その意味では、今の自分とほぼ同年代の著者の行動や思索の足跡を読むことが出来る。だからこその納得や共感、共鳴も味わえるのが面白い。
    ただ同時に、以前の著者の破天荒かつ底抜けに明るいテーマや描写とは裏腹に、著者自身の加齢のせいなのか、それとも著者を取り巻く日本、世界の潮流のせいなのか。いまひとつ文章に勢いや覇気が感じられず、どこか少し膿んだような、モヤモヤした気分が横溢しているような気がするのは気のせいか。
    著者も来年(2024年)で満80歳。もう隠居したってイイ歳なのだ。
    多少膿んでも枯れてもいいので、引き続き、ぐゎしぐゎしと元気良く活動し、書き散らしまくってもらいたいものだ。

  • 2017/11/04読了

     椎名さんの本は久しぶり。本書はコラム調の与太話であるが、内容はなかなか面白い。

     「かみつ木の愛」が特に印象に残った。プラタナスの木がフェンスにかみつくように絡んでいるのを見て、「木とフェンスが愛し合っている」と解釈する。自治体これを引きはがそうとすると、「鉄柵かみつきの自由」がプラタナスに保障されると解釈し、「愛する彼らの純愛を引き裂かないでやってほしい」などと述べる。
     作家ならではの感性なのだろうか。面白いことを考える。他にも、SF映画の話、シーナさんの日常の話など、どれも面白く読める作品だった。
     しかし、年刊数十冊もの本を書くシーナさんは偉い。少し休んだらいいのに。

  • 週刊誌連載千回突破の新宿赤マントシリーズ、「シーナ」ワールド満載の一冊だけど、マグロを釣ったり大好きなビールを飲む飲む、でついに「シーナ」が痛風に・・・。痛風に苦しむ「シーナ」に震災が・・・。

  • 中学生時代の昔っから慣れ親しんだ、変わらずのシーナ節な書き物。ただ時代なのか、小難しい感じも端々に見えるところが気になった。もっと奔放だったよーな気がするんだけどな。

  • 赤マント。東北の震災が起きた頃まで。時々,ヒットがある。打率1割5分といったところ。でも試合に出続けているのがすごいところ。私の仕事の打率はどうなのか?

  • シーナ世界は大好きです。今回も炸裂しています。どう考えても楽しい人生です。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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