虚像の道化師 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2015年3月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784167903114

作品紹介・あらすじ

二冊分の面白さ! ガリレオ文庫版、お買い得です

天才物理学者・湯川と草薙刑事のコンビが難事件を解決する、シリーズ王道の短篇集。単行『虚像の道化師』と『禁断の魔術』に収録された全8編のうち7編を、文庫版オリジナルの再編集で登場!
「幻惑す」「透視す」「心聴る」「曲球る」「念波る」「偽装う」「演技る」

みんなの感想まとめ

オカルトと科学が交錯する短編集は、全7編から成り、それぞれが独自の魅力を持っています。各話は綺麗にまとめられ、読み応えがあり、特に「演技る」では衝撃的な展開が待ち受けています。湯川の人間味が感じられる...

感想・レビュー・書評

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  • オカルトVS科学その内容、ボリュームに圧倒される。短編7話でいずれも読み応えがあり、綺麗に落とされる本当に素晴らしい作品かつ、素晴らしい作家さんだと改めて思う。

  • 本作も面白い。7つの短編集からなる作品ですが、どれもよく出来てるなーと思います。少し無理が無いかい?と思うシーンもチラホラあるにせよ、いずれの話しもすんなり楽しんで読ませていただきました。7話目の「演技る」は個人的には展開真相動機のいずれもなかなか衝撃的な話しだったなと。面白かった!これでガリレオシリーズ7作目が読み終わりました。8作目「禁断の魔術」に進みます!

  • ガリレオシリーズ。7編からなる短編集。
    どの話も読み易くて面白い。湯川の人間味が溢れていた。

  • ガリレオシリーズ第7弾。7つの短編を収録。短編だとどうしても話の深みがなくなるが、手頃に読むには良い。短編といっても、475ページあり、読破すれば満腹感。第6話、傘のお礼で犯人女性に親切にする湯川准教授が印象に残った。

  • 久しぶりのガリレオシリーズだが、こんな短編ばかりだったかと思ってしまうほど軽い内容。念やテレパシーなど、どう物理学に結びつけるのかと思ったら、意外と簡単な仕掛けのようだ。それにしても、友人と同期の刑事や、山荘での事件など警察でも気が付かない内容を、事情を聞いたり写真を見て解決に結びつけるのは物理学を離れても凄すぎる。

  • 初期のガリレオシリーズに比べ、物理現象の解明そのものよりも、「なぜこの事件が起きなければならなかったのか」という動機の解明に重きが置かれているように感じられた。

    シリーズらしく真相が明らかになる爽快感がある一方で、どこかほろ苦さや切なさが残るエピソードも多く、読後感には深い余韻があった。

    長編のような派手な展開はないが、短編ならではの濃密さで、一話ごとの満足度が非常に高い一冊だった。

  • ガリレオ シリーズ7

    帝都大学 物理学科 准教授 湯川学が、草薙刑事と、内海薫刑事に協力して、難事件を科学的に解決する、7編の短編集。

    《幻惑す》
    信仰宗教の教祖が、『自分が送った念で、信者が飛び降りた』と自首してきた。
    《透視す》
    草薙が湯川を連れて行ったクラブのホステスは、透視するのが、得意であった。
    《心聴る》
    ある会社の部長が、投身死した。彼の不倫相手も、三ケ月前に、自殺していた。
    二ヶ月後、彼の部下が、幻聴のせいで、傷害事件を起こす。
    《曲球る》
    プロ野球選手の妻が、スポーツクラブの駐車場で、車上荒らしの男に殺された。
    《念波る》
    双子の姉妹の一人が、テレパシーで、もう一人の危機を当てた。
    《偽装う》
    湯川と草薙は、大学時代の同期の結婚式に招待された。
    披露宴会場の近くの別荘で、両親が殺されていると、娘から、届けがあった。
    《演技る》
    殺人現場を色々とトリックを使い、アリバイを作り、第一発見者となる女。

    短編なので、あっという間に、解決され、
    軽ーく読める。

  • 読みやすい短編集ではあるけど、
    単調に読んでしまった節があります。
    隙間時間に読むにはちょうどよかった!
    けどやっぱり、長編が好きかも!

  • 初めて読んだガリレオ先生シリーズ第7弾。(現在は8作品まであるみたい。)
    7つの短編集でどれもサクサク読み進められました。

    刑事:草薙が担当する事件に、大学からの友人:湯川教授も関わって科学の視点を交えて解決していくのが面白いし、短編なのでそこまで複雑ではないのがまた良い。
    個人的には<第三章:心聴る(きこえる)><第四章:曲球る(まがる)><第六章:偽装う(よそおう)>が特に好き。

    草薙と湯川の会話は素っ気ないけどお互いを信頼してるのが伝わる関係も良い。
    どんどんお互いの思考も似てきている気がする。

    ドラマ化や映画化された作品もあるし、他の作品も全部読みたい。

  • ガリレオシリーズの短編集。
    どれもこれも、よく思い付くなぁと思うようなネタと、それから、話の組み立て。前にもどこかに書いたけど、東野さんのは100ページくらいがちょうど良くて、一気に読めるのに、ある程度の奥行きもあって、読み応えもそこそこある。今回はだいたい75ページくらいの短編だから、そのへんがちょっと微妙かな。いや、もちろん面白いんだけどね。

  • 天才物理学者 湯川が改名する人気連作ミステリ第七弾。指一本触れずの転落死させる術。他人には聞こえない囁き。女優が仕組んだ罠。刑事はさらに不可解な謎を抱え、あの研究室のドアを叩く。7つの短編に彩られた東野圭吾さんの珠玉の短編集。

    ガリレオシリーズの短編集は、「ガリレオの苦悩」が、最高にすきでしたが、それを超えてきました。全部のお話を紹介したい気持ちはありますが、長くなるので、特によかったふたつを紹介。

    心聴る(きこえる)

    天才物理学者と警視庁捜査一課の草薙の絆が描かれる。

    「草薙は、素人の僕の意見を尊重する。女性の、しかも後輩刑事の声にも耳を傾ける。あなたには、彼と同じことはできないのかな?」

    「人の意見に耳を傾けないのは、怠け者のやることだ」

    そして、本作でNo1に好きなのが、曲球る(まがる)

    引退間近のプロ野球選手の妻が殺されてしまう。慰留品の中には、夫に覚えのないプレゼント。妻は浮気をしていた…?

    心温まる読後感。今まで読んだ短編の中でも特に好き。

    短編があまり得意ではない、という方も、中にはたくさんいらっしゃるかと思います。ただ、「虚像の道化師」は短編の良さが詰まってます。みなさんも興味があれば、ぜひ、手に取ってみてくださいね。

  • ガリレオシリーズは安定のおもしろさがある。短編であるがゆえに物足りなさはあるが、どんどん読み進められる。やっぱり、長編が好き。

  • 教祖の浄化パワーの謎「幻惑す(まどわす)」、銀座ホステスの透視マジック「透視す(みとおす)」、犯罪を誘発する幻聴「心聴る(きこえる)」、ロートルピッチャーの復活「曲球る(まがる)」、双子姉妹のテレパシー「念波る(おくる)」、遺産相続絡みの偽装「偽装う(よそおう)」、劇団員のリアルな演技の追求「演技る(えんじる)」の7篇収録。

    ストーリー的には不自然さを感じる作品が多かった。「曲球る(まがる)」「偽装う(よそおう)」のハッピーエンドな終わり方は好き。

  • ガリレオシリーズ短編集

    ガリレオシリーズ大好き!
    我らの湯川先生と草薙、内海!!

    いつもの登場人物の何気ない会話とやり取りがシリーズ物読む時の楽しみ。

    今までにくらべるとすごく面白い!っていうのはなかったけど安定に面白いのがガリレオシリーズ

  • ガリレオシリーズは良い…
    久しぶりに読む草薙、湯川に心躍らされた第一章「幻惑す」(まどわす)、少しウルッとさせられた第四章「曲球る」(まがる)がなんとも印象的。

  • ガリレオシリーズ7作目は7編からなる短編編成。
    超能力、テレパシーといった非科学的現象。
    それを見立てたトリックを科学的検証の元解決に導く。
    ガリレオシリーズらしい中身で物語が進んでいく。
    様々な出来事の真相の解明。どれも驚かされました。
    今回も面白い作品でした。
    「念波る」とラストのメール画面を見た後の湯川がどういう反応を示すか。気になりますね。

  • 【ガリレオシリーズ7】
    7話短篇集。ドラマで数話記憶がある。

    不思議な現象を科学的に解明する湯川准教授の活躍も、だんだん人間ドラマを加味していき、厚みがでてきた。

    科学捜査に徹したシリーズがよい人には、路線変更が不満かもしれない。わたしは、物理がとても、とても苦手だったので、トリックはサラッと流し、その他の人間模様や心理の吐露の方に傾いてきてよい、と思ってる。

    『曲球る(まがる)』『偽装う(よそおう)』が好みだった。

  • ガリレオシリーズ!7つのお話が入った一冊になってて読み応えありました(^^)

    どれもおもしろかったですが「透視す(みとおす)」と「偽装う(よそおう)」が良かった。
    最後のお話「演技る(えんじる)」は犯人の庇う気持ちにゾッとなりました。花火の写真、どういうこと??笑 

  • 再読。前に読んだことはすっかり忘れていたので、楽しめた。
    ガリレオの短編集。
    湯川先生と草薙の会話が好き。
    仲間の結婚式に呼ばれた2人が、陸の孤島と化した土地で事件に遭遇…、という話がお気に入り。
    推理も、犯人の過去や解決、その後の救いといった図式がとても好き。

  • シリーズ物なので買った一冊。

    サクサク事件が解決していくのでスピード感があり面白かった。

    短編だと内容が浅いとか思いがちだが、この本は感動したり感心したりといろいろ感じる事ができ、内容が浅いとかあまり感じなかった。

    ちょっと飽きてきた感じがあるシリーズだが、読んでみるとまた次が読みたいと思えた小説でした。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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