虚像の道化師 (文春文庫 ひ 13-11)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (475ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167903114

感想・レビュー・書評

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  • ガリレオシリーズ7作目。短編集。
    安定して面白い。新興宗教の手口を解き明かす「幻惑(まどわ)す」双子の姉の危機をテレパシーで知ったという妹の「念波(おく)る」が特に好きです。湯川先生もっと偏屈なイメージだったけど、なんか丸くなった?人情派になった?偏屈だけどここぞという時に優しさを見せるところが好きなんだけどな。このシリーズはトリックの解明がそういう科学装置がありました、というのが多いのでへーそうなんだーで終わってしまう。最後の「演技(えんじ)る」は湯川先生あんまり関係ないし、ちょっとネタ切れなのかな?と感じた。

  • ガリレオシリーズの短編集。

    色んな種類のお話があって面白かったですが、後半は無理矢理湯川先生と繋げてきてる感がありました。
    台湾の習慣を知ってたり、劇団と繋がりがあったり、、

    湯川先生の絡み方だけ違和感を感じましたが、トリック自体は流石で予想も出来ない内容でした。
    もうトリックを考えるのは放棄してますけど、物理が全然分からない人でも理解出来るように説明してくれてるのがいつもながらすごいです。

  • 7編の短編小説
    新興宗教、透視マジック、超音波、プロ野球の投手、テレパシー等々
    著者の知識、引出しの多さには毎々驚き、感心します。
    テクだけでなく、ドラマがあるからストーリーに引き込まれてしまうんです。

  • 最後の「演技る」が面白かった。

  • 3/5くらい

  • ガリレオシリーズ第7弾

    今作は短編集になっており、1つの話が15分程度で
    サクサク読めるのがいいところ
    それでも内容はとても濃くて面白いのが本当にすごいと思う

    個人的におすすめの話は「透視す」
    家族の話は涙腺が弱くなるんよなー

  • かなり久々のガリレオシリーズでした。一つ一つのお話に、トリックだけでなく、登場人物のストーリーがあるのが良いですね。つまらない話がないのがさすが東野さんです。

  • 7章も入ってる短編集。
    透視す、心聴る、偽装すが面白かった。
    今までは湯川とまた違った一面が見れてよかった。

    偽装すに出てくる警察官が好き。

  • 短編集苦手でしたが、この作品は読みやすかった。
    1つ目の話凄く印象的だった。
    宗教やら信念やら絡んでて、へぇーと思った。

  • 久しぶりに読んだガリレオシリーズ。
    やっぱりおもしろかった!
    短編は科学で悪の化けの皮を剥ぐ
    小気味良い感じがいいですね。

    そんな中で、解いた謎が心も溶かす
    『曲球る まがる』は、しんみりと。
    世間で流布する「双子の共感力」が関係する
    『念波る おくる』も
    実際そういう話はよく聞くので
    どのへんがトリックなんだろうと思ったら…。
    終わり方もニヤリとさせられました。

    タイトルのもとになっている
    『演技る えんじる』が全7話の中では
    好みだったかなぁ。
    倒叙ものなのに、ひねりがあったので
    テンション上がりました〜。

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著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。

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