- 文藝春秋 (2015年3月10日発売)
本棚登録 : 33人
感想 : 6件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167903190
みんなの感想まとめ
困難な時代背景の中で、登場人物たちがたくましく生き抜く姿が描かれています。戦国末期の安房の国、里見家に仕える武士・強右衛門は、さまざまな試練に直面しながらも、前向きに未来を見据えて奮闘します。彼の姿は...
感想・レビュー・書評
-
『死』より『生』
主家は落ちても、なんだか、happyな気持ちになるエンディング。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
厳しい戦国の世ではあるが、登場する人達は、たくましく未来に向かって生活している。ああ、自分も頑張らねばと、読み終わって思う。おばあさんの一言一言が、現状を打破する知恵になっているのは、面白い。
-
江戸時代も意外にすみにくいものなんだ
-
戦国末期から大坂夏の陣にかけて、安房の国・里見家に勤める武士の強右衛門が、時代に振り回されて困窮しながら奮闘する姿が描かれます。
戦に勝っても領地は減らされ、追い詰められても何とか頑張る強右衛門にも好感が持てます。
如何にも岩井さんらしい、下級武士の前向きの生き様を題材にした話。
嫁姑の戦いもどこかユーモラスで楽しい話でした。 -
戦国の覇者である秀吉や家康からみたら、豆粒のような半農武士のしたたかさ・・・ちゅうと、ちょっと違うか・・・。
次から次へと時代の荒波をひっかぶって、頭を抱えながら、なんとか生き抜く・・・ちゅうのも、ちょっと違うか・・・。
どこかあっけらかんとしてて、でも、必死に生きる道を探ってて・・・こういうのんが、岩井三四二さんのうまさですね。最後のシーンが法事のせいか、私たちのご先祖様は、みんなこんなんだったんかなと思わされました。
夫婦がどうやって食っていくんかという言い争いを始めると、決まって、部屋から老母が出てきて、鉦を鳴らし、先祖に手を合わせるシーンも、ふふっと笑いたくなりました。
著者プロフィール
岩井三四二の作品
