- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167903206
作品紹介・あらすじ
笑って泣いて怒って再び笑う――旅は恋とよく似ている母を亡くした美雨は「台湾の三人のおじさん」を探しに台北に。彼らは母のかつての恋人か、それとも…三都の旅をめぐる女たちの物語。
感想・レビュー・書評
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なじみのない場所に飛び込んでいくのって、大変だけどやっぱり新しい世界が拡がっていくものなのだなあ。
アジア圏だと、混とんとしているから、なおさら。 -
20150701読了
#鉄道 -
マンマン・ゾウ のろのろ歩け
残りの人生 これで行こう! -
台湾編が、一番良かった。
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台湾に、北京に、上海に
行きたくなった。
アジアの都会の、雑多な、少し臭くて汚くて
エネルギッシュで不安でワクワクする
あの感じ -
どうして会ったばかりの人がこんなに好いてくれるのか、羨ましい。
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初中島さん。文体がドライでとても読みやすかった。舞台は台湾、北京、上海。北京編での一文。「さよならの代わりに「慢慢走」って言うんだよ、まあ、ゆっくり行けよって感じかな」とてもいい言葉だなあと心底思った。お別れの時、「ゆっくり行ってね」ってとても優しくてなんとも温かい。よし早速使ってみようと中国人男子に得意げに「慢慢走」と言ったら、まずきょとん、とされ、続いて「慢走」か、と言われ、「それとても古い言葉。もう使わない」と一蹴。儚く終了。現代語じゃないかもしれないけどさ、わたしは使おう。だって美しいんだもん!
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特に台湾編、「めんぎゃっ」など、その土地の音も捕らえる作者の感性が好きです。
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中島京子さん「のろのろ歩け」読了。台湾・北京・上海を舞台にした三つの中編。やはり好きだな、中島さんの作品。台湾及び中国の方が素敵に描かれています。
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それぞれ台湾、北京、上海を舞台にした女性を主人公にする3つの短編。
なんだか中島さんらしさが感じられません。
帯には「恋にも似た、女たちのささやかな冒険」とか「家で読む旅小説」とかあります。ある意味、帯が示す通り特定のテーマがない。いや、テーマなど無くても良いのですが、なんか中途半端でボヤッとした感じ。中島さん独特の「おかしみ」も感じられないし。
ま、そんな事もあるのでしょう。 -
物語の展開に起伏がない、盛り上がりに欠ける。
中心となる男女の会話が、取るに足らないやり取りで必要性もない。
舞台となる地名や場面が出てくるが、作者の個人的な思い入れだけで書かれているようで印象が薄い。
中国人が片言の日本語で話す場面描写は不愉快。